暖かい日が続いているけれど
秋は 着実に進んでいる
何時もの散歩道
落ち葉が 積もり始めて もう何日ぐらいかしら
今日は 靴が落ち葉に埋もれそうなところもあった
そういう所は 落ち葉を踏みしめる音が ちょっと重い感じになる
程よく積もったところは もちろん 軽快な落ち葉の音 サクサクッってね
気分よく 歩いていると
もう一本の道で 昔話に出てくるような竹の大きな籠を置いて
籠の中に 落ち葉を入れている がっちりした感じのおじさんがいた
籠の中には 落ち葉がいっぱいで 山のようになっている
それでも 何回かその上に落ち葉を乗せて
いざ背中に背負おうとしたとき 多すぎた落ち葉が ゴソッと落ちた
「落ちちゃったな・・・」とか言いながら 背中に背負って
反対の道を歩いている 私の顔を見た
なんか 落ちるとわかるぐらい山積みにして
「落ちちゃったな」って言うのは 面白いと思った私
そのおじさんも 照れくさそうな感じだったから つい!
「焼き芋でもするんですか?」って 声をかけてしまった
だって・・・黙っていたら ばつが悪いだろうと思ったのよね
落ち葉を集める=焼き芋をする が自然な私の発想だったから
つい 言っちゃったのよね
道が合流するところで
「畑に埋めるんだよ
トラックでとりに来ている人もいるけれど
運動の為 私はこうやって 歩いて集めているんだ」
親切に説明してくれた
横に広くて大きな竹でできた籠
その方も がっしりした感じで 背負っているのが似合っていた
やっぱり 昔話に出てくる人みたいって チョロッと思った
コロナ禍だけど やっぱりついつい言葉が出てしまう私
普通の時なら もっといろいろ話を聞いたけど
なんだか 一言喋っただけでも
「あっ いけない」って思うようになってしまった
人懐っこい私の特技が だんだん良くないことのようになってくる
早く 普通の反応が許されるようになるといいな
今日は そんなことを思ってしまった
暖かい落ち葉の季節の11月22日 日曜日です