Ks Shanghai 上海/写真ブログ

写真で綴る上海ライフ

烏鎮にはおどろいた

2008-02-12 | 旅行
古鎮なんてどこに行っても似たり寄ったり、、、と最近思い始めていましたが。
烏鎮には本当に驚きました。
西柵と呼ばれる広いエリアの古鎮にはなんと「住人」がいないんです!

国家AAAA級観光地とのことで国なのか観光会社なのか知らないけど、全部買い取られていて完全に管理されている。
囲われていて豪華なインフォメーションセンターでチケット買って船に乗らないと街に入れないんだから。
この街で働いていたり、お土産売っている人は、住人ではなくて観光会社の従業員。
毎朝出勤して街の住人を「演じている」んです。
機織の実演している家でなにも売っていないなんておかしすぎるでしょう。
生活臭がなさ過ぎます。
賭けマージャンやっている住民とか、日がな一日、日向ぼっこしているばあさん、なんていうのもキャストに加えないと片手落ちですね。
ということで、ごみの山もないし、汚いガキもいなければ、伸びたパンツも干していないし、バイクも走っていないし、川に死んだ魚も浮いていない。
まるでディズニーシーの作り物の港町みたい。
建物は確かに木造で古くて傾いているんだけど、中はきれいに内装されてレストランやホテルやバーやお土産やになっています。
でも、それ以外の建物は中をのぞくともぬけの殻です。
まだ開発途中なのかもしれないけど、ゴーストタウンみたいで本当に怖い。
「中国最後の水を枕にする家族」とか言うホームページのコピーまでが作り物だったんですね。

変なもの食べさせておなか壊されては困るとか、汚い便所の匂いを嗅がせたくないようなVIPな客さんを接待するにはいい場所なのかな。