ねうねう句日記

いつか秀句をはきたいと、ねうねうとうち鳴きながら、より所なげに春の夜を・・・
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素敵なミニ計算機 シャープ ELSI MATE 

2012-09-12 15:39:02 | 日記

シャープが今大ピンチと聞く。少し前までは液晶で不動の地位を誇っていたのに。

シャープ製品はけっこうお気に入りがある。なぜかシャープには日本人のソフトな気持ちをつかむコンセプトやデザイン力があると思う。

その一つに今でもなでまわしている可愛い計算機。ELSI MATE CT-5550。これは旦那から結婚記念日のプレゼントだったと思う。

1978年、昭和53年製だからもう34年も前のものだ。

大きさはほんの縦7.7cm、横5.8cm、厚さ1.5cmで女性の小さな手にしっかり収まるかわいらしさ。

パチンとしまる蓋付きで、ちょっと重くて、持ってて嬉しい気分になる。

むかし小田急の貴金属売り場の横にあった精密機器のメンテ窓口に、お金持ちそーなおばさまがそれは素敵なライカの小さなカメラを持ってきてあれこれ店員に具合を話してる。そのカメラ、金色をしていた。宝石をはめた高級腕時計なんかより、ほんとに魅惑的なカメラだった。

そんなカメラにはおよびもつかないが、ELSI MATE は日本の誇る美しい電子機器だと思う。見ても持っていても嬉しい気分になる。

とはいえ実用性ではこちらの目と指先が追い付かなくて、ふだんはカシオのSL-1000L(これも15年選手)

計算機能だけでなくて世界時計もアラームもストップウォッチもついてる。

何より上蓋の世界地図が「どこまでもあなたのお伴に!」って言ってるみたいなのだ。

こんな和みの電子計算機を作ってくれるシャープ、再起を心から祈ってます。

再生シャープのおしゃれで可愛い製品を待ってるよ!


秋の朝顔とmorning menue

2012-09-03 13:38:19 | 日記

   1)秋の朝顔   昨日の大雨にめげず、今朝鉢植えの朝顔は4輪の花を咲かせた。

  秋の朝顔、その花の海の色・・・・(三好達治の9月という詩・・。だったと思います)の朝顔ほどは青くない、優しいピンクブルー。4輪写せなくって取り方下手だな~と思ってるうちに芭蕉の句と嵐雪がでてきた。

    嵐雪が描きしに、賛のぞみければ

朝顔は下手の書くさへあはれなり            芭蕉

嵐雪ちょっと気の毒。精一杯書いたのに。気の置けない師弟関係とかなんとか皆はいうが、こういう芭蕉からの「気の置けない」ふるまいが、嵐雪を傷つけたりしてるのじゃない?もともと放埓だと言われてる嵐雪でも気持ちが萎えて芭蕉から足が遠のいてしまうよ。凄い師匠とわかっていても。

森川許六は向井去来あての書簡に蕉門の同門評を書き連ねているが、嵐雪については酷評に近い。7年後の評は作者列伝だけにあっさりしたものであるが、遊女だった嵐雪妻は亡くなったし、出家もした後ってこともあるかな。

   〇嵐雪、器随分わろし。本性脆弱にして花あるに似たれども、実猶なし。―中略― 柔弱にしてよはく、よはきにて依てうつくしきようなり。上に丹青を塗りていろどりたれば、世俗の眼には  真の錦のごとし。『俳諧問答』同門評 元禄11年3月

   〇嵐雪は服部氏。何れのところの人と云ことを知らず。武の江戸に遊ぶ。蕉門の高弟也。後に妻に別れて出家す。 『本朝文選』作者列伝 宝永2年

2) Morning Menue

毎朝どうしたって作る朝ごはん。作って食べ終わるまで、毎度毎度どうしてこんなに時間がかかるんだ?だいたいお勤めしていたころと違って「必ず朝ごはんは食べるもの!」という観念が根付いてしまってる。それはそれでいい。

しかし!!!パターンを決めてないからいけないのだ!!!。今日はパンにソーセージにコーンポタージュ、今日は昨日のカレーの残り、今朝は焼いた鮭に味噌汁、今朝はホットケーキに紅茶、今朝は卵が新しいから卵かけに納豆、などなど、オンパレードである。しかも洗う器の多いこと!で、決定した。1か月はこの方式にする。

。トースト2分の1枚、甘くておいしい菓子パン(フォションのでもマーメイドのでも)2分の1、クルミパン2分の1

おかずのお皿は1枚  レタスまたはキャベツ、(アスパラとかブロッコリーとかフルーツとか余計なものに目をくれない!買わない!残る!) ソーセージまたはハムまたは卵焼き、 豆または粉吹きいも

ミルクティー、またはカフェオレ(スープなど作らない、飲み物だけでたくさんだ)

以上を決して逸脱しないぞ。目標時間、3人分作って全員食べ終わるまで45分!

朝顔やわれは飯食ふ男かな 女だけど

 

 


お金の運用~定期と投信・そして百間

2012-08-17 22:02:52 | 日記

新宿駅京王デパート口

めんどうなことだがお金の運用をほったらかしておいてはならない。

第一義にやらなくてはならないライフワークがあったとしても、優先順位はこちらが上なのだ。

もう15年くらい前になるが、友人が脱サラして仲間と某業界調査会社を立ち上げて、たまたま出た同窓会でしゃべってるうちに、おそらくジョーダンで、出資してみない?と言ってきた。

「〇君が資金を集めるなんてできるのかしら。集められなくて肩身の狭い思いしてるのかな。」と余計な心配をして、専業主婦とちがい自由になるお金はあった女子二人が応募した。

まさかの出資者に彼は驚き、でもやっぱり金集めは苦手だったと見えて喜んでくれた。

いずれ上場するとはいってたが時代は下り坂。増資も繰り返していたが「やっぱりダメかね~」と10年たったころやっと配当を出し始めた。

で、上場の見込みもついたのか、春に臨時株主総会があり、自社株買いのお知らせが来た。悪くはない買い取り価格だったので売却。

予定していなかったお金が入ってきた。売れたのはいいが、さーあどうする。おととい入ってきてしまった。

憂鬱な気分でいたとき、昔スイス外債を買ったことのあるトッポジージョ信託銀行を思い出した。いまどき金銭信託は時代遅れだがどんな商品を扱っているのか、10年ぶりくらいに新宿にある銀行に行ってみた。

窓口には健康そうな若い女性。ま~あ私たちが若いころと違って、投信販促もばんばん女性がやるんだね~、大学もきっと経済やら金融を出ていて、研修をしっかり受けている感じ!

安心していろいろ相談してきた。銀行の名前も新ピーターラビットに変わっていたので、通帳もあたらしくして、資金の移動もして、明日もう一度でむいて契約だ。

    100万円以上を定期預金50%投信50%の比率で契約すると、たった三か月だが定期金利が4%というのだ!これを「セットプラン」という。

投信はなんだかんだいって訳わからない商品だから、こういう手をつかって販促しているのだね。あやしみながらもこの商品に決めて、さて投信選びである。

頼もしい窓口の女性とかなり突っ込んだ会話をして以下に決めた。

1)円定期を50%   3か月4% 満期がきたら外貨預金でもつくろう。  

2)フィデリティUSハイイールドファンドを15%   US$は今は買い時かもと思う。「高利回り・低格付け」の米国企業の事業債。けっこう優秀で2011年のファンドオブイヤーだそう。しかし手数料は高い。

3)グローバルインフラ債ヘッジありを15%      面白みはすくないようだが、通信やエネルギー、運輸などの世界のインフラに出す金になるので、損得はあまり考えないで選んだ。                          しかし不振だったらサッサと変えないと。

4)新興国高利回り社債ファンド(豪$・ブラジルレアル・インドネシアルピア)を20%  高金利と為替に期待する。一番リスキーだが配当金は高い。

これから金利や為替や世界情勢を気にしなくてはならない。資金の割り振りが決まったのはよかったが、余計な目配りが必要でまた憂鬱。金の亡者の第一歩である。

 生涯債鬼に追われた内田百間。「阿呆列車」を腹を抱えて読む裏で暗くて理解を超える「冥途」みたいな作品があるんだよね。人間は深い。ひゃっけんのけんは門構えに月だった気がするけど字が出てこない。

 

 

 

 

 

 


お盆と浮いた年金・京王プラザのランチブッフェ

2012-08-13 12:40:06 | 日記

今日は暑気払いと称して京王プラザホテル「グラスコート」で従姉夫婦とランチブッフェ。

洗濯などしていたら、もう集合時間ま近!大慌てで旦那とタクシーでおでかけ。お盆とあって道はすいてる。でも料金はかわらず1120円。

ホテルについて下りエレベーターに乗る。降りる先がグラスコートだが、長蛇の列!左手にたかちゃんが手を振ってる。

「ゴトウ様ご一行」に交じってレストラン内へ。へえー、広くていいじゃない。ヒルトンのランチやディナーブッフェにくらべ、なかなか良いたたずまいだ。

朝自分でとったタシつゆのうどんがおいしくて食べ過ぎ、今日はあまい食べられないなーと思っていたが、味もよかったのでスイスイお腹に入る。

前菜にひじきがあったが、これがまた秀逸。以前高輪テニスセンターのレストランで出たポテトサラダがおいしくてびっくりしたが、ホテルはお惣菜系もさすがである。

ローストビーフも厚切りでやわらか、中華も中華らしい。メインのあとはフルーツ、アイスクリーム、ケーキと順調。ケーキは小さすぎて味が不確かだった。パンも食べたかったが無理。チーズだけいただきました。チーズももっと大きく切っておいてよ~。

さて団塊世代は楽しくお食事だけ、とはいかない。くったくなくパクついてる旦那二人を横目に、お墓にはいってもらった叔父の残務整理の報告と打ち合わせをしなくてならない。

あらたに出てきたこと。たかちゃんが不動産屋に叔父がかけていたアパート保険の残金を問い合わせたら、「そんなものは掛け捨てですから」という返事。彼らが不誠実なことはよくわかっているので「宅建ファミリー保険」にかけなおしたら、契約解除以降の保険料は日割りで返却します、という返事。4000円入金。

叔父に浮いた年金があると今さらわかって「なぜ今頃!」と腐っていた私とたかちゃんだったが、

不動産やのいいかげんな態度にあきれて、やはり「許すまじ、日本年金機構、いいかげんな役人ども」と二人の気持ちは一致。

唯一生存、請求権のある95歳の伯母とその息子に連絡するという。

怒りとおいしいランチははやる気をおこす、とあらためて実感。成功したら叔父さんの墓参りにいくからね。お寺さんのお布施と伯母さんの施設入所の役に立つといいな。


従姉のたかちゃん・宙に浮いた叔父の年金

2012-07-14 01:03:11 | 日記

たかちゃんは父方の従姉である。

生まれたのは昭和19年。召集されこれから戦地に行く叔父と、上官の特別なはからいで叔母とともに鯖江で面会。0歳。だからたかちゃんは戦死した父親の顔を写真でしか知らない。

叔母は夫なきあと家業の茶の卸商を切り盛りしてたかちゃんを育てた。親戚中の涙を集めた女子である。大学には行けなかったが、一族中で一番頭のいいのは彼女だった。

わがままなんて言ったことなし、小っちゃいころからお母さん思いの子供だった。小さな子にはわけへだてなく優しく、遊んでくれた。

親に逆らってばかりの私をいつもさとしていた。私の母はい涙ながらに私にいう。「お前はなぜお父さんに逆らう!悪口をいう!たかちゃんにはお父さんがいないのだよ!」 私の父は傲慢で子どもに威圧的だったから子どもに反抗されるのは当然なんだけど、たかちゃんのことを思うと私もションボリしたことだった。

父には兄弟が多くて、5月に亡くなったM藤叔父も弟の一人。奥さんを早く亡くし、子供もいなかったM藤叔父を気にかけてなにかと力になってあげたのもたかちゃんである。

たかちゃんは叔父が亡くなったあとのもろもろの役所の手続きも嫌がらないでやってくれた。

年金手帳を年金機構に返しに行ったのだが、そこでわかったこと。

応対してくれたまだ若い女性がパソコンを見て、「この方には宙に浮いてる年金があるようです・・・」と言ったのだ。

ええ~~ ひどい~

2、3年前の年金問題華やかな頃なら、叔父の書類預かった私たちも、「おじさんのことだから年金のモレもあるに違いない」くらいは考えただろうが。さすがに危篤の繰り返しと転院、施設探しに追われた2012年の私やたかちゃんは思いつかなかった!

「30か月分くらいある」鳶をしていた叔父さんは長く務めた会社はなかったと思うが、長い人生正社員していたこともあるだろうし、鳶なんて危険な仕事は給料が良かったかもしれない。この年金を請求できるのは存命の兄弟だけという。そんなこといったら95歳の伯母さんだけだ。手続きの煩雑さをたっぷり聞かされ、書類はもらってきたが、今は保留状態。8月になって、少し気をとりなおしたらもう一度書類を見ることにする。

叔父さんを経済的にも支えてきたのはたかちゃんなのに、たかちゃんの叔母さんは亡くなってるからなー。