月見のお宿

文鳥と猫の話題。お勧めどおり、気軽な日記として使ってみる。

緊急手配の猫

2014-09-26 | 猫と遊ぶ
玄関先で餌をやっている親子の避妊がしたいと、隣区からの応援要請。

ずっとピルを飲ませてたんやけど、どうもお腹が大きい気がするんよ。

ピルを使っている人に会ったのは初めてだ。

子供の方はキャリーに入れられるとの事で、先に捕獲を頼んでいたが、
イザとなったら抵抗して入らず、逃げてしまったと。

捕獲器、1台しか持ってこなかったよ・・

1時間ほどして、親子で顔を見せた。
捕獲器をセットしたが、警戒心が最強のキジサビ。
周りをウロウロするだけで入らない。

子供の方は、玄関内におびき寄せ、ドアを閉めてゲット。
親は、30分ほどご飯を待っていたが、あきらめて帰ってしまった。

子供を先に連れて帰り、翌朝病院へ。
バイクに乗せようと玄関扉を開けた瞬間、いきなりキャリーが軽くなった。

前を、猫か走り去る。
一瞬、なにがなんだか??

我に返ってキャリーを見たら、扉が開いていた。
レバー式のキャリーで、カバーを掛けたはずみに下がって開いてしまったようだ。

大変だ!
家猫では無いにしても、小さい時からご飯をやっていた猫。
逃げてしまいました、すみません。では済まない。責任問題だ。

飼い主さんに事情を説明し、全力で探すので、しばらく猶予下さい。と詫びを入れる。

病院にキャンセルを入れ、すぐにポスターの作成。

溝の中を走って東に行ったまでは確認したが、そこから更に東か、もしくは北か?
トンネルをくぐって南の可能性は低い。
北なら、一斉捕獲のアパートがあり、置き餌もある。

猫友に応援を頼んで、溝沿いからアパート方面に200枚のポスティングと20枚の電柱貼り。
顔見知りや、犬の散歩をしている人には手渡しでお願いした。

夜8時頃、1件の目撃情報。

15分前に、溝の中にいましたよ。
暗くて、色までは解らなかったけど、確かに猫でした。

場所は、見失った場所だ。
まだ近くにいる。

すぐに、溝の中に捕獲器を仕掛ける。
しかし、2晩経っても誰も入らない。

この辺の猫たち、お腹満たされてんのね

翌々日、斜め前の溝に見かけない猫が顔を出した。
逃がした猫より白っぽく小さいが、流れてきた猫かな?
耳カットが無い。ロックオンだ。

いや、ちょっと待て?
猫を家の中に入れると、外にいた時より現実は大きかったものだ。
逆に、中にいた記憶より、小さく見えるのでは?

写真を撮り、比べてみる。

 

ビンゴ

飼い主さん宅に走り、確認してもらう。
写真を見るなり、「チビちゃんや! はよ帰っておいで!」

分岐点から先に行かず、戻って来たんだ。
よし!きっと捕まる。

翌日、近所の人が、昨日の猫いるよ。とチャイムで知らせてくれた。
写真屋さんちの玄関にいた。

お宿の前に捕獲器を置き、待つこと5分。
無事ゲット。ホッとした。

使い慣れた自分のキャリーで病院に搬送。
メスと聞いていたが、オスだった。

メスしか不妊手術をしない主義の人なので、勘違いしていて幸い。
しっかり去勢を済ませ、5日ぶりのご帰還となった。

捕獲器を預けて、親猫の捕獲をずっと頑張ってもらっていたが、1か月経っても入らず。
10月27日、思い切って玄関内に追い込み、猫タモで捕獲を成功させた。



妊娠はしていなかったが、子宮がボロボロだったそうで、
掴んだら崩れそうで怖かったで
と、興奮気味の獣医さん。

摘出した子宮を見せてもらったが、色が黒ずんで崩れかけ。
そのままだと、命取りになったかも。

お世話になりました。これからは、心置きなくご飯をやれます。

お外暮らしだったチビちゃんが、帰宅後、出入り自由の家猫に昇進したのは、
今回の騒動による怪我の功名だったに違いない。


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