2013年5月26日、鶴見緑地で開催された共生・共走リレーマラソンに参加しました。
この大会は、障害の有無にかかわらず、6時間をリレー形式で走るというマラソン大会です。
思えば、てらこやプロジェクトに来ていた中学生の「走るのが好き」という一言から、子どもセンターマラソン部がスタートしたのがおよそ1年前。途中、紆余曲折のドラマがありながら、いつかマラソン大会に出ることを目標に、ぼちぼちと走ることを続けてきました。そして今回、ようやく目標にしていたマラソン大会出場となりました。
1年前に走り始めたころは、走っても数分で「横腹が痛い」と立ち止っていた彼。
いまやマラソン部一のランナーとなっています。
大会でも、彼は合計20kmほどの距離を走り、アンカーとしてゴールイン。皆で、拍手で出迎えました。
この春から定時制高校に通いだしたてらこやメンバーも、10km以上を走る活躍ぶり。
その他の部員たちも、夏のような暑さの中、張り切って走りました。
リレー形式なので、それぞれが走ったり、応援したり、かわりばんこ。普段の子どもセンターの活動の中でも、サポートをしているスタッフの方が、子どもたちの姿に励まされるという場面もたくさんあり、関わりは支援する側/される側という一方的なものではないなと思うことがよくあります。初めて参加する大会が、そんなリレーマラソンというのも、子どもセンターらしいなと思いました。
(ひときわ目を引いた背高女の衣装に身を包んだスタッフさん。
走っている間にはすごーい、がんばれーの応援がたくさんで、
走っていないときには、みなさんへがんばれーっと声をかけてくださる、とっても心強い応援団でした。(*´v`人))
6時間常にチームの誰かが走り続けていなければならないこの大会、マラソン部員だけでは人数が足りず、様々な方が助っ人に駆けつけてくれました。おかげで完走、ドラぽぴ(今回エントリーしたチーム名)の結果は、1周1.2kmのコースを52周でした。皆のおかげで、フルマラソン以上の距離を無事に走り切ることができました。助っ人に来てくださった方、応援に来てくださった方、本当にありがとうございました。
ミンミンとセミが鳴く真夏の暑さの中、はたまた横殴りの雪が降る冬の寒さの中、そして何気ない穏やかな日の中、ぼちぼちと和気あいあいと走ったこの一年間が思い出されます。
帰り際、「楽しかった。来年もまた出たい。」と口にした彼。出会ったころより、顔つきも体つきも、ずっとたくましくなっています。
はたして第2回目の大会出場はあるのか!?
今後どうなっていくのか分からない、その未知さも楽しみに、これからも関わりを続けていきたいと思っています。(た)