モヒート

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NHK「知るを楽しむ」源氏物語・瀬戸内寂聴

2008-04-22 16:33:30 | 藤原竜也

数年前から源氏物語を藤原竜也で見たいという勝手な願望がある。

昨夜の瀬戸内さんの「源氏物語」解説はその妄想を掻き立てるのに十分だった。

ホリヒロシさんの人形も素晴らしいが最初から光源氏を竜也さん、朱雀帝を高橋洋さんで勝手に脳内変換して見てしまった。

朧月夜は誰だろう、強いて妄想すれば毬谷友子さんだろうか。   

噛み砕いた瀬戸内さんの語りは心地よく、又とても分かりやすい。

朱雀帝は女性かと見間違えるような美しく、又品もあり、学問もある素晴らしい人だが、腹違いの弟、源氏とは何かにつけて比較され、負けている。

でも彼は源氏が大好き、婚約者の朧月夜を寝取られても二人を許してしまう。

「一見、頼りない男、だが何をされても許してくれる男は女性にとっての理想像だが悲しいことに女性は自分を裏切ってしまうような危険な男に惹かれるのだ」

と寂聴さんは言い切ります!

「すぐ手に入る物は見向きもしない」という源氏のテッペンの性格が悲劇の元、兄の婚約者を奪っても「僕ってね誰からも愛されるんだよ」と平然としている。

もう、ホリヒロシのお人形が竜也さんと洋さんにしか見えず、今も千年も前も変わらない愛の世界をお二人で見たい!等と思うのでした。

ジーンズ姿の光源氏もステキだと思うのだが


「身毒丸」が終った

2008-04-13 09:06:30 | 藤原竜也

4月10日、「身毒丸」大楽の帰り道、高速道路のライトが穴に落ちた後の蝋燭に見え、雨の中の霧がスモークに見え、ツレとずーっと黙りこくって家路に着いた。

頭の中でこの2ヶ月間の身毒丸がリピートしていた。

忘れないようにしっかりと映像と音を焼き付けておこうと思った。

でも舞台は消えるモノ……

その瞬間に一緒に生きられた幸せをずっと忘れなければ、それでいいのかもしれない。

進化する舞台、「身毒丸」…私も色々な事を感じ、ああそうだったのかと新しい発見も数々と経験した。

身毒丸、撫子、母達、せんさく……もうどこにもいない。

そう思うと胸がいっぱいになって先に進めなくなる。

でも美しいものは消えてこそ美しいのかもしれない。

 

私はこの2ヶ月間、とても幸せなそして誇り高い身毒丸の観客だった。

そのことを寺山修司、岸田理生、蜷川さん、キャスト、スタッフの皆さんに伝えたい!

分かってくれてるよね?寺山修司さん!

ありがとう!

 

 

 


4月2日「身毒丸」マチネ

2008-04-04 17:20:30 | 藤原竜也

桜咲く与野本町に行ってきました。

週1ペースで通っている私の恋人、舞台「身毒丸」を見るために

 

「壮絶!」でした。

それ以外の言葉は見つかりません。

そう言われるのは身毒丸にとってあまり喜ばしいことではないかもしれません。

見ている人がそう感じる舞台でした。

 

卒塔婆を振り回して身毒の目を潰す撫子、私も撫子と一緒になって六寸釘を打ってしまう恐ろしさ……

と同時に身毒の身体中の痛みも感じてしまい、どす黒い血が本物に見えてしまいました。

観劇後、久しぶりにお友達と会ってお茶したのに何故か、皆さん、あまり笑顔になれなくて身毒丸の毒をたっぷり飲んだ顔になっていました。