スタッフの日記

西淀川子どもセンターでの日々の様子です。

研修会に参加してきました

2016-08-25 14:17:39 | お知らせ&報告

8月24日、内閣府主催の研修会にスタッフ2名が参加してきました。

「子供・若者育成支援のための地域連携推進事業」の近畿ブロック研修会でした。会場は、滋賀県の琵琶湖を臨む大きな会議室。開催県の滋賀を中心に、近畿の子ども・若者にかかわるさまざまな立場の人(行政、学校、民間から)がたくさん集っていて驚きました。

 

午前中の事例検討会では、「子ども・若者の居場所」をテーマに、一般社団法人リージョナルネットの湯浅さん、下村さんよりお話を聞きました。

リージョナルネットさんでは、奈良の葛城市で小学生・中学生の居場所づくりをされています。お二人とも、普段かかわっておられる子どもたちや活動の様子を話してくださるときとても楽しそうで、周りのおとなたちの「いっしょに楽しむ」すてきな空気を感じました。子どもたちが主体的に動けることを大事に活動されている様子をお聞きして、私も普段の子どもたちとのかかわりのなかであらためて意識していきたいと思いました。また、子どもが安心して地域の中で生きていくために、地域のいろんな人とのつながりを大切にしながら交流を積極的にされているのも印象深かったです。プログラム作りなどのヒントもいただきました。

午後の事例検討会では、「困難を抱える子ども・若者の支援」をテーマに、京都府家庭支援総合センター/京都府府民生活部青少年課の三宅さんよりお話を聞きました。

行政の立場から、支援者同士が連携することの難しさを語られていました。学校と行政もなかなかつながっていないのが現状ということで、行政によるしばりを切り抜けて、一緒にやっていくためにはどうしていったらいいかを悩みながら活動されている様子にとても共感しました。民間の立場である私たちはなおさら、その「連携」の難しさによくぶち当たりますが、「分業」ではなくて、しっかり「役割分担」しながら、多様な立場のおとなが、一人のその子どものことで一緒に悩み知恵を寄せ合えるチームをつくっていくことを目指したいなと思いました。三宅さんは「チーム」という言葉がお好きだそうですが、「チーム」という響きはなんだかとてもいいですね!

グループでの意見交換をする時間もあり、あっという間の一日でした。

日々の活動から少しはなれて、いろんな実践をされている方のお話を聞くことはまた大きな学びになるなとあらためて感じました。受講を推薦してくださった内閣府の方々、ありがとうございました。

(ち)

 

 

 

 


「第4回H20サンタNPOフェスティバル」

2016-08-24 15:54:18 | お知らせ&報告

◉ 初出展、無事終了!
8月20・21・22日の3日間、阪急うめだ本店9階祝祭広場にての
「第4回H20サンタNPOフェスティバル」に初めて参加させていただきました。
会場は、熊本地震災害へのチャリティ物品、くまもんグッズを中心に、
8つの団体のブースが設置され、NPOクイズなどで抽選もあり、盛り上げてくださいました。
国際的または著名な活動団体の中で、ローカルな風合い「西淀川子どもセンター」でしたが、
3日間で、多くの方に活動を知っていただき、励ましていただいたり、賛助会員さんが来てくださったり、
わたしたちも、他の団体の活動からの学びも多く、たいへん有意義だったと思います。
立ち寄ってくださったみなさま、本当にありがとうございました。
関係者のみなさま、他のブース団体のみなさま、お世話になりました。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。

*「H20サンタ」については下記のHPへ
http://www.h2o-retailing.co.jp/h2o-santa/introduction/

 

 


残暑お見舞い申し上げます。

2016-08-24 15:40:22 | お知らせ&報告

 残暑お見舞い申し上げます。

 連日の猛暑ですが、各地のみなさま、いかがお過ごしでしょうか。

 西淀川子どもセンターにいろんな形で応援やご寄付をいただき、温かいお気持ちを本当にありがとうございます。おかげさまで、今年2016年度の予算組みも見通しができて、活動を継続しておりますので、夏の近況報告やお知らせをさせていただきます。

 1.    今年も1学期が過ぎ、夏休みに入りました。夏の前半は、ボランティア学生さんたちも試験や就職活動で忙しく、月に6回程度の夜間サテライト以外には、なかなか企画が難しいのですが、その間の子どもたちがどうやり過ごしているのか気になって、家庭訪問や勉強会やプチ映画会など、現場スタッフたちがせっせとそれぞれの子どもと出会う工夫を重ねているところです。

来月9月の連休には、子どもたちと1泊でキャンプに出かける予定です。


 2.    この8月20(土)・21(日)・22(月)の3日間、一昨年に助成いただいた阪急阪神ホールディング(株)さんの催しに参加させていただきます。梅田の阪急百貨店の9階での「第4回H2OサンタNPOフェスティバル」、その一角にブース出展しております。お近くまで来られることがあれば、ぜひ足をお運びくださいませ。また、このH2Oサンタの近日中に発行される冊子(15,000部、阪急・阪神百貨店の本支店、阪急オアシス一部店舗にて配布予定)の巻頭記事に、わたしたちの活動が掲載される予定とのことです。また、今年4月〜6月の間、阪急百貨店内で「H2Oサンタコーナー」にパネル展示と募金箱を設置してくださったところ、西淀川子どもセンターの募金箱に、31,505円が集まりました。いろんな方が、応援してくださっていることを、本当に心強く感じております。大切に使わせていただきます。6月4日の同じく阪急百貨店でのチャリティトークイベントの様子が下記のHPで見ることができます。http://www.h2o-retailing.co.jp/h2o-santa/blog/03/00414817/?catCode=181001&subCode=182003 


 3.    賛助会の自己資金を元に、今年度は積水ハウスマッチングプログラム、三井住友銀行(フィランソロピー寄付プログラム)、ゆめ基金、西淀川区の補助事業金等に助けていただき、事業を進捗している次第です。


4.    サービスグラントさんのプロボノ活動で、今後に賛助していただける団体会員(お店、会社、団体)も増やしていけるよう、営業資料を作成していただきました。広報用DVDも制作中(9月予定)です。


 5.    区の行政との事業連携に、昨年度からやっと踏み出せたものの、今年度で補助金は打ち切る旨を、先月7月に通知されました。今後はまた違う形で、足元の行政とつながりを保つことができるよう、努力しなければと思います。


 6.    何か事件が起きるたびに大人は驚き嘆きますが、子どもたちの困難は、その本人には非常に個人的なこととして感じられていることから、社会的な視点に拡げて取り組むことがむずかしいものです。

貧困だけではなく、家族の不和や暴力、消費中心の余暇、多岐な情報入手、ケアされずに刺激されている子どもたちの実情のそれらは、大人にとっても大きな課題であり、大人側もなにかと自信を失いがちです。

子どもへの虐待防止を「子ども支援の視点」から地域で根ざしていこうと、4年前に始めた夜間支援、「いっしょにごはん!食べナイト?」に連動のごとく、各地で「子ども食堂」という取り組みが拡がっており、先駆けてきた団体の一つとして講演を依頼されることも多くなっています。

そのプロセスと内容、各地域の特性において、違いはもちろん多々あるでしょうが、子どもらの安全を守りたいと願う人々が、それぞれの場で動き始めていることを大切に、と感じています。

 

10月に、「よっしゃ」17号を発行いたします。会員以外に送付させていただく方やバックナンバーご希望がありましたら、お知らせください。今後もご理解ご協力、叱咤激励などのご支援をどうぞよろしくお願い申しあげます。

残暑厳しい折り、くれぐれもご自愛されてみなさまが無事に夏を過ごされますようお祈りいたします。

NPO法人西淀川子どもセンター 

代表理事西川日奈子

 

★運営スタッフを引き続き養成します。西淀川区でのわたしたちの活動に、関心と志のある20代〜40代の方がいらっしゃればぜひ、代表の西川までご紹介いただければありがたく思いますので、よろしくお願いいたします。