先日、noirさんのBLOGで、前足の爪を抜かれたオマリー君の里親さんが決まったと書かれていた。
ハッピーな話題の影に、抜爪の文字。
噂では聞いていたが、今回かなり気になったので、調べてみた。
実際には、爪を抜くのではなく、爪の付け根の骨から切断し、2度と爪が生えてこないようにするらしい。
たいていは前足のみの手術だが、4本ともに手術をする事もあるそうだ。
アメリカでは一般的に行われていて、noirさん曰く手術料は嘘みたいに安くて、たまに郵便ポストに広告まで入るそうだ。
日本でも まだ数は少ないが手術の事例はあるらしい。
「抜爪手術」で検索すると、なんと堂々と抜爪手術を推奨する獣医がいたではないか!
楽に猫を飼う事ができるようになるだと?動物のことを常に考えた治療だと?冗談じゃない!
抜爪手術をされた猫はどうなるのか?
骨部分の細胞ごと取り除いてしまうのは、人間でいうと第一関節ごと指を切断するのと同じらしい。
術後は、しばらくは立つ事も歩く事も出来ないほどの苦痛がある。
家具や家が傷つくから、爪が危ないからと猫の抜爪手術をする。
犬が吠えてうるさいからと、声帯手術をする。
こんなむごい事を平気でする飼い主って?
飼い易くなるからと、ペットにこんな負担をかける気持ちが私には理解出来ない。
だったら飼わないでくれと言いたい。
自分の子供がもし万引きの常習犯で、どうしてもやめない場合は、その子の指も切るのか?
私が今回、「抜爪手術」にこだわった理由は2つある。
1つは、会社でこの話題を出した時、同僚の実家で飼われている猫が、
家具を傷つけるからと言う理由で、病院の薦められるままに手術をしていたのだ。
こんなに身近で行われていた事に驚き、恐怖を感じた。
2つ目は、里親募集の譲渡契約書に、この項目を追加するべきかと。
早速、猫ボラさんに電話で相談してみた。
数は少ないが、やはりたまに聞くので、譲渡の際は口頭で禁止を説明しているらしい。
ある団体の見解はこうだ。
完全室内飼い及び終生飼育を条件の上、究極の判断としてのみ推奨する。
事例を上げると、長年飼っている猫を連れて結婚したが、ダンナがあまり猫を好きではなく、
爪で家具などを傷つけられるのをとても嫌がり、離婚か処分かを選択しなくてはならなくなった。
殺すくらいならと、抜爪手術したところ、離婚問題は解決したらしい。
しかし、猫にとっての負担は計り知れなく、安易な判断をせず、本当に最期の手段として考えて欲しいとのことだった。
抜爪体験者によると、 高いところも登れるし、爪とぎのまねもしているので全然問題はないと言うが、
猫にとって爪とぎは、ストレス解消とマーキングのため。
その大事な爪を失う事は、かなりのストレスのはず。
人間だってストレスをずっと感じていると病気なるが、猫だって同じ。
また、爪が無いため着地がうまく出来ず、家の中でも大怪我をすることも考えられる。
猫と暮らすのに、家具の傷を心配しちゃいかんよ。
日本の獣医師も、何でもかんでも外国の真似をするのはやめて欲しいと思う。
たしかに、日本の動物医療は遅れているが、アメリカがやってる事は全てが良いとは限らないのだから。
譲渡契約に、「猫の首輪に鈴をつけないで下さい。」と言う項目を作っている人もいるらしい。
そういえば、猫の首に鈴もかなりのストレスだよなあ。
爪とぎ中のメメちゃん
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/38/5ed85933556bb857cc7b176e7a6c684b.jpg)
猫は猫の生き方があるのだもの、互いに尊重して暮らして初めて意味があるのに、爪を抜くという発想は、少しおもちゃっぽい扱いの気がします。
猫に明らかな異常は出ないのかしら。
それを知りたいですね。
うちもハナオに、家中傷つけられてはいるけどね。そんなことそもそも獣医さんに相談するってことも思いつかなかったわ。
獣医さんもいろいろな考え方があるだろうけど。
そういえば最近爪キャップ、売っていますよね。
でも、将来的に見ると何らかの影響は出て来て当然とか。
爪がないと踏ん張りが利かないんじゃないかな。
昔飼ってた老猫は、爪が引っ込まなくなって、足に力が入らないためか、よく便秘してた。
爪キャップは、抜爪に変わる対処法だね。
でも、付替えたり爪切りとかが面倒だからと、抜爪を選ぶ人もいるんだろうね。
爪きり、好きだけどなあ。猫抱いて、なだめながらコミュニケーション。
抜いてしまえば、そんな事も出来ないし、爪がない猫なんて、不自然すぎる。
猫を犠牲にしなくてはならない程の立派な家具なんて無い。
なので我家には、爪キャップも必要ないのだ。
私が知っているボランティア団体+シェルターはどこでも、里親希望者には『爪抜き手術はしません』という書類に署名させてます。しかし、そもそも念書には何の法的拘束力もないし、そんな手術を聞いたこともなかった人に認知させてしまうという危険もあり、効き目があるかどうかは今ひとつかと思います。
爪抜かれた子が爪とぎの仕草をするのは、本能的に忘れられないからだそうです。オマリー(仮名)にも、爪とぎを買ってあげたら、喜んでさっそく、かすーかすーと無い爪でといでました。見てて胸が痛くなりました。
日本でもそんな手術する人がいるのですね。初めて知りました。全く動物虐待だと思いますよ。
ところで、piyoさんごめんなさい。うちのソフィーは鈴つき首輪つけてます。だって先住猫を追い掛け回すのですもの。しかし本人は嫌がるでもなく、部屋に入ってくると存在感をアピールするかのように、思いっきり首を振って鈴を鳴らし、全員の注目を集めようとしてます。だ、だめでしょうか...。
初めて猫を飼う人や、知識の無い人にとって、獣医師の言う事が全て正しいと思ってしまうんです。
進められるままに抜爪などしてしまう事を考えると、予備知識は必要かと思っています。
説明している時のリアクションで、相手が見えることだってあるし。
里親詐欺の話もよくします。
免許証等の身分証明を慌てて持ってくる人、目を赤くして聞く人もいて、ああこの人なら大丈夫と確信する事もありました。
鈴に関しては、団体に報告があった事例なんです。
鈴をつけている猫に胃潰瘍が多いとか。
私も老猫を保護した時、鈴つき首輪をもらったのでつけたのですが、
狂ったように取りたがって、挙句にペッドの下にもぐりこんで動かなくなってしまった事があります。
鈴を外したら、どーってこと無かったのですが、その時は出入自由だったし、
簡単に外れる首輪でもなかった事から、獣医に危険性を教えてもらって辞めました。
でも、小さい時から慣れている猫は、その限りではないのかも知れないですね。
これについても賛否両論があると思います。
しかし、ソフィちゃんは、逆に鈴を武器にしてるんですね!やるなあ。
猫の爪抜手術があるというのは知ってましたが、日本でもしているとは驚きでした。
「猫は爪を研ぐ」という基本的なことも知らないような人には飼って欲しくないですねー
声帯手術に関しては「絶対に禁止するべき」とは言えない部分もありますが(鳴くのは個体差もあり、捨てたり保健所行きにされるよりは…)、爪抜は本当に禁止して欲しいですよ。
猫に鈴…はつけてないと夜中に踏みつけそうなのと、家庭内行方不明になるのでウチでは我慢してもらってます(ゴメンネ猫達)
ほんとに、動物の痛みがわからない人には、飼って欲しくないですよね。
爪抜く前に、まず爪トギを躾けろと言いたい。
犬の無駄吠えも、躾けです。
手術に踏み切る飼い主は、躾けの努力をしたのだろうか?
従兄弟の犬の無駄吠えがすごくて、近所の迷惑になっていたのですが、
3ヶ月間訓練所に通い、治りました。
訓練して、直る可能性もあるのに、簡単に手術してしまうことは、
トラネコさんが言われるおもちゃ扱いのような気がする。
その上飽きたら( -.-)ノ⌒-~ポイ・・絶対やめてくれ!
うちも、暗闇の中の黒猫はまったく見えませんわ。
家庭内行方不明!おうちかなり広いのね。羨ましいわあ。
家庭内野良ならよく聞きますケド。
鈴って猫にとってストレスになることもあるんですね。
初めて知りました。
うちは夜中に暴れるので、鈴の音のうるささにストレス
を感じたのは人間様のほうですが・・・・。
たまにお土産におニューの首輪買って行ったりするんですが、猫の首輪って鈴がついてるもの多いですね。
再来週面会に帰ります。
そう言えば、うちのハナオは発見当初体調ボロボロだったのと、多分生まれた時からエイズウイルスを持っていたみたいで、その影響かと思われるのですが、左の前足の爪が取れちゃったんです。
その時は血だらけでしたけど、そのキズ自体はすぐ治って、その後も痛くも痒くもないみたいですね。1つだけ変形した切ってあげられないような爪が残っていて、それが伸びてくると痛いみたいで、家の中を暴走してはがしていますね。でもまたそれがポロリと取れるとスッキリするみたいです。もちろん両前足で爪研いでます。
爪って猫にとってどんなものなのでしょうね。
そしてこのニュースにビックリ
抜くという話は聞いてましたが骨切断って~(*_*)
猫を飼う以上家が傷つくのは仕方ないと思います
うちも切らないので尖ってて痛いけど
(それは飼い主のせいですね..
でも遊んでて手が傷だらけでも平気ですよ~(私だけ?!)
>離婚か処分かを選択..
ってありましたが、私なら平気でそんな事言うヤツは離婚です!!
でも、それも常識にみんながやってたら、
私もやっていたかもしれません。
piyoさんのこのお話で考えさせられました。
益々ネコへの愛が深まります。