ぴぴぽんの「世の中を斬ってみる」 - 中国韓国の国家犯罪を暴く

世の中や自分の身の回りで起こった出来事を、主観と偏見で切り刻む所です。
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ユーティリティ・セキュリティソフトの偽物!System Doctorにご用心

2007-03-29 | その他
※注意※
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パソコンというものは、その機能や動作が柔軟で如何様にも変化させることが可能です。

従って、ユーザーが設定変更したり新しいソフトウェアをインストールしたりして、パソコンに新たな機能を持たせることができるのですが、これすなわち正常に動かなくするような設定にしてしまったり悪質なソフトウェアをインストールすることも可能ということでして、変な事をするとその後まともに動かなくなってしまう可能性も高く、一般の電子機器とはかなり違った趣のある装置であるのです。

ということで、ユーザーの不注意や知識の無さが原因でぶっ壊れる(というか、動作しなくなる)確率も高いため、そこら中でトラブルの話を聞くことができます。

で、中にはパソコンにインストールすることで、不利益な状態(例えばハードディスク内のデータを破壊したり、外部へデータを漏洩させてしまう)を作り出すソフトウェアもあります。こうしたソフトの代表格が「コンピューターウイルス」です。他にも「ワーム」「トロイの木馬」「スパイウェア」「アドウェア」などといったものがありますが、こうしたものをまとめて「不正プログラム」とか言われたりします。

このような不正プログラムが自分のパソコンに侵入することはそのユーザーにとって不利益であり、また不愉快極まりないので、各セキュリティーソフトベンダーからはこうした不正プログラムを検知し駆除あるいは除去してパソコンを正常な状態へ修復するソフトウェアがリリースされています。SymantecのNorton AntiVirus、トレンドマイクロのウイルスバスター、McAfeeのVirus Scanなどが該当します。

また、パソコンは前述の通り設定変更や機能拡張が容易であるという性質上、レジストリやハードディスクにエラーが発生する事があり、これが原因で誤動作を起こすなど、まともに動作しなくなってしまうことも往々にしてあります。それゆえ、こうしたエラーはまともに動作しなくなる前に修復していく事が望ましいのですが、よほど深刻なエラーで無い限りはすぐにパソコンが動作不能に陥ることはあまりありません。

で、このようなエラーを自動修復するソフトウェアには、SymantecのNorton System Doctor(Utilities)やライフボートのFix-It Utilitiesなどがあります。

このようなユーティリティおよびセキュリティ対策(ウイルス対策)ソフトウェアは、基本的には有益なソフトウェアであり、パソコンのメンテナンスにはある意味必須なソフトウェアであると言えます。皆さんのパソコンにも何かしろのユーティリティ・セキュリティ対策ソフトウェアが導入されているのではないでしょうか?


さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。まあ本題と言っても結構昔に判明していた事にはなるのですが。

不正プログラムを除去し、パソコンのエラーを修復するセキュリティ対策ソフトおよびユーティリティソフトですが、このような有益なソフトウェアに似せた悪質なアドウェア(いわゆる広告表示ソフトのこと)が出現しており、その日本語版も登場しているとのこと。

その名は「System Doctor」。最近は「System Doctor 2006」と名乗っているようです。

このSystem Doctorは、パソコン内にありもしないエラーが存在すると偽りの警告を表示するという、セキュリティ・ユーティリティソフトの裏をかいた何とも悪質な心理操作をし、それに引っかかったユーザーに対してクレジットカード決済を迫り、System Doctorを強制的に売りつけようとするそうです。

ちなみにこれ、実際に踏んだ経験がありまして、あるウェブサイトを閲覧しようとすると、ブラウザのポップアップ機能を使ってありもしないエラーが見つかったとかいう警告を表示しやがりまして、その後System Doctorの公式サイト(?)に強制的に飛ばされ、インストールを誘導してくれます。

こんなのとか
こんなポップアップが
↑こんなポップアップが出てくるのです

頼みもしないのにエラーがあるとポップアップで警告してきてくれるというそのご丁寧さと、何よりも日本語の使い方自体ががとてつもなく怪しいので、よくある詐欺広告であろうと思い、そんな警告およびインストールへの誘導は無視してページを閉じさせていただきまして、別に気にもならなかったので今まで調べずに放置していたのですが、やはり偽物だったようで。

この偽ソフト「System Doctor」に引っかかった人がどれほどいるかは知りませんが、このような巧みな心理操作によって不当に金銭を得ようとする行為は、ネット上では腐る程存在します。こうした不正行為の手口を大雑把にでも良いので知識として持ち、自己防衛ができないと、簡単に詐欺師に騙されて余計な不利益を被りますので、ご注意ください。

ま、セキュリティソフトやユーティリティソフトの類をインストールするのであれば、日本国内でその販売者が明確に解っているメーカー製のものを選んでおけば、品質も保証されているのでまず間違いはありません。少しでも怪しいと感じたソフトは導入しないのが基本であると言えるでしょう。

偽セキュリティ対策ソフト「SystemDoctor 2006」に日本語版が登場


※ちなみに、某S社の某製品でスキャンを掛けたらシステムのエラーを修復できずにパソコンが即死したという苦い思い出があります。当然、修復できずに動作不能に陥ったとしても、メーカーは一切補償してくれません。有名なソフトウェアだからといって完全に安心して使うのは危険ですので、こうしたユーティリティソフトを購入される際にはそういうリスクもあると承知の上で購入された方が良いかと思われます。




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