お外で暮らしていて具合が悪くなり、病院で点滴をしてもらった知人の猫。
ちゃんとご飯を食べるようになるか、少しの間、見てほしいと言われて預かった。
2010年7月10日の事だった。
白黒のキャラから、モーニングちゃんという正式名があったが、いつもおばあちゃんと呼んでいた。
当時の推定年齢、14歳。
食欲も出て、元気になったが、外で暮らすには、まだまだ暑い季節。
高齢猫には堪えるだろうと、もう少し、もう少しと言ううちに、寒い冬が。
自然とお宿で暮らすようになった。
動き回る猫じゃなく、開放しても出て来るでもなく、ずっとケージ暮らし。
飼い主は、2、3度会いに来たが、半年も過ぎれば忘れたかのように連絡すらなくなった。
偶然スーパーで会えば、何度かご飯代と称し、5千円や1万円を渡されたのだが、
そのうち、持ち合わせが無いと言い訳するようになる。
通院が必要な時は、連絡して飼い主としての自覚を促したものだが、もう、どうでも良くなってきた。
おばあちゃんの診察代だけは、あちらに請求してもらっていたし。
4年と4か月。
本当によく食べた。毎日快便だった。
ずっと慣れない猫だったが、ご飯だけは甘えた声で要求した。
お宿に来たとき、2.8kgだったのが、あっという間に4kgを超えた。
今年に入って、目が見えなくなった。
ケージを1段にし、バリアフリーに。
トイレも跨げないので、ペットシーツで対応。
11月1日、ご飯を食べなくなった。
もう寿命かも・・と獣医さん。
11月3日、息遣いが荒く、水も飲まなくなる。
体全体で息をして辛そうだが、祝日なので病院は休み。
祝日も診察している、循環器系の得意な獣医さんに相談。
今、してやれることは、酸素吸入くらいと。
輸液は50ml、それで問題なければ、100ml。
100mlまでなら、心臓に負担はかからないと言う。
酸素ボンベを担いで帰宅。
おばあちゃんの鼻先で嗅がせた。
1時間ほどして、呼吸が楽になってきた。
50mlの皮下輸液。
翌日、いつもの病院へ行く。
酸素ボンベの残りが少ないので、貸し出しをお願いしたが、取り扱っていなかった。
明日は、モモの検査で大阪へ。
おばあちゃんを置いては行けない。
酸素室を予約し、1日預かってもらうことにした。
酸素ボンベの追加購入に、病院のハシゴ。
酸素のおかげで、苦しくないようだ。すやすやと眠っていた。
11月5日、AM7時。
カタンと物音がして、おばあちゃんを見る。
ケージに引っ掛けていた水入れを蹴っていた。
痙攣だ。
急いで駆け寄り、体を摩ったが、そのまま息を引き取った。
ほとんど苦しまずに逝った。
酸素室を予約していたが、シャンプーをお願いすることになってしまった。
洋猫交じりで毛足がやや長い。
脂性のため、いつも毛が絡んでいた。
ブラッシングをすると、噛みつくように怒り、綺麗に出来なかった。
やっと綺麗にしてやれた。
モーニングちゃん。
お外の自由は奪われたけど、美味しいものイッパイ食べて少しは幸せでしたか?
18年間、頑張って生きたね。
あなたはお宿の猫だから、これからもずっと一緒だよ。
ちゃんとご飯を食べるようになるか、少しの間、見てほしいと言われて預かった。
2010年7月10日の事だった。
白黒のキャラから、モーニングちゃんという正式名があったが、いつもおばあちゃんと呼んでいた。
当時の推定年齢、14歳。
食欲も出て、元気になったが、外で暮らすには、まだまだ暑い季節。
高齢猫には堪えるだろうと、もう少し、もう少しと言ううちに、寒い冬が。
自然とお宿で暮らすようになった。
動き回る猫じゃなく、開放しても出て来るでもなく、ずっとケージ暮らし。
飼い主は、2、3度会いに来たが、半年も過ぎれば忘れたかのように連絡すらなくなった。
偶然スーパーで会えば、何度かご飯代と称し、5千円や1万円を渡されたのだが、
そのうち、持ち合わせが無いと言い訳するようになる。
通院が必要な時は、連絡して飼い主としての自覚を促したものだが、もう、どうでも良くなってきた。
おばあちゃんの診察代だけは、あちらに請求してもらっていたし。
4年と4か月。
本当によく食べた。毎日快便だった。
ずっと慣れない猫だったが、ご飯だけは甘えた声で要求した。
お宿に来たとき、2.8kgだったのが、あっという間に4kgを超えた。
今年に入って、目が見えなくなった。
ケージを1段にし、バリアフリーに。
トイレも跨げないので、ペットシーツで対応。
11月1日、ご飯を食べなくなった。
もう寿命かも・・と獣医さん。
11月3日、息遣いが荒く、水も飲まなくなる。
体全体で息をして辛そうだが、祝日なので病院は休み。
祝日も診察している、循環器系の得意な獣医さんに相談。
今、してやれることは、酸素吸入くらいと。
輸液は50ml、それで問題なければ、100ml。
100mlまでなら、心臓に負担はかからないと言う。
酸素ボンベを担いで帰宅。
おばあちゃんの鼻先で嗅がせた。
1時間ほどして、呼吸が楽になってきた。
50mlの皮下輸液。
翌日、いつもの病院へ行く。
酸素ボンベの残りが少ないので、貸し出しをお願いしたが、取り扱っていなかった。
明日は、モモの検査で大阪へ。
おばあちゃんを置いては行けない。
酸素室を予約し、1日預かってもらうことにした。
酸素ボンベの追加購入に、病院のハシゴ。
酸素のおかげで、苦しくないようだ。すやすやと眠っていた。
11月5日、AM7時。
カタンと物音がして、おばあちゃんを見る。
ケージに引っ掛けていた水入れを蹴っていた。
痙攣だ。
急いで駆け寄り、体を摩ったが、そのまま息を引き取った。
ほとんど苦しまずに逝った。
酸素室を予約していたが、シャンプーをお願いすることになってしまった。
洋猫交じりで毛足がやや長い。
脂性のため、いつも毛が絡んでいた。
ブラッシングをすると、噛みつくように怒り、綺麗に出来なかった。
やっと綺麗にしてやれた。
モーニングちゃん。
お外の自由は奪われたけど、美味しいものイッパイ食べて少しは幸せでしたか?
18年間、頑張って生きたね。
あなたはお宿の猫だから、これからもずっと一緒だよ。