もう梅雨の季節ですね。
不快指数がやたらと叫ばれるこんな時期を早くすっとばして
ギラギラした夏になってくれた方がずっとましです。
夏といえば海ですか、やっぱり?
海水浴だの、サーフィンだの、開放的だの、ナンパだの、アバンチュールだの、
海の家だの、ビールだの、日焼けだの、水着だの、花火だの、バーベキューだの、
サザンだの、チューブだの、砂浜で山つくるだの。
海は僕らにたくさんの楽しい思い出を提供してくれますね。
しかし僕は海に入るのが少々苦手でございます。
これは映画「ジョーズ」が影響してるんでございます。
僕が初めて「ジョーズ」を観たのは
まだ小学生にもなっていない小さき頃。
鑑賞促進として劇場に貼ってあったチラシや看板などでのホオジロザメの画像を見て、
反射的に恐怖を感じて思わず大泣きしてしまいました。
怖くて、怖くて堪らなかったです。
本能に訴えかける、逃れられない怖さを感じました。
それ以来、海に入るといつジョーズに襲われるんじゃないかと
大人になった今でもつい思ってしまいます。
スキューバも2回ほどやりましたが怖くてしょうがなかったですね。
呑気にマンタ見てる場合じゃないんですよ。
早く陸に上がんなきゃ、と海中でじっとりとした汗が出てましたね。
あのホオジロザメの面というのは、
本能的に恐怖を感じさせる何かを持っているんだと思います。
完全な捕食者として、進化の過程で他者を怯えさせる面構えになったのだと。
このホオジロザメの面は視覚を持った生き物にとって絶対的な恐怖なんでしょう。
こうだから怖いという理屈ではなく、
いつ誰がどこで見ても恐怖を感じる、絶対的な存在です。
たぶん梅図かずおさんの絵も同じ部類に入ると思います。
しかし一方で、僕はホオジロザメが大好きでもあります。
家にはサメの写真集やドキュメントDVDがあります。
「怖いもの見たさ」って言うんでしょうかね。
サメの展示会に出かけたり、ネットでサメを調べたりもしてました。
まだ世にネットが普及して間もないころにサメを検索したら、
「~ちいさめのブラジャーが~」という文章を含んだコンテンツがヒットしてました。
絶対的な恐怖見たさの緊張が解れ、少し胸を撫で下ろした瞬間でした。
小林朋広
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