帰ってきた“いつまでかけるか”

マイペースに日常を暮らす。

SF小説「すべて」その4

2013-01-14 12:00:57 | 小説
そこで、言うた言わん等のケンカがあったとか、なかったとか。
そして、この騒ぎがニュースとなって報道されると
そこからの肝心のこのホシの偉いさんの対応といえば
〝何も知らされていない”だの〝コメントはまだ差し控えたい”だの
昔っから変わらない気がする。
いや、おれたちの方が変わらなきゃいけないのか?
そんなささいな事からみたいだったが、おれたちからしてみれば
その宇宙施設の方から宇宙船が来たことの方が
驚きだった。



そして今夜も空を見上げた。
おれはTVもネットをも
見ずに生きていけたらなとちょっと思ったが
目の前にはもう巨大な〝テノヒラ”が見えている。
すべて
つつみこむかのように。

完。

SF小説「すべて」その3

2013-01-14 11:34:37 | 小説
事件は、そんなささいな事から起きた。
〝ある男”が宇宙船に乗って地球にやってきたのだ。
それはそれで、この2×××年のコンニチよくある話なのだが
今のところ、このホシから以外の高度な生命体の方からは
まだ来ている事実がないので、ややこしいことになっていく。
どういうことかというと、この度の地球のこの騒ぎを面白がった奴らが
〝ある男”とコンタクトしたことに始まるのだが・・・。