数年前から源氏物語を藤原竜也で見たいという勝手な願望がある。
昨夜の瀬戸内さんの「源氏物語」解説はその妄想を掻き立てるのに十分だった。
ホリヒロシさんの人形も素晴らしいが最初から光源氏を竜也さん、朱雀帝を高橋洋さんで勝手に脳内変換して見てしまった。
朧月夜は誰だろう、強いて妄想すれば毬谷友子さんだろうか。
噛み砕いた瀬戸内さんの語りは心地よく、又とても分かりやすい。
朱雀帝は女性かと見間違えるような美しく、又品もあり、学問もある素晴らしい人だが、腹違いの弟、源氏とは何かにつけて比較され、負けている。
でも彼は源氏が大好き、婚約者の朧月夜を寝取られても二人を許してしまう。
「一見、頼りない男、だが何をされても許してくれる男は女性にとっての理想像だが悲しいことに女性は自分を裏切ってしまうような危険な男に惹かれるのだ」
と寂聴さんは言い切ります!
「すぐ手に入る物は見向きもしない」という源氏のテッペンの性格が悲劇の元、兄の婚約者を奪っても「僕ってね誰からも愛されるんだよ」と平然としている。
もう、ホリヒロシのお人形が竜也さんと洋さんにしか見えず、今も千年も前も変わらない愛の世界をお二人で見たい!等と思うのでした。
ジーンズ姿の光源氏もステキだと思うのだが