DoaU408日目_Part1_マルタイ「棒ラーメン」

4／12（月）

朝、目が覚めるとテレビはジョージア州の緑をテレビが映し出す。
34歳のアメリカ人プレーヤーはティーショットを右へ左への大乱調。
それを尻目に39歳のアメリカ人プレイヤーは前日からの好調をキープ、
おもしろいようにバーディーをきめ、パーをセーブする。
優勝が決まって家族と抱き合う、タイガー・ウッズに見せつけるかのように。

ジョージア州の青い空とはまったく異なる曇天、
8時ぐらいには雨が降り出す。
誰が出るもんか、おなかの調子も最悪のままだし。

それでも昼ごはんは食べなければ、痩せるだけだ。
先週、食べたマルタイ「屋台九州味　棒ラーメン」が残っている、
簡単だし、それで十分。
昨日、OKストアで買ってきた豚バラ肉もあるし。

昨夜、冷や奴で使ったネギの青い部分を細か目に切る、
もちろん、まだ左中指がダメだから。
豚バラ肉2枚を切って4等分に。
フライパンにサラダ油をひいて加熱する。
ネギと豚バラ肉を入れて、焼き目を付ける。
みりん大さじ1と麺つゆ小さじ1を。醤油も小さじ1入れて煮詰める。


煮詰めながら思いつく、ああ、ゆで卵を作ろう。
慌てて卵を水から茹で、沸騰して2分で水に放つ。
コレで十分だと思ったけれど、殻を剥きながら、かなりヤバいと気付く。

マルタイのラーメンは楽でいい、鍋で3分。
粉末スープと調味油を入れて丼にあければおしまい。



半熟というよりも温泉卵に近いぐらい、黄身はほぼ液体。
白身だってかなりどろどろ、いかんなあ、やる気がない時は。

マルタイの棒ラーメンはやっぱりうまい。
スープもそうだけれど、麺の食感がとにかくいい感じなのだ。
ホントに、ヘタなラーメン屋で食べるよりもよっぽどいい。

井上ひさし氏が亡くなった。
偽原始人が最初の出会いだったかな？
戦争批判をユーモアというオブラートに包んで書き続けた。
ご冥福を。

DoaU407日目_Part1_生姜焼きと冷や奴の違和感

4／11（日）

エメリヤ、好きなだけ喋れ。お前の週だ

何をどう言われようとも揺るがない、そんな姿勢を貫けることは素敵だ。
しかし実行に移すことは難しい、
誹謗中傷をシカトできる勇気は人にはない。

朝、目が覚めるとテレビはジョージア州の緑をテレビが映し出す。
39歳のアメリカ人プレイヤーは驚異的なイーグルまで奪う。
何をやってもうまくいく、そんな雰囲気でゲームを支配する。
単独2位に浮上したフィル・ミケルソンにインタビュアーがしつこく迫る、
家族という言葉を連発しながら。
タイガー・ウッズを意識した質問だとわかり、一瞬、言葉に詰まる。
しかし、だ。
フィル、お前の週だ
何をやってもうまくいく、質問をかわす、優等生的な発言で。

10時過ぎ、ヒルマへ向かう、9時半に起きてきた嫁さんを置いて。
富士山には、姿を見せようなんて気はこれっぽっちもない、当然だけれど。
先週、満開だった東工大のサクラも散っているかな、そう思う。



東京工業大学本館前
一番南向きで日当りがいいから、開花も早かったのに、
この1本だけはかなりの花びらを残す。
本館前では学生がイベントの準備中、ライブでもやるのかな？

家に帰れば、嫁さんはまだパジャマ姿。
12時近く、黄色いマーチがようやく発進する、OKストアに向けて。
ことごとく信号にひっかかる、目の前を東急バスを抜けそうで抜けない。
オレたちの週ではない、そう実感させるには十分なほどに。

おかげで嫁さんの空腹は絶好調へと急カーブ。
手にした弁当はシュウマイと唐揚げが入って290円という捨て値の弁当。
うまいということを目的にした物ではない、
単純に動物性たんぱく質を摂取する、それだけが目的のような代物。
晩ごはん以外、ホントにろくな物を食べてない
嫁さんはそうこぼすけれど、腹をすかせているのも君だ。

動物性たんぱく質をせっせと摂取した後、嫁さんは髪を切りに行く、
自由が丘のあのへんなオヤジの美容室へ。

どうだどうだ
帰ってくるなり嫁さんが言う。
ぽかんとしていると嫁さんが続ける。
ほら、あるじゃん、きれいになったね、とかさあ
さらに開いた口が塞がらなくなる。
ムッシュみたいにしてくれって頼んだのか？そうとしか思えない。
11,000円かけてムッシュかあ
嫁さんは大あくびをかみ殺しもせずにベッドへ。

きっちり2時間、昼寝と言うにはかなり遅いけれど、
19時過ぎまでしっかり寝る、いやはやどうにも。

晩ごはん、何だっけ？
ツッコム気すら起きない、起き抜けの嫁さん。

肉じゃがを作る時に買ってきた豆腐が賞味期限である。
肉豆腐でも作るか、そう思っていたけれど、予定は変更される。
だって、昼ごはんの繊維質はほぼゼロ。
OKストアで豚バラ肉を買ってきたので生姜焼きにすればいいんじゃね？
豆腐は冷や奴でまだ喰えるだろうし。

豆腐の水気を切る。
ネギ1本をみじん切りに・・・しようとしたら、できない。
木曜日に鋏で切った中指が邪魔をするのだ。
しょうがないので、半覚醒状態の嫁さんに助けを求める、
情けなし。

ショウガ1片を擦り下ろす。
ボウルにみりん大さじ3、醤油大さじ2、ショウガを入れて撹拌する。
豚バラ肉に日本酒をふり、塩・白コショウを。
サラダ菜を水にさらしてから、水気を切っておく。

フライパンにサラダ油とごま油をひいて強火に。



豚バラ肉に焼き目がつくぐらいで、ボウルの中身を流し込む。



中火に落として、肉に味を含ませる。
皿にサラダ菜をちぎって、上からフライパンの中身を。



貧乏家みたいだ、野菜が多すぎだよ
嫁さんがけたけた笑うけれど、みたいじゃないのだ、貧乏家なのだ。
コレにちょいとマヨネーズ、ひさしぶりにキユーピーのマヨネーズ。
20年ぶりだあ
いや、20年は大げさだ、結婚して20年も経っていないし。
ただ、キユーピーのマヨネーズ、酸味がさほど強くなくなっている。
味の素に比べてかなり濃厚な感じ、悪くない。
てか、これで味の素を一掃できる、悪くない。



豆腐には当然スタミナ源たれである。
うまい、うまいんだけれど、なんか使い方を間違えてないか？

豚バラ肉を焼くのにはスタミナ源たれ、
冷や奴を食べるのにはショウガ醤油、
それがフツーではないか？

やっぱり、オレの週ではない、ホント。

DoaU406日目_Part2_制服とローストチキン

人はその制服どおりの人間になる

軍人からフランス皇帝に成り上がったナポレオン・ボナパルト、
彼にとって徽章が全てだったのかもしれない。
ただ、誰もが最初からその立場らしい振る舞いが出来る訳ではない。
立場が人を作る、そうも言う。
教師だって最初は学生上がり、それが支配することを覚えた結果、
教習所で一番教えにくい職業へと成り下がる、そんなもんだ。

前日のリハビリはちょっとキツかったようである。
昼ごはんの後片付けを終えたら、今度はオレがベッドへUターン。
なぜか小ガモを連れて。
あれ、夕方から仕事じゃなかったっけ？
土曜日だけれど、嫁さんは自由が丘のショップでパンを教えるハズ。
眠いときは寝るのだ
世の中の理屈とは一切無縁で生きている、それを実感する。

小1時間で起き上がる。
何時に出ればいいんだっけ？
夢の時間が終わって、嫁さんが言う。
知らんわ、ホント。

夕方、キミサワへ買い物に行く、空き缶しかないのだ、ビールが。
そのついでにショップをのぞく、初めて嫁さんが働く姿を目にする。
白いコックコートを着た嫁さんがそこにいた。
ほぉー、思わず唸る。
それらしいじゃん、禿のチビもそう馬鹿にできないな、そう実感する。

家に帰って、いそいそと仕込みである。
買ってきた鶏もも肉、多めに塩をふり、ナツメグと白コショウを。
フォークでぐしぐし刺しながら、味と香りを肉の内部へ。
ラップにオリーブオイルをひいて、肉の面を下に。
皮側には塩とおろしニンニクのみ、オリーブオイルはかけない。
ラップにくるんで冷蔵庫で放置。

キャベツを塩茹でして、水菜1株の砂を出しておけば、
後は嫁さんが帰ってきてから。

アルミフォイルにキャベツをばらまいて、網の上にチキン、
皮を上にして。



電子レンジに入れて「石窯オーブン予熱なし」を選択。
280度で30分にしてスタート。



途中、15分経過したところで、左右をひっくり返す、
焼きむら防止のために。

皿に水菜の芯の部分をひいて、焼き上がりを待つ。



ナイフをいれると、溢れ出る肉汁、たまらんな。
今日は皮にオリーブオイルをかけていないので、
パリッとした食感。

ただ、短時間だからと塩を多めにしたから、
表面部分だけ塩気が強い。
ただ水菜にいっさい味をつけていないので、むしろちょうどいい。

もちろん作った人間はコックコートを着ていない。
エプロンだってしていない。
だって料理人になるつもりはないし。