モヒート

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舞台、古い着物、キレイなスイーツが大好きです。

ロープ3回目とヘラクレス

2006-12-25 10:18:06 | 藤原竜也

「ロープ」観劇3回目に行ってきました。

今回は宮沢りえちゃん狙いのパパと一緒の旅でずいぶん気を使ったせいか、あまり楽しめなかった

というか、何度も見るモノではないかも。

竜也鑑賞に徹したいと思ってもご本人からお芝居を観る楽しさを教わったので(勝手にそう思ってる)どうもウズウズしちゃう

観劇後、パパ曰く「竜也はちゃんと仕事をしている」???

これって口ベタな越後人の最大の褒め言葉なのよね

劇場はおろか、ストプレは初体験の彼にとって軟弱だと思っていた竜也さんが「男」にみえたのだろう

うふ、やっと解ってくれたのね。お芝居の内容はさっぱり解らなかったようだけどそれだけ感じればOKよ

根っからの体育会系の彼はどうも竜也さんが痩せすぎなのを気にしていた。

私は見慣れているけどやはり普通ではないあの細さレオタードがちょっぴり余っていたみたい。

加圧トレーニングが効いているのかもしれない。

翌日はパパが上野のバイク屋に行くというので私はダリ展へ

のつもりが物凄い行列だったのですぐにリタイア

とりあえず空いている西洋博物館の前庭でぼうっとする。

と、何と「弓を引くヘラクレス」byブールデルという彫刻が

へーこれがヘラクレスですかい初めてご対面しました。私ってば直ぐにオレステスの弓を射るシーンとロープのノブナガを一緒くたにしてしまいました

芸術作品をこんな見方で咀嚼するなんてどうかとも思うが仕方ない。どうしてこんなに足を開かなければならないのか、不思議…

周りを見渡すとロダンの「考える人」、「地獄の門」「カレーの市民」など芸術作品が無料で見れる。

半日位ここに居て陽だまりの中、じっくりと彫刻と対峙してみるのもいいかもしれない。

その後パパと上野のアトレレストラン街のおすし屋さん「寿し常」で遅いランチを頂く

ホタテにお醤油ではなくお塩で食べる。とっても甘くて美味でした。

 

 

 


身毒丸戯曲

2006-12-21 19:47:01 | 藤原竜也

 

「身毒丸」「草迷宮」岸田理生戯曲集が届いた

早速読んでみる。何で今まで読まなかったのか不思議だ。

DVD等を見過ぎたせいか、竜也さん、白石さん達の声が出てくる。

やはり読む本ではない。

声という媒体を通して日本語の美しさがじっとりと伝わってくる。

シェイクスピアもギリシャ悲劇もかなわない。

試しに音読してみたが恥ずかしいのと聞くに耐えられないのですぐに止めた

美しい日本語を竜也さんがアノお声で喋る。

それだけでも悶絶ものなのにテラヤマのおどろおどろしい世界を私の大好きな白石さんと……

わたしにとって最高の舞台なのだ

でも「母の写真」を撫子と小間使いが磨く場面も好き。

ここで白石さんはまるで歌うようにセリフを言う。

小間使いはそれに対して「どうしてでございますかね」を4回繰り返すだけ。ここも好き。蘭妖子さんでなければできない仕事だ。

この本の最後に岸田さんは「新しい身毒丸の公演中、私は一番幸福な観客だったろう」と書いていらっしゃいます。

今は亡き岸田理生さんに伝えたい。

私も最高に幸福でしたと

アメリカ公演もとても楽しみにしているが、果たして4年前の幸福があるのだろうか、なんて思ったりもする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


いやん、もう!

2006-12-15 17:10:51 | その他

ビートルズ「ラブ」を買っていつものように車の中で聞いた

ゴキゲンになる予定だった。

ところが ほえーっだった。

全然違うシロモノだとは聞いていたけれど此れほどだとは思わなかった

ヨーコさん、これでOKしたのかい?

天国のジョンが聞いたらどうよ?

いやいや、私の頭が古いのかもしれない。こんなに面白くなってるアルバムは又と無いのかもしれない。

でもごった煮はいやーん

こんな事をする必要がないっつーの

ま、それを承知で一応買ってみた私がこんな事言うのもおかしいけど……

全く別な曲になっているわけでもなく、全ビートルズの曲のイントロだの間奏だのはしっこだのがうまい具合に織り交ぜてある。新しく音を入れてあるのも。

        むぅ

ビートルズのアルバムが売り出される度にドキドキし、針を落す瞬間、震えてうまく乗せられなかった。

だから一曲一曲に個人的なこだわりがある。

ビートルズはシンプルなとこが偉大なのだ!

って文句を言う立場でもないか。

ただ、居心地が悪い感じがしているだけだ。

天国のジョンに聞いてみたい、「どう?ポールの味付けは?」って。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ロープ2

2006-12-10 18:42:52 | 藤原竜也

昨日は演劇仲間と忘年会でした

少し遅れて行ったけれど皆さんとても暖かく迎えてくれて楽しい会でした。

今年一年の総括!って堅い話は全然ナシで情報交換とミーハー話でワインは進むのでした。

ロープはどう?と聞かれるけれどネタバレになるのであまり言えない。これから見に行かれる方々、重いものを引きずって帰ってきますよーとだけ言っておいた。

以下ロープ感想ちょっとだけ

 

カテコで竜也さんの笑顔は全く無いようだがむしろニッコリして出てこられたら怖い。

ご自分の演技うんぬんというより、ロープの中の暴力がリングサイドを越え、客席にまではみ出してきそうな無気味さを彼は演じなければならないのだから。

そして見る人にとてつもなく重い宿題を投げかける。

それでとても疲れる

最後にリング下からトレイが出てくるがそれがなお更心に引っかかる。

「俺たちは勇士だ」から「俺たちは勇士か?」にセリフが変わるあたり、どっちにしてもやりきれない思いがよぎる。

私が若い頃、ベトナム戦争はまだ続いていた。

そのせいかタマシイのミライ地区の虐殺の実況は聞いていてすごく気持ちが悪くなる。

まるで八百長のプロレスの実況みたいだからなお更気持ち悪い。

宮沢りえちゃんの透明感が少しは救いなのだけれどそのコトバは重くて暗くスゴイ事を言っている。

ここでノブナガはいきなりアメリカ兵になりロープの外でライフルを乱射する。つまりガチンコで罪もないベトナム人を殺してしまう。

ラストの竜也さんのセリフは今までに無い優しいトーンでちょっとはほっとするがやはり重い問題を提示している。

今日はこの辺で

 

 

 

 

 

 

 

 


ロープ!

2006-12-08 11:21:46 | 藤原竜也

「ロープ」見て来ました

時間とお金の都合上、初めての竜ちゃんマチソワ敢行!

竜也さんには申し訳ないが…

 

      疲れましたぁ

 

身心共にグッタリ来たのは久しぶりでした。

ホテルに戻って寝ようとしてもなかなか寝付けず、結局朝方うとうとしただけ

とても重いテーマでした。

あと何枚かチケットはあるけどもういいかなって思えた

こんな事は初めてなので正直自分でもびっくりしている。

      なんでかなぁ

大体、私は映画でも舞台でも見たり聞いたりした事でもすぐ「その気」になってしまう。

つまり、ミーハーで影響されやすく、自分自身がなくなってしまうと言い換えた方がいい人間だ。

でもって最後に竜也さん演じるノブナガの手から消えていった「びしょびしょのタマシイ」の行き先なんかを真剣に受け取ってしまったような気になっている。

これはモンダイだ

野田マップは正直複雑すぎてあまり好みではない。

過去、現在、未来、戦争や平和、涙と笑い、様々な物が物凄いスピードで舞台中を駆け巡る。

メッセージ性が強く「うっとりする物、カタルシスを起こさせる物」を求めている私なんかには合わない資質を感じる。

でもこんなに疲れるってやっぱり野田ワールドにどっぷり落ち込んだせいだと思う

今日は東京駅で買った「みはし」の葛餅でも食べてゆっくりする事にします

                          

 

 

 

 

 

 

 


雹が降ったよ!

2006-12-02 09:30:28 | 藤原竜也

今朝起きたら何と雹(ひょう)が降っていた

5~1センチもある大粒の雹だ

おまけにその後すごい雷が鳴り響く

これから新潟のながーい冬が始まるのだ。

私の周りの人は冬になると軽いウツ状態に入る。雪や雨や灰色の重い雲が続くので何処にも出かける気にもならず、家に閉じこもってしまう。

それでいて雪かきなどで仕事は増えるので「春までじっと待つ」クセがついてしまう。

それで春になり、タンゴでも踊り出すのかと思えばそうでもない。

でも私に限り、今年の冬はそんな事を言ってはいられない。12月~1月は「ロープ」遠征、その後「コリオレイナス」、「ひばり」…我ながらニナガワ崇拝だと思うが、遠征費を出しても見たいと思うのは今の所蜷川さんの舞台になってしまう

先日ある舞台関係者の方が「新潟には日本一の劇場と観客がいる!新潟に来ると芝居も変わる!」とおっしゃっていた(うふっ私達の事だわ

何がいいのか自分では解らないけど、東京のようにクール過ぎず大阪のようにのりすぎず、お芝居をよく観て素直に反応しているせいかも……

願わくばこの様な素晴らしい所でもう一度「身毒丸」を上演してもらいたい

コクーンでも見たけれど新潟の「身毒丸」は特別だった。

どうか、ワシントン公演、日本公演、そして新潟公演も実現しますように