CタイプディーゼルことプリマウスWDTのNゲージが最初に発売されたのは1968年の暮のことでした。
ユーゴスラビア(現スロベニア)のメハノが製造し、アメリカのアトラスからリリースされました。
日本でメジャーなバックマン(ケーダー)の製品は1972年の発売ですから、4年も前の発売でした。
(トミーのCタイプ入換用ディーゼルは更に3年後の1975年発売)
このときリリースされたのは、2161 WDT-SF(サンタフェ)、2162 WDT-GN(グレートノーザン)、2163 WDT-BURLINGTON(バーリントン)、2164 WDT-PENNA(ペンシルバニア)の4種類でした。
全長52ミリとバックマンの製品と同等の大きさですが、動力のカラクリはやや古めかしいモノです。
単純で壊れにくそうな仕組みですが、搭載される12ボルトのモーターは物凄くホットになります。
このためプラ製のモーターケースとシャフトにズレが出てモーターが不動になることがあります。
また、ダイカストのシャシーにプラ製の床板を留めるネジが1本のため、床板が熱で反り上がってピニオンとウォームギアのピッチがずれて走行不能となることもあります。
このように決して丈夫な作りではないので走行可能な中古モデルを入手されても、走らせてしまうとビンテージモデルがモッタイナイことになるかもしれません。
アトラスが発売した初のPLYMOUTH WDT ですが、わずか4年で販売を中止してしまいます。
製品の性能上の理由でしょうか?バックマンから丈夫でよく走るWDT(Cタイプディーゼル)がリリースされたからでしょうか?
理由はよく分かりませんがメハノ製のWDTは販売中止となりました。
しかし、1972年アトラスは新たにオーストリアのロコ製のWDT機関車5種類をリリースしたのでした。
つづく・・・・・・・かも?
受験勉強その他モロモロ多忙の為、更新に間が開きそうです。