8月24日、内閣府主催の研修会にスタッフ2名が参加してきました。
「子供・若者育成支援のための地域連携推進事業」の近畿ブロック研修会でした。会場は、滋賀県の琵琶湖を臨む大きな会議室。開催県の滋賀を中心に、近畿の子ども・若者にかかわるさまざまな立場の人(行政、学校、民間から)がたくさん集っていて驚きました。
午前中の事例検討会では、「子ども・若者の居場所」をテーマに、一般社団法人リージョナルネットの湯浅さん、下村さんよりお話を聞きました。
リージョナルネットさんでは、奈良の葛城市で小学生・中学生の居場所づくりをされています。お二人とも、普段かかわっておられる子どもたちや活動の様子を話してくださるときとても楽しそうで、周りのおとなたちの「いっしょに楽しむ」すてきな空気を感じました。子どもたちが主体的に動けることを大事に活動されている様子をお聞きして、私も普段の子どもたちとのかかわりのなかであらためて意識していきたいと思いました。また、子どもが安心して地域の中で生きていくために、地域のいろんな人とのつながりを大切にしながら交流を積極的にされているのも印象深かったです。プログラム作りなどのヒントもいただきました。
午後の事例検討会では、「困難を抱える子ども・若者の支援」をテーマに、京都府家庭支援総合センター/京都府府民生活部青少年課の三宅さんよりお話を聞きました。
行政の立場から、支援者同士が連携することの難しさを語られていました。学校と行政もなかなかつながっていないのが現状ということで、行政によるしばりを切り抜けて、一緒にやっていくためにはどうしていったらいいかを悩みながら活動されている様子にとても共感しました。民間の立場である私たちはなおさら、その「連携」の難しさによくぶち当たりますが、「分業」ではなくて、しっかり「役割分担」しながら、多様な立場のおとなが、一人のその子どものことで一緒に悩み知恵を寄せ合えるチームをつくっていくことを目指したいなと思いました。三宅さんは「チーム」という言葉がお好きだそうですが、「チーム」という響きはなんだかとてもいいですね!
グループでの意見交換をする時間もあり、あっという間の一日でした。
日々の活動から少しはなれて、いろんな実践をされている方のお話を聞くことはまた大きな学びになるなとあらためて感じました。受講を推薦してくださった内閣府の方々、ありがとうございました。
(ち)