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ボクシング会の問題児といえば、誰でも知っているであろうふてぶてしい態度と言葉に注目が集まる亀田親子です。
親子ともどもその一般常識に反したというか、モラルの無いふてぶてしい低レベルなパフォーマンス(「亀田スタイル」というらしい)が常々問題視されてきました。
何があっても悪の要素を強調する亀田スタイルを貫き通す姿勢には、世間の批判も大きいものでした。マスコミもそんな彼らのスタイルを批判するところが多かったですが、彼らの試合の放送権を持っているTBSがまた悪質で、そんな亀田親子の低レベルな行為を助長するかのようなスタンスであることに、問題視する人も多かったようです。
こうした『亀田スタイル』について、ある番組で亀田家の大ボスである亀田史郎氏とやくみつる氏が口論となり、史郎氏が暴言を吐いて睨み付けるなど、周りからどんなに批判されようがその悪のスタイルを変える様子はなく、逆に暴力的な面を世間に披露するようなことをしていました。
試合についても無敗だった(ただし、日本人と対戦したことはなく、いずれもよく解らない外国人選手との対戦で、自分より弱い選手を選んで試合していたとも言われています)ことも手伝って、この亀田スタイルは維持され続けてきたわけですが…事件は10月11日に行われたWBCフライ級タイトルマッチで起こりました。
亀田家の次男、亀田大毅(挑戦者)と内藤大助(王者)の対戦です。
試合前から亀田家の長男である亀田興毅や次男の亀田大毅と2年前からの王者である内藤の間で激しい挑発合戦が繰り広げられ、大毅は「負けたら切腹する」と己の力に酔いしれた発言をするなど、この試合には色々な意味で注目されました。
序盤は大毅が舌を出して内藤を挑発するなど余裕を見せていた大毅でしたが、第4ラウンド以降は内藤有利の状況が続き、得意の左フックを当てられない大毅は不利の展開に。第4、第8ラウンドの採点結果(オープンスコア)はいずれも内藤に軍配が上がり、判定になれば大毅敗北が濃厚になります。
その矢先の第9ラウンドで、大毅は焦ったのか、クリンチ中に内藤を投げ倒す反則行為をします。内藤も大毅の後頭部を殴り、それぞれ減点1を受けることに。しかし、その後も内藤有利で、大毅は有効打を当てられない一方的な展開となり、大毅敗北が、亀田家の不敗神話が崩れ去ろうとします。
そして最終第12ラウンド…大毅は再びクリンチ中に内藤を投げ倒し、さらには意図的に内藤を掴み投げようとし、ボクシングというスポーツから逸脱した行為に走り、世界フライ級タイトルマッチの名を汚す暴挙に出ることになります。しかし、こうした反則技を使っても内藤を倒すことはできず、大毅にしても亀田家にしても初の敗北を喫し、不敗神話は崩壊してしまいました。
世界戦でこうした反則行為に走った大毅選手に批難が集中し、試合前に発した「負けたら切腹」の有言実行を求める声まで挙がり、大毅は大きな精神的ダメージを負うことになりました。…が、問題はここで終結せず、何とセコンドについた父の史郎氏と兄の興毅が試合中の大毅選手に反則の指示をした疑惑が浮上。しかもこの指示の様子は映像(音声)に収められており、もはや言い逃れはできない状況に。
10月17日、JBC(日本ボクシングコミッション)はこの問題に対し「ボクシングを冒とくし、ファンの信頼を損ねた」として、史郎氏へセコンドライセンスの無期限停止、大毅選手に対しては1年間の試合停止、興毅選手には厳重戒告と、それぞれに処分を科すことを発表。共栄ジムの金平会長にも監督責任があるとして、3ヶ月オーナーライセンス停止処分を科しました。史郎氏への処分についてはライセンス剥奪も考えられていたらしいですが、結局は無期限ライセンス停止となったようです。
これに合わせて大毅と史郎氏、そして共栄ジムの金平会長が謝罪会見をしたわけですが、被害者である内藤側に対して謝罪の言葉がなかったこと(会見前に内藤側へ直接謝ったということもなかったそうです)、反則行為に及んだ張本人である大毅選手は頭を丸めはしたものの終始無言で4分弱で会見場を後にし、史郎氏は相変わらずの態度でとてもまともな謝罪会見とは言えず、反則指示についても証拠があるのにやってないの一点張り(処分は受けるが、反則指示を認めたわけではないらしい)。全ての元凶とも言える「亀田スタイル」は今後も維持すると表明し、「すいません」は口だけで謝罪の意思が何ら感じられないという、無意味な会見内容であったこともあり、亀田家に対する批判がやむ事はありませんでした。
さらに、史郎氏は自らが所属する共栄ジムを裏切るかのような言動(移籍発言)をし、金平会長の怒りを買ったらしく、ボクシング会から史郎氏が追放される可能性が濃厚に。
このように、問題が終息するどころか亀田家への批判がさらに拡大していく状況の中、先の謝罪会見で姿を見せずコメントで謝罪の意を伝えていた亀田興毅選手が、亀田家の長男としての責任を感じたのか、10月26日午前9時から金平会長と共に謝罪会見を開くことに。
会見の様子は、先の史郎氏および大毅選手の謝罪会見と同様に民法各社が生中継(どうやらTBSは生中継しなかったらしい)をしましたが、時間になっても興毅は会見場に姿を見せませんでした(渋滞に巻き込まれたらしい)。そのため、会見は金平会長のみで開始され、まずは亀田親子3人に対するジムとしての処分を発表し始めますが、その最中、会見開始からおよそ10分遅れて黒いスーツに身を包み頭を丸めた興毅選手が会見場に到着。
彼の今までの言動から、親父ともども亀田スタイルを貫くかと思ったら、まともに謝罪をしにやってきたようで、ぎこちないながらも敬語で話す、従来の亀田スタイルからは想像もつかない言動を放つその姿に正直ビックリさせられました。数々の問題行動が目立っていましたが、一応常識は備えてはいるようです。
先の謝罪会見の尻拭いを兼ねて、亀田家の代表として、その責任を一手に担い謝罪の場に出てきたわけで、プレッシャーは相当なものだと思います。どうしてもボクシング会に残りたいという意思の表れかもしれませんし、単なるパフォーマンスの一環に過ぎないかもしれませんが、興毅選手の姿勢は立派だったと思います。ただし、親父の姿勢については謝罪から逃げているとも思えることからも、まだしばらく批難が続きそうです。
ジムの処分として、史郎氏が謝罪を拒否する変わりに辞任しボクシング会を去るという決断に至ったことが発表されたからです。これじゃあ、責任の全てを息子に押し付け、自分は逃げていると思われても仕方無い。息子達からして見れば素晴らしい親父かもしれないが、世間からの目はかなり厳しい。史郎氏本人の名誉挽回のためには、やはり本人が再び謝罪会見を開くという道しかないのでしょう。
ちなみに、興毅選手は大毅選手への反則指示について、最初はハッキリしませんでしたが一応(映像が残っているため)認めました。最初は亀田家用語であり反則指示ではないと弁明していましたし、本人としては納得がいかないのかもしれませんが…。また、親父の辞任もあり、ボクシングでは親父への異存を断ち切ることも表明し、新しい亀田スタイルを確立するとしました。
なお、大毅選手についてはこの一件以来落ち込みが激しいようですが、徐々に回復してきているらしく、その内再び謝罪会見を開くそうです。一応、大毅もボクシング会に残る意思はあるらしいです。
亀田家の騒動は、親父の態度によりまだ収まらないのかもしれませんが、興毅による一応まともな会見が行われたことで、1つ終止符が打たれたことになったようです。
亀田興毅謝罪会見関連
亀田史郎辞任 興毅が丸刈り謝罪、反則指示認める - Yahoo!ニュース(産経新聞)
ボクシング:「申し訳ありませんでした」亀田興毅 反則指示認める - 毎日jp
<ボクシング>亀田史郎氏は辞任、大毅選手は厳重注意、興毅選手は3カ月の試合自粛 ジム会長が発表 - Yahoo!ニュース(毎日新聞)
<ボクシング>亀父逃げた 会見興毅に押し付け - Yahoo!ニュース(スポーツニッポン)
<ボクシング>亀田父は辞任、兄弟は現役続行=協栄ジムが処分発表-ボクシング - Yahoo!ニュース(時事通信)
亀田大毅・史郎謝罪会見関連
大毅、頭を丸めてうつむき無言 内藤陣営に謝罪なし - Yahoo!ニュース(産経新聞)
試合反則関連
亀田“投げ技”で減点、最後は自暴自棄 - Yahoo!ニュース(産経新聞)
罵声の嵐!大毅弱かった…王者・内藤に0-3大差負け - Yahoo!ニュース(サンケイスポーツ)
亀田興、大毅への反則指示否定「あれは亀田家のボクシング用語」 - Yahoo!ニュース(スポーツナビ)
Yahoo!ニュース 亀田3兄弟特集
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ボクシング会の問題児といえば、誰でも知っているであろうふてぶてしい態度と言葉に注目が集まる亀田親子です。
親子ともどもその一般常識に反したというか、モラルの無いふてぶてしい低レベルなパフォーマンス(「亀田スタイル」というらしい)が常々問題視されてきました。
何があっても悪の要素を強調する亀田スタイルを貫き通す姿勢には、世間の批判も大きいものでした。マスコミもそんな彼らのスタイルを批判するところが多かったですが、彼らの試合の放送権を持っているTBSがまた悪質で、そんな亀田親子の低レベルな行為を助長するかのようなスタンスであることに、問題視する人も多かったようです。
こうした『亀田スタイル』について、ある番組で亀田家の大ボスである亀田史郎氏とやくみつる氏が口論となり、史郎氏が暴言を吐いて睨み付けるなど、周りからどんなに批判されようがその悪のスタイルを変える様子はなく、逆に暴力的な面を世間に披露するようなことをしていました。
試合についても無敗だった(ただし、日本人と対戦したことはなく、いずれもよく解らない外国人選手との対戦で、自分より弱い選手を選んで試合していたとも言われています)ことも手伝って、この亀田スタイルは維持され続けてきたわけですが…事件は10月11日に行われたWBCフライ級タイトルマッチで起こりました。
亀田家の次男、亀田大毅(挑戦者)と内藤大助(王者)の対戦です。
試合前から亀田家の長男である亀田興毅や次男の亀田大毅と2年前からの王者である内藤の間で激しい挑発合戦が繰り広げられ、大毅は「負けたら切腹する」と己の力に酔いしれた発言をするなど、この試合には色々な意味で注目されました。
序盤は大毅が舌を出して内藤を挑発するなど余裕を見せていた大毅でしたが、第4ラウンド以降は内藤有利の状況が続き、得意の左フックを当てられない大毅は不利の展開に。第4、第8ラウンドの採点結果(オープンスコア)はいずれも内藤に軍配が上がり、判定になれば大毅敗北が濃厚になります。
その矢先の第9ラウンドで、大毅は焦ったのか、クリンチ中に内藤を投げ倒す反則行為をします。内藤も大毅の後頭部を殴り、それぞれ減点1を受けることに。しかし、その後も内藤有利で、大毅は有効打を当てられない一方的な展開となり、大毅敗北が、亀田家の不敗神話が崩れ去ろうとします。
そして最終第12ラウンド…大毅は再びクリンチ中に内藤を投げ倒し、さらには意図的に内藤を掴み投げようとし、ボクシングというスポーツから逸脱した行為に走り、世界フライ級タイトルマッチの名を汚す暴挙に出ることになります。しかし、こうした反則技を使っても内藤を倒すことはできず、大毅にしても亀田家にしても初の敗北を喫し、不敗神話は崩壊してしまいました。
世界戦でこうした反則行為に走った大毅選手に批難が集中し、試合前に発した「負けたら切腹」の有言実行を求める声まで挙がり、大毅は大きな精神的ダメージを負うことになりました。…が、問題はここで終結せず、何とセコンドについた父の史郎氏と兄の興毅が試合中の大毅選手に反則の指示をした疑惑が浮上。しかもこの指示の様子は映像(音声)に収められており、もはや言い逃れはできない状況に。
10月17日、JBC(日本ボクシングコミッション)はこの問題に対し「ボクシングを冒とくし、ファンの信頼を損ねた」として、史郎氏へセコンドライセンスの無期限停止、大毅選手に対しては1年間の試合停止、興毅選手には厳重戒告と、それぞれに処分を科すことを発表。共栄ジムの金平会長にも監督責任があるとして、3ヶ月オーナーライセンス停止処分を科しました。史郎氏への処分についてはライセンス剥奪も考えられていたらしいですが、結局は無期限ライセンス停止となったようです。
これに合わせて大毅と史郎氏、そして共栄ジムの金平会長が謝罪会見をしたわけですが、被害者である内藤側に対して謝罪の言葉がなかったこと(会見前に内藤側へ直接謝ったということもなかったそうです)、反則行為に及んだ張本人である大毅選手は頭を丸めはしたものの終始無言で4分弱で会見場を後にし、史郎氏は相変わらずの態度でとてもまともな謝罪会見とは言えず、反則指示についても証拠があるのにやってないの一点張り(処分は受けるが、反則指示を認めたわけではないらしい)。全ての元凶とも言える「亀田スタイル」は今後も維持すると表明し、「すいません」は口だけで謝罪の意思が何ら感じられないという、無意味な会見内容であったこともあり、亀田家に対する批判がやむ事はありませんでした。
さらに、史郎氏は自らが所属する共栄ジムを裏切るかのような言動(移籍発言)をし、金平会長の怒りを買ったらしく、ボクシング会から史郎氏が追放される可能性が濃厚に。
このように、問題が終息するどころか亀田家への批判がさらに拡大していく状況の中、先の謝罪会見で姿を見せずコメントで謝罪の意を伝えていた亀田興毅選手が、亀田家の長男としての責任を感じたのか、10月26日午前9時から金平会長と共に謝罪会見を開くことに。
会見の様子は、先の史郎氏および大毅選手の謝罪会見と同様に民法各社が生中継(どうやらTBSは生中継しなかったらしい)をしましたが、時間になっても興毅は会見場に姿を見せませんでした(渋滞に巻き込まれたらしい)。そのため、会見は金平会長のみで開始され、まずは亀田親子3人に対するジムとしての処分を発表し始めますが、その最中、会見開始からおよそ10分遅れて黒いスーツに身を包み頭を丸めた興毅選手が会見場に到着。
彼の今までの言動から、親父ともども亀田スタイルを貫くかと思ったら、まともに謝罪をしにやってきたようで、ぎこちないながらも敬語で話す、従来の亀田スタイルからは想像もつかない言動を放つその姿に正直ビックリさせられました。数々の問題行動が目立っていましたが、一応常識は備えてはいるようです。
先の謝罪会見の尻拭いを兼ねて、亀田家の代表として、その責任を一手に担い謝罪の場に出てきたわけで、プレッシャーは相当なものだと思います。どうしてもボクシング会に残りたいという意思の表れかもしれませんし、単なるパフォーマンスの一環に過ぎないかもしれませんが、興毅選手の姿勢は立派だったと思います。ただし、親父の姿勢については謝罪から逃げているとも思えることからも、まだしばらく批難が続きそうです。
ジムの処分として、史郎氏が謝罪を拒否する変わりに辞任しボクシング会を去るという決断に至ったことが発表されたからです。これじゃあ、責任の全てを息子に押し付け、自分は逃げていると思われても仕方無い。息子達からして見れば素晴らしい親父かもしれないが、世間からの目はかなり厳しい。史郎氏本人の名誉挽回のためには、やはり本人が再び謝罪会見を開くという道しかないのでしょう。
ちなみに、興毅選手は大毅選手への反則指示について、最初はハッキリしませんでしたが一応(映像が残っているため)認めました。最初は亀田家用語であり反則指示ではないと弁明していましたし、本人としては納得がいかないのかもしれませんが…。また、親父の辞任もあり、ボクシングでは親父への異存を断ち切ることも表明し、新しい亀田スタイルを確立するとしました。
なお、大毅選手についてはこの一件以来落ち込みが激しいようですが、徐々に回復してきているらしく、その内再び謝罪会見を開くそうです。一応、大毅もボクシング会に残る意思はあるらしいです。
亀田家の騒動は、親父の態度によりまだ収まらないのかもしれませんが、興毅による一応まともな会見が行われたことで、1つ終止符が打たれたことになったようです。
亀田興毅謝罪会見関連
亀田史郎辞任 興毅が丸刈り謝罪、反則指示認める - Yahoo!ニュース(産経新聞)
ボクシング:「申し訳ありませんでした」亀田興毅 反則指示認める - 毎日jp
<ボクシング>亀田史郎氏は辞任、大毅選手は厳重注意、興毅選手は3カ月の試合自粛 ジム会長が発表 - Yahoo!ニュース(毎日新聞)
<ボクシング>亀父逃げた 会見興毅に押し付け - Yahoo!ニュース(スポーツニッポン)
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亀田大毅・史郎謝罪会見関連
大毅、頭を丸めてうつむき無言 内藤陣営に謝罪なし - Yahoo!ニュース(産経新聞)
試合反則関連
亀田“投げ技”で減点、最後は自暴自棄 - Yahoo!ニュース(産経新聞)
罵声の嵐!大毅弱かった…王者・内藤に0-3大差負け - Yahoo!ニュース(サンケイスポーツ)
亀田興、大毅への反則指示否定「あれは亀田家のボクシング用語」 - Yahoo!ニュース(スポーツナビ)
Yahoo!ニュース 亀田3兄弟特集
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