帰ってきた“いつまでかけるか”

マイペースに日常を暮らす。

“夢”の治療法。

2012-10-31 01:10:58 | 日記
以前、「パプリカ」というアニメーション映画があった。
筒井康隆さんの原作も読んだが、その中に
主人公が“夢で苦しんでいる人の無意識に入り込み
問題を解決する”という設定だったと思う。
おれも変な夢をよく見る。
まあ、SFなのかもしれないけど、将来本当にできそうだな、
”夢”の治療法が。

小説「ドリーム・タイマーズ」その4

2012-10-13 13:07:01 | 小説
その甲斐もあり、巨大化してから何とか“敵”を倒した。


そして、その夜は近くのスナックで
反省会だ。
“ぴんく”はこういう時こそ来てほしいが
“くろ”と別のところへ飲みに行ったと聞いた。
まあ、いろいろあるんだろ。リーダーとしては、ぐっと我慢の時だ。
おれは“司令してくれる人”からのおごりということで
久しぶりに結構飲んだ。でも、予算内だ!それは考えてるし、
大丈夫!
どこが反省会なのかと言われそうだが
こういうのは“飲みニケーション”と言って・・・。
やめとこう。
そしておれはその夜、こんな夢を見た。
“われわれは、ドリーム・タイマーズ!!”
眠った気がしなかった。



完。

小説「ドリーム・タイマーズ」その3

2012-10-13 12:23:02 | 小説
なんつって言ってる間に“敵”は巨大化しやがった。
早くしないと、ふみつぶされる。
早くこっちも“ロボット”にのらないと。
でも、“あお”が言ってくれたが、“ロボ”は修理中だと言う。
仕方がないので、ケータイで修理してくれている工場へと
連絡した。
「今、仕上がったよ!おまっとさん!」
やれやれ、という間はない。
おれたちは“ロボ”が来るまでの3時間、
“敵”にふみつぶされないよう、“敵”が街の方にいかないよう
うまいこと誘導した。

小説「ドリーム・タイマーズ」その2

2012-10-12 18:45:48 | 小説
そんなこんなでコドモのケンカみたいなことを
コドモたちの憧れであるはずのいいオトナたちがしているのだから、
“敵”とやらが来た時、あわてふためく。
おれたちに“司令してくれる人”が、
「敵がきたぞ!やっつけろ!」
と、だけしか言わないので
そんな司令だけで、どう動いていいか分からないが、
とりあえずテキトーに動く、と言っても
“敵”は戦う場所を選ばないから、こっちが誘導して
あげないといけない。面倒だが“敵”だしな、
しかたがないか。
さて、戦う場所に移動してから、おれは“きいろ”に
言った。
「お前が行け!」
そう、おれは一応リーダー、“あか”なのだ。
と言っても“服”がちょっと黒ずんでいるが。
まあ、“司令してくれる人の次にえらい”ってことだしな!
いやいや、調子のっちゃいけねえ、ワリィワリィ。

小説「ドリーム・タイマーズ」その1

2012-10-08 09:12:31 | 小説
「われわれは、ドリーム・タイマーズ!!」
そう格好つけて決めたものの、なかなか決まらない。
やっぱ難しいものだ、ヒーローって。


おれは一応、地球を守っている。
そういう仕事をしているつもりだ。
つもりというのは、まだおれの入っている
“戦隊”は結成されて間もない。
戦隊の名前は、言うと恥ずかしいのと
企業秘密ってのがあるから、仮に“ナントカ戦隊ナントカジャー”って
ことにしておこう。
さて、おれがその“ナントカジャー”に入ってまる1ヶ月、
おれも“仲間”のみんなも、もう打ち解けて
いい頃だと思うが、ちょっとしたことで下らないケンカを
“しょっちゅう”する。
例えば、晩メシがいっしょだったりすると、
おかずの多い少ないで、やいのやいの言ったりする。
「こんな仲間うちのルールが守れないなら、地球も守れるか!」
って言われたヤツがいたりもする。
おれのことだけどね。