2月23日(木)
草加市民吹奏楽団第40回定期演奏会 ~吹鉄~
Fl,Picc&指揮:さかはし矢波/指揮:小渕克則(第一部)/司会:竹原英里
草加市文化会館
【曲目】
第一部
♪ スミス/フェスティバルのための序曲
♪ スパーク/リンディスファーン・ラプソディ
♪ ビゼー/山下国俊編/「アルルの女」第2組曲~メヌエット
♪ バレロン/森田一浩編/さえずる小鳥
第二部
♪ ヴァン=デル=ロースト/アルセナール
♪ 高橋伸哉/氷河特急
♪ スパーク/オリエント急行
♪ 平尾昌晃/星出尚志編/銀河鉄道999(TV版)
♪ 東海林修/交響詩「さらば銀河鉄道999-アンドロメダ終着駅」
♪ タケカワユキヒデ/星出尚志編/銀河鉄道999(劇場版)
【アンコール】
♪ 山下国俊編/汽車の旅~鉄道ソングあれこれ~
♪ ビリー・ストレイホーン/A列車で行こう
メンバーからのお誘いで草加市民吹奏楽団の演奏会に初めて出かけた。1979年結成という歴史があり、現在48名を擁する本格派の吹奏楽団だ。3年ぶりの開催となった定期演奏会は40回目という節目を迎える。
最初の曲目、「フェスティバルのための序曲」が始まるや、このバンドの演奏に耳を奪われた。柔らかくブレンドされた奥行きのある響きや、自然で滑らかな呼吸から奏でられる歌いまわしが、団員たちの音楽への愛と、最高のパフォーマンスを聴かせようという熱意を伝えた。特定のパートが目立ちすぎることなく美しいハーモニーを奏で、メンバーがお互いの音を聴き合いながら良いアンサンブルを作り上げていく姿勢が感じられるし、聴かせどころでのソロやパートソロからは、歌心に溢れた確かな技も伝わってくる。
2部構成のプログラムの第1部では、アニバーサリーを記念して、この楽団の音楽監督を10年以上勤め、東フィルのフルート奏者でもある、さかはし矢波氏がフルートとピッコロを披露。流麗かつエネルギッシュで鮮やかな演奏を聴かせてくれた。さかはし氏のソロのバックを務めるバンドは、目立たない内声の細かい動きまで丁寧に扱い、落ち着いてソロを引き立たてていたところにも感心した。
第2部ではバンドが主役となり、さかはし氏の指揮で更なる本領を発揮した。「吹鉄」と銘打って鉄道に因んだナンバーを揃え、竹原さんの司会とともに楽しく進んで行った。僕が一番気に入ったのは「氷河特急」。素晴らしい山岳風景の広がる車窓を眺めながらのウキウキワクワク気分が、次々に現れる魅力的なメロディーを奏でるプレイヤー達の伸びやかで生き生きとした演奏から伝わってきた。
さかはしさんは、ギンギラの派手なジャケットを着て、ストレートで機敏な指揮姿で音楽を団員に伝え、メンバーはそれを自分達の音楽として奏でていった。両者のやり取りから、素敵な信頼関係が伝わり、何より音楽を楽しんでいる様子に共感を覚えた。
演奏会のメインは、交響詩「さよなら銀河鉄道999」を中心に据えた一連の「スリーナイン」の演目だろう。僕はこの漫画もアニメも映画も殆ど知らないため、竹原さんの名ナレーションと共に繰り広げられたパフォーマンスをストーリーとリンクさせて楽しむことが出来なかったのは残念だったけれど、演奏のクオリティの高さと熱量の高さはメインに相応しいものだった。有名な曲が並んだノリノリのアンコールまで、最後まで気を緩めることなく高い完成度で音楽を楽しませてくれたステキな演奏会だった。
ブラボーが響くコンサートを取り戻そう ~終わりの見えない過剰な感染対策に思う~
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第1行進曲「ジャンダルム」
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第二部
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♪ 高橋伸哉/氷河特急
♪ スパーク/オリエント急行
♪ 平尾昌晃/星出尚志編/銀河鉄道999(TV版)
♪ 東海林修/交響詩「さらば銀河鉄道999-アンドロメダ終着駅」
♪ タケカワユキヒデ/星出尚志編/銀河鉄道999(劇場版)
【アンコール】
♪ 山下国俊編/汽車の旅~鉄道ソングあれこれ~
♪ ビリー・ストレイホーン/A列車で行こう
メンバーからのお誘いで草加市民吹奏楽団の演奏会に初めて出かけた。1979年結成という歴史があり、現在48名を擁する本格派の吹奏楽団だ。3年ぶりの開催となった定期演奏会は40回目という節目を迎える。
最初の曲目、「フェスティバルのための序曲」が始まるや、このバンドの演奏に耳を奪われた。柔らかくブレンドされた奥行きのある響きや、自然で滑らかな呼吸から奏でられる歌いまわしが、団員たちの音楽への愛と、最高のパフォーマンスを聴かせようという熱意を伝えた。特定のパートが目立ちすぎることなく美しいハーモニーを奏で、メンバーがお互いの音を聴き合いながら良いアンサンブルを作り上げていく姿勢が感じられるし、聴かせどころでのソロやパートソロからは、歌心に溢れた確かな技も伝わってくる。
2部構成のプログラムの第1部では、アニバーサリーを記念して、この楽団の音楽監督を10年以上勤め、東フィルのフルート奏者でもある、さかはし矢波氏がフルートとピッコロを披露。流麗かつエネルギッシュで鮮やかな演奏を聴かせてくれた。さかはし氏のソロのバックを務めるバンドは、目立たない内声の細かい動きまで丁寧に扱い、落ち着いてソロを引き立たてていたところにも感心した。
第2部ではバンドが主役となり、さかはし氏の指揮で更なる本領を発揮した。「吹鉄」と銘打って鉄道に因んだナンバーを揃え、竹原さんの司会とともに楽しく進んで行った。僕が一番気に入ったのは「氷河特急」。素晴らしい山岳風景の広がる車窓を眺めながらのウキウキワクワク気分が、次々に現れる魅力的なメロディーを奏でるプレイヤー達の伸びやかで生き生きとした演奏から伝わってきた。
さかはしさんは、ギンギラの派手なジャケットを着て、ストレートで機敏な指揮姿で音楽を団員に伝え、メンバーはそれを自分達の音楽として奏でていった。両者のやり取りから、素敵な信頼関係が伝わり、何より音楽を楽しんでいる様子に共感を覚えた。
演奏会のメインは、交響詩「さよなら銀河鉄道999」を中心に据えた一連の「スリーナイン」の演目だろう。僕はこの漫画もアニメも映画も殆ど知らないため、竹原さんの名ナレーションと共に繰り広げられたパフォーマンスをストーリーとリンクさせて楽しむことが出来なかったのは残念だったけれど、演奏のクオリティの高さと熱量の高さはメインに相応しいものだった。有名な曲が並んだノリノリのアンコールまで、最後まで気を緩めることなく高い完成度で音楽を楽しませてくれたステキな演奏会だった。
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