困ったニャンコ

写真屋さんの友人に、猫を外飼いしている人がいる。
同じ町内だ。
裏口でご飯をやっていた猫が子猫を生んでしまい、親子共々不妊手術をした。
そのうち１匹は、手術の経過が悪く、もう１匹は電車にはねられて死んだ。
残りの２匹と親猫を室内飼いしてくれるよう頼んだが、ご主人が部屋で飼うのに反対らしい。

いつでもご飯を食べに来れるよう、猫の出入り口をつけているので、他所の猫が来ることもある。
先日、新たな猫が通いだした。
メス猫なので、不妊手術をし自宅前でリリースしたが、その時いた他猫に驚いて、２度と食べに来なくなったそうだ。

暫くして、近くの溝に潜んでいるのを発見。
呼んでも来ないので、可愛そうになりその場でご飯をやったらしい。

で、その猫ちゃん。



そこがご飯をもらえる場所と認識してしまい、一日中待っている始末。
さらに困った事に、その場所は、よそのお宅の玄関前。しかも通行人の多い場所である。

私も、朝夕通るので、猫の存在には気がついていた。
溝を覗くと、いつも食べ残しがあり、あのやり方では必ず苦情が出ると、写真屋さんから注意してもらったのだが、
とうとう家主に「猫に餌をやらないで！」と張り紙をされてしまった。

しかし、張り紙を無視して、餌やり続行
直接注意しようと待ち伏せしていたら、近所のおばあちゃんが声をかけてきた。
「この子ね、ずっとここにおるん。可愛そうやからご飯やってるん。」
超訛り言葉でかろうじて聞き分けた内容。
お、おばあちゃんまで～

事情を話し、ご飯やる人がいるからこれからやらないでと言ったのだが・・
ちゃんと理解できなかったか？
翌日からお皿に入れてやってるし～(汗)　しかも相当目立つ

で、とうとう、本来の餌やりさんが、家主に現行犯で説教されているところに出くわした。
「とにかく、ここで餌をやられると困るのよ！」
「ほうきで何度叩いても、また来てるし！！」
「私は、ここに猫さえ来なければそれでいいのよ！」
「だから、餌やらないで頂戴！」

う～ん。ごもっともです・・申し訳ない
しかし猫に言い聞かせるわけには・・
同じ命じゃないですか。ほうきで叩くのは勘弁してやってください。
我々は、猫が増えない努力をしています。
これからは、ちゃんと掃除しますし。
なんとか対策考えますので。
ご近所のよしみで暫くご猶予をいただけませんか？
なんで私が謝らなきゃならんの・・

「そうねぇ。私もいつ近所のお世話にならないとも限らないけど・・」
「なるべく早く、何とかしてくださいよ！」
２人で一生懸命お願いして、やっと許可を得る。

さて、困った。これからどうする？
再度捕まえたところで、人馴れしていない猫。

とりあえず、置き餌はしない。
食べたらすぐに片付け、掃除をする。
そう決めたのだが・・・

しかし餌やりは、２人だけじゃなかった・・

なんせ、人通りの多いところ。
溝にポンと餌を投げ込んでいく人、数名いる模様。
掃除してもあとからあとからカリカリが(汗)

本当に困った。マジこれからどうするよ～