#「むかし・あけぼの」 新着一覧

「29」 ③
・「灯を灯を灯をもて」と帥の大臣(兄君、伊周の君)は、声を震わせられる「宮どうなされましたお心をたしかに」弟君、隆家中納言も、動転していられた灯を灯を

「29」 ②
・定子中宮の御産の予定日が、近づくにつれて内裏からは、ご出産用意の品が、次々届けられて...

「29」 ①
・<山近き入相の鐘の声ごとに恋ふる心の数は知るらむ>(清水寺の夕べの鐘の音、一つ、二つ...

「28」 ④
・「それからおばさま、もう一つお願いがございます」娘のほうは、かなりうちとけてきたよう...

「28」 ③
・「話があとさきになって、ごめんなさい」と娘は可憐にいったもう、六、七年の宮中ぐらし、...

「28」 ②
・定子中宮のおん乳母、母君、貴子の上の妹の大輔の命婦、この人が夫の転任で、日向に下るこ...

「28」 ①
・彰子中宮が、あらたな年若き后として、藤壺へ入内されたときの美々しさは、はじめての入内...

「27」 ④
・甘え鳴きをする翁丸を見て、「興ざめなものは、昼吠える犬、と思っていたが、この翁丸は別...

「27」 ③
・翌朝見ると、まだその犬は柱のそばに坐っているやや元気になったようだが、おどおどした目...

「27」 ②
・(どうしたのかしら、どこの犬なの、ひどく鳴くのね)といっていると、いつもはそのあたり...

「27」 ①
・内裏には、猫があまた飼われている主上は動物がお好きでいらして、猫も犬もお可愛がりに、...