ピンズ屋のひとりごと

オーダーメイド専門のピンズメーカー「ピンズファクトリー」のスタッフが、交代で日常を語っていきます。

ピンズを‘すりすり’?

2006-06-22 09:10:45 | Weblog
昨夜は古くからの友人と久しぶりに神宮前の居酒屋で飲んだ。

相当な数の焼酎が置かれていたが、‘くじら’という芋焼酎をお湯割りと、皮のままを炙ったそら豆をつまみに、最近ハマっているものって何?なんて切り出すと、

伊万里焼や写楽の絵に凝っているという。

美術館へも行くらしいが、青山の骨董通りにある何軒かの行きつけの骨董品店へ行って、実際に触れるのが楽しみだそうだ。
彼は、1730年頃に焼かれた皿を2枚もっているそうだ。1枚は割れた箇所を補修しているものらしいが、それを60万円で購入しているとのこと。補修の仕方が、手を尽したすばらしいやり方ということで、人の価値観はどんなところにあるか、わからん!と思ったものだが。。。

こんなことも言っていた。幕府や諸大名への献上品として焼かれた由緒ある伊万里焼が、時代を経て、いろんな人の手を渡って、今、自分の手元にある。夜寝付けない時に、焼き物を‘すりすり’してはあれこれ空想の世界に入るらしいが、それはちょっと楽しそうだ。

価値観の共有?

私たちが日々、相当数、製作しているピンズも、数十年、数百年経った時に、どこかの誰かかが‘すりすり’しながら‘にやにや’と、私たちを空想することがあるのだろうか。

あ~、ロマンやな~。
カリメロヘアでした。

PINS FACTORY(ピンズファクトリー)は
ピンズ・ピンバッジ製作のプロフェッショナル集団です。
http://www.pins.co.jp/
コメント
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