月見のお宿

文鳥と猫の話題。お勧めどおり、気軽な日記として使ってみる。

モーニングちゃん、逝く

2014-11-05 | 猫と遊ぶ
お外で暮らしていて具合が悪くなり、病院で点滴をしてもらった知人の猫。
ちゃんとご飯を食べるようになるか、少しの間、見てほしいと言われて預かった。
2010年7月10日の事だった。

白黒のキャラから、モーニングちゃんという正式名があったが、いつもおばあちゃんと呼んでいた。
当時の推定年齢、14歳。

食欲も出て、元気になったが、外で暮らすには、まだまだ暑い季節。
高齢猫には堪えるだろうと、もう少し、もう少しと言ううちに、寒い冬が。

自然とお宿で暮らすようになった。

動き回る猫じゃなく、開放しても出て来るでもなく、ずっとケージ暮らし。

飼い主は、2、3度会いに来たが、半年も過ぎれば忘れたかのように連絡すらなくなった。
偶然スーパーで会えば、何度かご飯代と称し、5千円や1万円を渡されたのだが、
そのうち、持ち合わせが無いと言い訳するようになる。

通院が必要な時は、連絡して飼い主としての自覚を促したものだが、もう、どうでも良くなってきた。
おばあちゃんの診察代だけは、あちらに請求してもらっていたし。

4年と4か月。
本当によく食べた。毎日快便だった。
ずっと慣れない猫だったが、ご飯だけは甘えた声で要求した。

お宿に来たとき、2.8kgだったのが、あっという間に4kgを超えた。



今年に入って、目が見えなくなった。
ケージを1段にし、バリアフリーに。
トイレも跨げないので、ペットシーツで対応。



11月1日、ご飯を食べなくなった。
もう寿命かも・・と獣医さん。

11月3日、息遣いが荒く、水も飲まなくなる。
体全体で息をして辛そうだが、祝日なので病院は休み。

祝日も診察している、循環器系の得意な獣医さんに相談。
今、してやれることは、酸素吸入くらいと。

輸液は50ml、それで問題なければ、100ml。
100mlまでなら、心臓に負担はかからないと言う。

酸素ボンベを担いで帰宅。
おばあちゃんの鼻先で嗅がせた。

1時間ほどして、呼吸が楽になってきた。
50mlの皮下輸液。

翌日、いつもの病院へ行く。
酸素ボンベの残りが少ないので、貸し出しをお願いしたが、取り扱っていなかった。

明日は、モモの検査で大阪へ。
おばあちゃんを置いては行けない。

酸素室を予約し、1日預かってもらうことにした。

酸素ボンベの追加購入に、病院のハシゴ。
酸素のおかげで、苦しくないようだ。すやすやと眠っていた。

11月5日、AM7時。
カタンと物音がして、おばあちゃんを見る。
ケージに引っ掛けていた水入れを蹴っていた。
痙攣だ。

急いで駆け寄り、体を摩ったが、そのまま息を引き取った。
ほとんど苦しまずに逝った。

酸素室を予約していたが、シャンプーをお願いすることになってしまった。

洋猫交じりで毛足がやや長い。
脂性のため、いつも毛が絡んでいた。
ブラッシングをすると、噛みつくように怒り、綺麗に出来なかった。

やっと綺麗にしてやれた。



モーニングちゃん。
お外の自由は奪われたけど、美味しいものイッパイ食べて少しは幸せでしたか?
18年間、頑張って生きたね。



あなたはお宿の猫だから、これからもずっと一緒だよ。


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