最終章だけど、、、

日記や趣味を書く

ブログの力、そして母のことも

2023-12-04 13:23:34 | 日記
久しぶりの更新です。
体調不良で、先日ついに、救急車で(は冗談です)なく、真夜中といいますか、未明の頃、家族に促されて、救急医療センターで受診しました。
CTを撮られて、恐れていた血管系の異常ではないことが分かり、対症療法を施していただきました。薬効が出ているのを確かめるのに3時間ほど、救命室にいましたが、その後すぐに、帰宅できました。今週に精検がありますが、多分、何ともないと楽観しています。

さて、ちょっと不穏なご報告から始めましたが、以下は嬉しい話題です。
ブロ友の本日の投稿のアップを読んで、背中を天使の両手で押された心地がしたことです。
ブログ主のご了解をとっていないのに、逸る気持ちで、ここに貼らせていただきますね。
https://ameblo.jp/madonna-i/entry-12831200889.html
心温まるすてきな今日のご投稿をどうしてもご紹介したくて。。。
Madonnaさまに背中を押された気持ちがしました。
そして、と同時に、こんなことも。。。

色が褪せているのもあたりまえです。消印を見ますと1998年12月2日。25年前に届きそのまま何気なく、冷蔵庫の扉に磁石で貼り付けぱなしにしていますから。

差出人は、実母。鬼籍に入ってもう18年。
このハガキを出してくれた頃は今の私より数歳上になります。
元気でした。趣味の日本画の師匠を亡くして、画塾はやめて、こうして絵ハガキ様のものを頻繁に私に送ってくれました。
40代だった私は、中学生だったムスコ、繁忙を極めていた良人、自信なくもほぼ情熱のすべてを注いた高校での仕事(授業、進学指導、部活動、公務分掌など)に取り紛れながら、時間という魔物に心までさながら支配されていましたね。優しく聡い母との語らいや、茶道などのうるおいを忘れ、母にさみしい思いを十分させていたと胸が痛みます。
私の邪魔にならないように、こうして時折ハガキを書いてくれた心づかいの母でした。
覚えています。この数週間前に、久しぶりに報恩講をするので、着物でなくていいから、参加して。お茶会もするから、一緒に楽しみましょ、とハガキをもらっていました。
母のご自慢の長男(今春亡くなった長兄です)も久しぶりに帰省して、お経にあえるのよ、と嬉々とした声でした。断りの電話の時、おにいちゃんがくるなら、いいかぁ、とほっとした気まで思い出しました。

つくづく思います。いつまでもあるとは思うな親と金・・・
お金はこの際、その人の満足度によって異なるので、論外として、「親」については、そう思います。孝行したくも親はなし、ともいいますよね。
孝行は今生きていれば90代後半ですが、それでもできていたかどうかは不明。ただ、ただ、親心は少しは分かりかけているつもりです。

どんなに遠慮しながら、私の来るのを、それから、私のところへやってくるのを待っていたでしょうね。仕事のせいにして、母の来訪をぞんざいに無下にしておりました。

やがて、その母の待つであろう未知の世界にへと旅たつ私は、母に焦がれますが、合わす顔もないよう、今もいい人でありません。
悔やみ悔やんで、日々を重ねるのも生産的ではない、といいますより、自分に都合よく、今日をあるいは、せめて明日を生きる!と居直っているこのごろです。

穏やかな晩年を終えることが私にはできるでしょうか。

こうしてネットの上とはいえ、かけがえのない友人に恵まれてもいる。
自然の営みを教えてくださり、母のことまで思い出させていただけた。。。

やはり、ありがたい、と思えたことが至福です。
そんな日々をつくるために受け身にならずにまず、この自分から、ですね。。。。。
健康に恵まれているともいえませんが、致命的な病魔に襲われているわけでもなし、自立生活が送られていることは有難い。

そして今一つ、最近、頑張ろうと思う出来事にチャレンジし始めたお話は次の機会にでも。。。
コメント (8)    この記事についてブログを書く
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8 コメント

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本当に良かった! ( madonna)
2023-12-04 22:31:30
未明の受診、大変でしたね。
ご主人もどんなに心配されたか。
でも、恐れておられた病気でなくて本当に良かったです。

ぽこさんの背中を押されたのは、友人のエッセイでも私でもありません。
間違いなくお母様です。
正直言って私は、昨日の朝まで彼のエッセイを無視していました。イマイチ押しが足らないと思って。
それが突然、ああ、あのエッセイもなかなか良いな、とブログネタがなかったもので借りる気持ちが湧いてきたのです。
不思議と言えば不思議です。
元気のないぽこさんを心配してお母様が、やはりぽこさんのことを心配していた私を利用されたような気がします。
(実のところ私は、ぽこさんの元気のないのは朝乃山のせいかと思っていましたが)
私は正直言って、神社仏閣に行ってもお賽銭も入れない信心のない人間ですが、亡くなった両親の心だけは信じています。
と言うのは一昨年、息子が脳梗塞で倒れたときに、私の命にかえても助けて欲しいと亡き両親に頼みました。
それで助かったともあの世があると信じている訳ではありませんが、親の心の一途さを知りました。
なんか小学生の文章のようですが、ぽこさんなら分かってくれると思います。
私もあの時こうすれば良かった、と親に対して思うことが多々ありますが、仕方がありません、それは誰にでもあることでしょう。
親ってそういうものですよね。
それにしてもお母様って芸術家。字も絵も上手。
無造作に冷蔵庫などにはらないで、写真たてにでも入れといてくださいね。
よく25年も無事だったこと。
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しぶとい私 (ぽこ)
2023-12-05 01:17:52
コメントありがとうございます。
他人の私のことを気にかけて下さってるのが、勿体ない限りです。
朝乃山の影響もなくもないですよ(笑)さすが洞察鋭いMadonnaさん、ついでに、ユーモアのセンスもお褒めに値するレベルです。
朝乃山のおかげで、(たとえ、首尾よい結果が得られなくても)気晴らしといいますか、一時しのぎの現実逃避ができました。

今日のコメントを拝読して、私との共通項をはっきり認めました。
あの世のことが気にならない
神社仏閣を信仰の対象として特に拝むことはない
罰が当たる、と恐れない

など失礼を省みず列挙してみました。
実は、そのうちきっと、自分のブログでも取り上げたいと思い、Madonnaさんにもその旨お話ししたようですが、
Madonnaさんのお母さまの最期を唄で見送られたのをお聞きしたとき、「これだわ!」と積年のもやもやが晴れた気持ちがしました。
お墓については、樹木葬など、環境など日本の事情も考慮された新しい方法が取り沙汰されていますけど、お葬式自体は概ね読経の中、焼香する仏教形式が圧倒的。歌うのは、キリスト教の讃美歌とか、浄土宗?などの御詠歌みたいのくらいしか出会ったことがありません。
現世でほぼお経を口にしないで生活しているのに、最後はお経で終わる、というのもあんまり功徳がないような気がします。
私は義父の葬儀には献花ならぬ献歌を親類の歌手にお願いしました。この道、ダニーボーイ、庭の千草、など数曲、花でいっぱいにした棺のあるステージ上で歌ってもらいました。
参列してくださった方々も口ずさんでくださいました。しかし、お経はありました。
父のときは、謡曲がたむけられました。吟詠とそれについた踊り?も献じられました。
実母は、棺の前で献茶式がなされました。お弟子さん数名が壇上でお茶を点ててくださり、阿弥陀様と、母と、だれか?に献茶されていました。私はほぼうつろな気持ちだったので、記憶不鮮明です。
いずれにしてもお経はつきもの。
Madonnaさんのお母さまが、仏式でもなく、神式でもなく、歌唱式でお見送りされたのは、お見事です。ご立派で意義深いです。

最近は、新興宗教の信者の方の葬儀も何かと違和感のあるのに出会うこともあります。亡き方のご遺志ならば、もちろんそれが一番でしょうが、団体の力を感じることが多くて何だかねぇ~と思ってしまいます。。。

最後のはなむけになるお別れの集いのこと、機会がありましたら、取り上げたいとあらためて思うものです。
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夜中の受診 (すらいむらいだー)
2023-12-05 19:33:57
お疲れでした。
そして。とりあえずは大事ではないようで。
まずは一安心!

あの世があるかどうかは置いといて。もし我が両親に合えれば。普通に談笑。できる気がしますが。
カミさんに関しては。
晩年。どう見ても健康状態が普通ではないので。
再三医者に行け!!。。と言っていたのに
私の身体は私が一番知っている!!
と怒鳴りちらした挙句の早死に!!
あの世で合えたら。その辺。みっちり説教をしてる気満々な私です。
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すらいむらいだーさんったら! (ぽこ)
2023-12-05 23:19:52
コメントが肉声のように聞こえてくる感じがしております。
ご両親さまにあの世とやらで再会叶えば、その時は、なんでもないかのように穏やかな会話の延長モードになられ、早世された奥さまには、生前すらいむらいだーさんの助言を受け入れて下さらなかったということで苦言を、なのですね。
分かりますとも、そのお気持ちは。

私は、持病といいますか年相応にくたばっていて、月一の受診と投薬が義務になっています。ハートクリニックでは、特に重篤でもなく、このまま、薬を飲んでも飲まなくても大差ないのでは、と素人の浅知恵で、思い始めたのが、今年の猛暑の頃でした。運動(外出)を控えているうち、受診日を忘れて、薬もなくなり、それでも躊躇していて何ともないのをいいことに、ずっと受診をさぼって数ヶ月。今まで一度も高血圧だといわれたことがないのに、ここのところ、一日の間に220-140になったり、70-40になったり、どこかおかしいのでは、と不安も生じてきました。
真夜中の受診は、数値がどうの、ではなくて、いよいよふわふわ、尋常でない感覚がしたのでした。一番恐れられた脳内での出血や、梗塞は、CT検査から心配なし、だったのが幸いでした。
持病の心臓について、明日が、精検になります。5か月間の不摂生の結果が、どのように白日の下に晒されることになるのでしょうか。。。
まああんまり戦々恐々とすることもないか、とわれながら、恐ろしいほど脱力しています。
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Unknown (green)
2023-12-06 15:07:07
ぽこさん、こんにちは。
先日はブログに温かい励ましのメッセージをありがとうございました。療養中の友人もいまはライン通話できるほどに回復し、「喋ることもリハビリだから」と冗談をいいながら一昨日も一時間ほどお喋りできるまでになり、私もほっとしていました。ぽこさんが仰っていたようにそれでも私自身が人混みに出ていくこと、あるいは家族を外に送り出すことにわけのわからない不安を感じてしまったりしています。そんな思いもいつか癒えますというぽこさんの言葉が励みになっています。

お礼を言いたくてブログを訪問しましたら、ぽこさん救急受診されたとのこと!驚きました。大事でなくてよかったです。そして一緒にいて下さる家族の方がそばにいて良かったと思いました。そして今年の春にお兄様が亡くなられたとのこと、とても悲しいことです。まだとても心落ち着くという状況でもないと思いますがどうかどうか無理なさいませんように。

今日の投稿を読ませてもらって素敵な思い出があることって幸せなんだなって思いました。遠い昔に誰かの文章で人は「思い出によって生かされる」っていう一文を詠んだことがあり、ずっと心に残っています。ああ、あの時楽しかったなあ、幸せだったなあっていう記憶が後年の自分自身を生かしてくれると。ぽこさんのお母様はたくさんの幸せな記憶をぽこさんに残して下さったのですね。
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思い出によって生かされる (ぽこ)
2023-12-06 19:39:54
グリーンさん、お優しいお言葉をありがとうございます。
今日は、自宅を7時に出発して8時に検査開始、終わったのは、正午直前で、時々、エンジンが切れそうなくらい疲れ果てました。あっ、身体的ででなく、心的にです。日ごろ、横着に暮らしている私ですが、無知なるが故に、不必要な不安のみを増幅させて、検査の辛さより、どうなってゆくのかという先が読めない恐怖でいっぱいになるのでした。
今はこうして気ままに自分のペースで時を重ねているけれど、来年の今時分、この世に私はいるのだろうか、いなくても仕方ないけれど、所謂寝たきり状態などで生き残っていたらどうしよう、、、ああ、どうしてもっと謙虚に慎ましく周囲の人を思いやって生活してこなかったのか、、、などなど、悔やむこと悔やむこと!人は過去を悔やんでのみ生き続ける という至言もありますが、だからといって、悔やまない人生に塗り替えていくことも至難の業です。
あらためて健康寿命が、簡単に手に入るものではないことを思い知らされました。
心電図の解読について、複数のドクターのご意見を伺う必要がありますので、今のところ、心の天気図は晴れわたることはありません。
ただ、すでに船に乗り込み、漕ぎ出でぬ、という感覚です。この先に難易度の高い手術が待っているという杞憂は不要のようですのでご安心くださいませ。
昨日元気いっぱいだった人が、いきなり、突然・・・ということまで気苦労して不安を抱え込むことはありませんよね。
私ができることは、もう少し、丁寧に、ゆっくり快い時間を重ねることだと、単純明快な答えしかありません。

グリーンさん、新しい年には、転居なさるのですね。筍の美味しい人情の暖かいそして京都にしては、実際暖かいいいところですよ。多年親しくしている友人が、その場所に新居をもたれてもう2,30年くらいになります。何度か訪れてすっかり気に入っているところ。グリーンさんもご縁あってたとえ短期間でもそこの市民になられるのは喜ばしいことだと思っています。
来年3月には北陸新幹線が敦賀まで延線されるので、グリーンさんと京都駅界隈でお茶できるかもしれませんね。京都駅の英国屋でもいいですから(笑)

そんな楽しいことを思い描いて、思い出づくりを実際実行せん、としているところです。
コメントをありがとうございました。
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地震 (green)
2024-01-04 13:41:53
ぽこさん、
元日の地震、大変な揺れでしたね。
私の住む小浜市もかなり揺れて津波警報が出たので一時、車で山のほうへ避難していました。昨日、富山市にいる友人と連絡をとったらご実家の燈籠が倒れたというようなことを聞きました。地図でぽこさんがお住まいの地域を確認してみたら能登半島に近く、ぽこさん宅に被害が出ていないかと気になってこちらに伺いました。ご無事であればなによりです。断水、停電になっている地域もあるとのことでどうか生活に不便が出ていませんようにと祈りながらメッセージ書いています。日本海側に暮らしていてまさか津波警報に接するとは思いませんでした。散々な年明けになってしまいましたがどうか本年もよろしくお願いします。
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少し人心地がつきました (ぽこ)
2024-01-04 17:10:06
ぐりーんさん、お言葉を寄せていただき、ありがとうございました。
私共の被害は石灯籠が複数倒れた以外は、ありませんでした。なにひとつ、落ちもせず、倒れもせず、本箱から本一冊出てもいませんでした。幸運だっただけなのです。
ショックが大きく、なかなか眠れませんが、徐々に平常心を取り戻していかないと、と自戒します。
グリーンさん、心からありがとう。
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