9月8日(土)、よっしゃ地域セミナーを開催しました。
第4回目の今回は、”子どもの話を聞く「傾聴トレーニング」”と題し、講師に適応指導教室・じんけん楽習塾の大谷真砂子さんをお迎えして行われました。
「傾聴」・・・っていったい何を傾けるんだろう?耳?心?体?
じゃあ、耳や心や体を傾けるって、どういうこと?
そんなことを皆で考えるところから、今回のセミナ―は始まりました。
その後グループに分かれ、怒っていたり、悲しんでいたリ、嘆いていたり、ウソをついていたり、様々な状況にある子どもたちの話をどんな風に聞くのが良いのか、またどんな言葉をかけてあげられるのかなどを、それぞれ考え、話し合いました。
参加者は、学校関係者をはじめ、日頃から子どもたちと関わる機会の多い方たちが多く、各テーブルで活発な意見交換が行われていました。
適応指導教室で、不登校の子どもたちと20年以上かかわり続けている大谷さんの言葉には説得力があり、
・子どもたちは、変に気を使われるより、自分を大事に思ってくれていることが嬉しい。
・相手の話している時は、質問をしない(自分の文脈に乗せようとしない)。
・沈黙を嫌がらない。
・未熟でも、最終的に大事なのは、相手を想う気持ち。
などなど、日頃の自分を省みてハッとしたり、なるほどなあと深く頷いたりすることがたくさんでした。
また、「子どもに、気持ちに関する語彙が増えるほど、キレてしまうことが少なくなる」というお話もとても興味深く、言葉がいかに人間の気持ちに深く関わっているのかということを、改めて考えました。
相手の気持ちに寄り添うということは、シンプルなようでとても難しく、今回のセミナーで学んだこともすぐに活かせるというものではないかもしれませんが、折に触れ思い返したり、また考えたり出来る、貴重な時間になったのではと思います。
講師の大谷さん、20名以上の参加者の皆さん、ありがとうございました!(た)