#「むかし・あけぼの」 新着一覧

「26」 ④
・若宮のおん百日は、二月十八日になるこの日は主上も、北の対にお渡りになり、お祝いになったが、その準備のため、行成卿はしばしば北の対を、訪れられるそして以前のよう

「26」 ③
・主上ご一家の、しめやかにも楽しい語らいは、尽きぬようであったが、どことなくそれも、人...

「26」 ②
・定子中宮のかつての栄光を、忘れることは出来ないものの、それを上回る未来への希望が、私...

「26」 ①
・これも経房の君の、もたらしてくれた話によると、藤壺へ渡られた主上が、お笛を吹いていら...

「25」 ④
・三年前の長徳二年の暮れ、姫宮がご誕生日なったときは、人々はひそかに、(姫宮でよかった...

「25」 ③
・あの細殿は、私にもなつかしかった登華殿の西廂、あれは清涼殿への道なので、男たちが絶え...

「25」 ②
・生昌が言うには、兄、惟仲中納言が私をほめていた、という私はいぶかしいばかり「ほんとう...

「25」 ①
・「ハイ、シーッ」の生昌は、いったい何を思って私の部屋へ、やって来たんだか、「いや惚れ...

「24」 ⑥
・生昌がやってきて、「中宮さまに、おとりなしを願いますこのたびのお成り、生昌一世一代の...

「24」 ⑤
・「そうだろうと思ったよ」棟世はうなずいて、「摂津は近いから、いつでも来ればいい、好き...

「24」 ④
・今度こそ男御子でいられたら、と伊周の君などは狂喜して、すぐさま千日の修行を、思い立た...