帰ってきた“いつまでかけるか”

マイペースに日常を暮らす。

SF小説「すべて」その1

2013-01-02 21:44:28 | 小説
「見なさい!この現実を!この星の上を!」
おれは昔の恩師から聞いたセリフを幾度となく
叫んだ。別に、特定の誰かに向けてという訳でなく。



おれは2×××年の世界にいる。
このホシはもう既に限界が来ているな、と
感じているのは、おれだけだろうか。
いや、それだけならまだしも、つい数年前だったか
〝宇宙施設テノヒラ”というのが完成してしまったのだ。