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スタッフの日記

西淀川子どもセンターでの日々の様子です。

平成26年度 西淀川区社会福祉講演会で音楽パフォーマンス

2015-02-15 15:42:40 | よっしゃ

平成27年2月14日午後1時から西淀川区民会館(エルモ西淀川)において、
社会福祉法人 大阪市西淀川区社会福祉協議会主催の
「平成26年度 西淀川区社会福祉講演会」が開催されました。

第2部(タレント)荒木由美子さんを講師とする特別講演「(テーマ)家族の絆」の前の
第1部「音楽パフォーマンス」に、
区内の福祉コミュニティづくり活動紹介として、10分間のステージをご依頼いただき、
西淀川子どもセンターの、「夜サテ」と「てらこや」のメンバーである少年たちが、
代表でそれぞれギター演奏してくれました。

 

二組とも堂々と良い演奏だったと思います。

 

少し意欲をサポートする場があれば、子どもたちはグングンと新しいことを吸収していく力を発揮することが伝わったかなと思います。

会場は、200名以上の地域の人々で満席で、西淀川子どもセンターが、子どもたちに寄り添うための活動をしていることを少しアピールできたような気がします。

一部最後に、アコーディオンやギターで、♪うえを向いて歩こう♪の伴奏もしました。(ひ、パ)


『戦いの果てに』南スーダンの取材より~スーダンに行って見てきたこと〜

2014-11-12 23:25:49 | よっしゃ

今更なのですが・・。
今年の8月20日に毎日新聞記者、福田隆さんをお招きして、地域セミナーを開催しました。

 

会場となったねおほでは、地域の人も参加し、センターに来る中学生や高校生も真剣に、福田さんのお話に耳を傾けました。

福田さんのお話の内容はアフリカの北東部に位置するスーダンの事です。
実際に現地を取材してこられた時の体験を聴いたり、記録映像を見たりしました。

スーダンは1983年から2005年の一月まで内戦をしていました。
取材当時は内戦が終了して間もない2006年、当時のスーダンは主に3つの地域に分かれています。
北部はアラブ系住民の多く一番豊かなハルツーム、そして西部のダルフール、原住民や黒人系住民の多い南スーダン。
お話いただいたのは南スーダンのこと。
内戦は北部のスーダン政府と南部のスーダン人民解放運動との間に起こったものでした。


福田さんの記録映像は南スーダンへ入るところから始まりました。
乾いて赤茶けた砂の大地が広がる風景が続いた先には、内戦により逃亡してきた難民の人々が暮らすエリアへと、映像は変わってゆきました。
びっしりと並んだマーケット、インターネットもあったり、スニーカーもあったり・・・。
けれども平野などは水汲みの少女や、家畜の世話をする少年たちが行き交う人々が生活する真っ只中に、地雷がいくつも根深く埋まっており、いつ被爆するともしれない環境です。
そして、キャンプ内は貧しさと生活に必要な衣食住がままならない環境、そして衛生的な問題、人々による暴力や窃盗、それに加えて度々襲い来る嵐の存在。
その度せっかく立てた小屋も無残に崩れてしまいます。
その記録写真のなかで人々の表情が印象に残りました。
怯えと怒りのような厳しさに、悲しさというか放心というか、それらがないまぜになったような瞳をした人の顔です。
その瞳を見て、どきっとしました。

氷を胸にあてられたようです。
やっぱり、どの人も暴力というものは怖いんだ・・・。と感じました。

写真の中には教会が徹底的に破壊された写真もありました。
そこに暮らす人々の神聖な所、本当に大切なところを徹底的に破壊する。
これはほかの国でも、どこの地域でも、共通する破壊の仕方なんだそうです。

また損傷の激しかった、南東部のカポエタでの取材のお話もききました。
90台以上の戦車が、そのまま野ざらしの中を子どもたちが遊んだり、内戦もおわったのに高圧的な兵士の存在。
怪我をしたおかげで帰ってこられた少年兵の話や、家畜の世話の途中で、空爆により手を失いながらも、
なんとか生きていこうとしている少年の話。
福田さんの記事を読みましたら、その少年も生きていこうとしている気持ちが、
人の施しを求めていくようになってしまう心に変わってしまっていたり・・・
また、取材の許可を行政からきちんともらっているのにも関わらず、軍の兵士が取材陣を恫喝したり・・・と人の心の芯の部分まで内戦や暴力の影響が、歯を喰い込ませていくことに、言葉もありません。

その記事では福田さんが話し合ったスーダン難民の男性の言葉が印象的でした。
「教育。」
その男性はキャンプ内で教育を受けていたそうで、出会った他の人々も教育の大切さを語ったそうです。
福田さんの記事から文章を載せさせていただきます
「両手を失った少年、兵士は十分な教育を受けていなかった。必要以上に卑下すること、力で相手をねじ伏せることは人間の尊厳を失わせる危険な行為だ。それを知るのが「教育の力」だ。と口をそろえた。」

また、滞在中の宿には蠍や毒グモが出たり・・・マラリアにかからないための予防接種や取材の上での苦労などもお聞きしました。

このように、福田さんが生身で取材してくださった貴重な映像や言葉で伝えてくださいました。
現在の南スーダンは2011年に独立し、南スーダン共和国となりました。
しかし、未だ争いは続いているようです。

今、この日本に生きて、自分は教育や学んで行くことの大切さを、未だにしらないのではないか・・?
と思いました。
そして、教育ということはどういうことか、スーダンの方々が言った大切さも考えます。

それから、福田さんには子どもたちの学習にも協力いただきました。
この場になりますが、福田さん、本当にたくさん、ありがとうございました。
(や)

 

 

 


第二回よっしゃ地域セミナー報告

2014-09-29 22:54:09 | よっしゃ

遅くなりましたが、
7月26日に第二回よっしゃ地域セミナーを開催いたしました。

今回も定員いっぱい集まってくださり、ありがとうございました。

講師の矢野さんはとてもエネルギーいっぱいのガキ大将らしく明るく大らかで、
過去に出会ったこどもたちの話をしてくださいました。

今でも釣り場など、地域の見知らぬ子どもたちに出会うと話しかけていることや、

子どもたちはしんどくても親に言えず、我慢してるけど、
「自分はしんどいのだと親に言っていいんやで」
そう子ども目線で語りかけることも

いつまでも地域の子どもたちを見守っておられるのがすごいな、と思いました。

地域の課題として大人の役割は
子どもの目線と同じにし、その子が思っていることをストレートに言える環境をつくり、
いっしょに考え、感じていくことだと
おっしゃっていました。

参加した人々からは
矢野さんの話に刺激を受けた、とおっしゃる方が多数。

質問も活発に飛び交いました。

地域の大人たちのパワーが
子どもが自ら道を切り拓くエネルギーになるのかもしれないな、と
思う素敵なセミナーでした。

下記は毎日新聞に載った、今回のセミナーで矢野さんがお話しされた
「ゴンタとワル」についてです。

記事をクリックすると拡大します。

Photo

このセミナーは
平成26 年度キリン・子育て公募事業~パートナーシップ育成ハートプロジェクト~より行いました。

(い)


よっしゃ地域セミナー報告

2014-04-13 21:01:39 | よっしゃ

第一回よっしゃ地域セミナーが12日に行われました。

会場は20人定員ぎっしり。

緊張の中、十代のとし&けいが講師を務めました。

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大人たちに助けられながら、初めてのパワーポイント作成やレジメ作成を自分たちで行った講師のとし&けい。

大人たちが驚いたのが、はっきりとした口調での説明。

次々とされる質問にしっかりとわかりやすく受け応えする対応。

聞いている大人たちはゲームセンターに行きたくなったと感想もでました。

講義のあとに、2グループに分かれて、それぞれとし&けいに質問をする時間もありました。

ゲームセンターに行く理由はそれぞれですが、子どもなりの事情があったり、

ゲームセンターの滞在時間ずっとゲームをしているわけではなく、

他の人のスキルを学ぶための観察や、店員の人と会話をする、など意外な話も聞けました。

その後は2人のギターを伴奏に、みんなで歌を歌い、終了しました。

終わったあとの2人は満足げで嬉しそうでした。

今回のセミナーは、子どもにとっても自信とITを学ぶ機会、伝える力を身につけるいい時間となったようです。

大人にとっても、子どもの視点で話を聞くことができて、大変新鮮な時間となると同時に学びにもなりました。

このセミナーは
平成26 年度キリン・子育て公募事業~パートナーシップ育成ハートプロジェクト~より行いました。

余談

元山科醍醐こどものひろば理事長の幸重さんがご自身のブログに感想をアップしてくれています。(とても褒めてくれてます(^^)) 

http://blog.canpan.info/yukishige (4月12日の分)

(い)


夜間サテライト事業壮行会

2013-12-01 22:15:58 | よっしゃ

11月23日に夜間サテライト事業に

関わってくださる予定の方々とねおほで

お食事をしながら今後のことを話しました。

料理をしてくださったのはあかぽんさんとそのお友達。

あかぽんさんは夜間サテライト準備講座に参加してくださり、

ボランティアとして活動に参加表明してくださっている方です。

そのあかぽんさんが実は調理師免許を持っているとのこと!

早速たくさんの料理を作ってくださり、

みんなで楽しくいただきました。

今後も夜間サテライトにおいての食事レシピを考えてくれるかしら、と期待。


また、講座後に学校などへ訪問したスタッフ

(これまた講座に参加してボランティアスタッフとなってくださった方々です!)からの報告や

12月から始まる夜間サテライトモデル実習についてと

4月からの事業の運営についてなどの報告を行いました。



夜間サテライトモデル実習はもうすぐです。

どきどきしながら、スタッフ一同準備中です!

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