前回、KP-167・KP-168 のセットから1年数か月、株式会社大阪プラスチックモデルのセットからでも1年ぶり。河合商会のCタイプディーゼル機関車が帰ってきました！
今回発売されたのは・・・・・
KP-157 Cタイプ入換用ディーゼル機関車 ブルー/オレンジｘ1 + タキ7750 ｘ2(1両は反射板付)
KP-158 Cタイプ入換用ディーゼル機関車 ライトブルー ｘ1 + トラ90000 ｘ2
KP-159 Cタイプ入替用ディーゼル機関車 朱色 ｘ1 + ワム80000 グリーン ｘ2
以上3種類のセットです。
ブルー/オレンジが酒田港、ライトブルーが室蘭港、朱色が広島車両所で使用されている（いた）貨車移動機をイメージしたカラーだそうです。実物は模型のプリマウスWDT形ではなく国産のディーゼル機関車（貨車移動機）なのですがCタイプディーゼル機関車のマニアとしてはそんなことはどうでも良く「今現在もCタイプディーゼルの新色が発売されること」が大事なわけで、この度の新発売は実にウレシイ出来事なのです。
この製品の本家バックマンや他の海外メーカーが販売したCタイプディーゼル（プリマウスWDT）がそうだったように鉄道会社や所有会社の社紋や文字を印刷してあっても楽しそうですが、商標権が高いのでしょうか？車体に直接印刷しなくてもパッケージにデカールを同梱するとかダメかな？？
どの機関車も単染の警戒ストライプは印刷によるキレイな塗り分けです。乗降扉とリアの窓はエッチゴムに筆刺しがしてあります。このような古い製品を基本の型はそのままに、タッチアップや追加パーツでグレードアップさせる見事さは河合商会のお家芸といえるでしょう。今回も貨車2両を従えた機関車＋貨車の計3両セットでの販売で、毎度ながら貨車の出来栄えも見事です！しかし、日本型Nゲージ(1/150？)なのでワタクシがコレクションするスケールではないことが残念です。
また以前にBachmannのプリマウス機関車（河合商会編3）の頁で「これら1連のセットものは、このディーゼル機関車の人気にあやかった河合の貨車群の販売促進的な意味もあるのではないかと想像するので機関車単品での販売は今後も難しいのでしょうか。」なんて書いたのですが、なんと！この機関車単品売りが実現するようです！！
今回販売された3種類のパッケージは裏を見るとCタイプディーゼル機関車製品の一覧にKP-156A朱/白ラインとKP-156B朱/黄ラインというのがありこれが単品の機関車だそうです。実によく出来た貨車であってもユーザーの嗜好によっては不必要ということもあるでしょうから単品販売に期待されていた方も多いのではないでしょうか。
また、この製品一覧にはKP-164オレンジがオレンジ/グレーと記されています。もともと模型の色はオレンジ/グレーのツートンカラーで後にオレンジ単色のKP-167が発売され、更には再びツートンのKP-168や(株)大阪プラスチックモデルの製品もオレンジ/グレーなのですからさりげなく訂正ということでしょうか。
裏面には製品一覧のほか注意書きが書いてあります。そこにはDC12V以下で走行させるように書かれています。昔からNゲージの最高電圧はDC12Vだったと思うのですがこの機関車が販売され始めた1970年代、香港を含めた海外のトランス（パワーパック）は最高電圧がDC16Vくらいが普通でした。トミーが販売していた香港製のトランスも最高電圧がDC16Vでした。
しかし、河合商会が販売しているCタイプディーゼル機関車は1990年代に改良されたCタイプディーゼル機関車製品の延長であり、ボディーの基本型は1970年代の昔と同じですが製品自体は現代のNゲージです。ワタクシは1970年代のトランスを使って運転していますが、最近の製品のようにDCCが入っているわけでもなく壊れたりしないようです。PL法が導入されたのが何年前だったでしょうか？厳格な世の中になったのでメーカーの責任としてこのようなことが書かれているのでしょう。そうはいっても、脱線などで走行動作が止まった場合は怖いくらい熱くなることがありますから注意書きに従った取り扱いが安全といえるでしょう。
今回発売された3色の中で朱色はとても日本的？な感じがしてとても気に入っています。つまらない朱色の単色ですがどことなくイイのです。
これに社紋を付けて単品で発売されたら・・・・
なんてまた想像してしまいます。
