夜の散歩をしないかね

歩くのが好きです。
スニーカーに肩掛け鞄、できるだけ身軽な格好で。
ばんやりしている質なので、音楽は聴かずに。
どうもね、耳が占領されちゃうと障害物に気づかないものでね。
で、歩きながら必ずしちゃうのが建物観察。
一軒家でも、マンションでも、お店でもなーんでも良いのです。
自分のアンテナがぴょいと触れれば、ちょっと近寄って
「ほう、このお宅は平屋でかつ椿が植っているところがいい」とか
「このアパートに越したら、ベランダに椅子を置いてビールかね」とか
身勝手な感想を思い浮かべながら、てこてこ歩くのがいい。
そんなあんばいで、今まではなんとなく建物好きだったわけです。
言うなれば、散歩With建物。

しかし、この本を読んで以来、建物熱はどんどん上昇しつつあり
この夏（まだ来てないけど）は、散歩For建物かななんて☆


著：北井裕子　写真：木村直人／東京建築物語

国会議事堂、駒沢オリンピック、築地本願寺など誰でも知ってるデカイ施設から
小笠原伯爵邸、日本民藝館（旧柳宗悦邸）の個人が暮らしたお屋敷まで
計２０の東京にある建築物が紹介されています。
どうやら作者の北井裕子さんは、編集者であって建物の専門家ではないようで、
建物の細かいところに言及するのではなく、
それが建てられた時代背景や、建築家の人生もいい分量で解説されています。
だもので、建築に詳しい人が読むというよりは
わたしのような、建物ビギナーにいい一冊です。

梅雨のあいだに東京建築、目星をつけておかなくてはー。

おハナでした

PINS FACTORY（ピンズファクトリー）は
オリジナル・デザインのPINS（ピンズ・ピンバッジ・ピンバッチ）を
受注製作する専門メーカーです。
http://www.pins.co.jp