1960同級会

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2008-02-12 00:32:08 | お知らせ
◆ 柔道 フランス国際最終日(10日・パリ・ベルシー総合体育館) 康生、北京五輪出場へ痛恨の敗戦-。男女7階級が行われ、男子100キロ超級の井上康生(29)=綜合警備保障=は、準決勝で昨年のリオデジャネイロ世界選手権覇者、テディ・リネール(フランス)にゴールデンスコア方式の延長戦の末に優勢負け。3位決定戦は一本負けし5位に終わり、五輪代表権争いはがけっぷちに追い込まれた。男子100キロ級の穴井隆将(天理大職)は準決勝で敗れたが3位、90キロ級の泉浩(旭化成)、81キロ級の小野卓志(了徳寺学園職)は2回戦敗退。女子70キロ級の上野雅恵(三井住友海上)は準決勝敗退も3位。

 結婚して再出発したはずの井上が、また負けた。昨年の世界選手権2回戦でも敗れたリネールとの試合は、両者決め手のないまま延長戦へ。延長1分37秒、井上が強引に背負い投げを仕掛けたが、相手に返し技を合わせられ尻もち。主審が効果を告げ敗戦。ぼう然と立ち尽くした。

 3位決定戦ではタングリエフ(ウズベキスタン)に一本負け。「自分のレベルはこれくらい。ここに来るまでは黄信号だったけど、北京へ向け赤信号になったと思う」言葉を絞り出すと、涙があふれた。控室ではタオルを頭からすっぽりかけ、座り込んだまま動けなかった。

 1月にタレントの東原亜希(25)と結婚。五輪代表争いが本格化する中、「一番の目標は北京五輪。2人で力を合わせて戦っていきたい」。けじめをつけることで自らを追い込んだ。妻はこの日、井上の父・明さん(61)とともに現地で観戦。祈るように試合を見つめたが、その思いは届かなかった。

 昨年はフランス国際を制し世界選手権代表の座をつかんだが、その後の全日本選手権以降、5大会連続Vなし。その悪い流れを断ち切り、今回勝つことが「北京へ大きなアピールになる」はずだったが…。今冬の欧州各国際大会を控えるライバル・棟田康幸(27)=警視庁=、石井慧(21)=国士大=の結果次第では、より窮地に立たされる。

 挫折からの復活、そして柔道人生の集大成をかける元五輪王者が、本当に絶体絶命の大ピンチを迎えた。