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ぴっころ日記

伊豆でダイビングのガイドをしているちびっこインストラクター
「ぴっころ三浦」の気まぐれな独り言です。

カスザメ

2011-01-21 | 海の生物

 

寒い日が続いていますね~。
今年はやっぱり寒いですよね。
ここ伊豆高原でも雪が降ったり、バケツの水が凍ったりしています。

さて海の方も水温が下がって、
冬の海の風物詩、大物系の生物遭遇率がアップしています。

ここ最近、八幡野のビーチのアチコチで出現中なのはカスザメ。
サメと言っても砂に潜っていて、エイっぽいサメです。


撮った画像を整理していたら・・・
あれ?
と思っちゃいました。




アザラシのゴマちゃんに見えませんか?
眉毛があって、なんか困った顔をしているみたい。

この眉毛に見えるものは、実は噴水孔といって、
ここから海水を取り込み、エラ穴から出すことで呼吸をしているんです。
エラはこの写真ではわかりませんが、
この噴水孔の後にあります。


サメとエイの見分けは、エラの位置。
サメのエラは身体の側面や上側にあって、
お腹側にあるのがエイ。
だから、このカスザメはれっきとしたサメなんですね~。


うしろ姿


個人的には、この背びれと尾びれや身体を左右に振って泳ぐ姿を見ると
「サメ」って思ってしまうのですが


イソコンペイトウガニ

2011-01-15 | 海の生物




ここ最近ずっとクリアな海が続いている八幡野。

透明度は15~20mオーバー♪
水温は15℃代と、カスザメやネコザメ、
先日はナヌカザメと大物出没シーズン突入。
冬だなぁ・・・と実感します。

そんな中で今日紹介するのは、このカニ。
ここ最近アジ根のピンク色のトゲトゲトサカに住みついています。

でも言われなくちゃわからない、っていうか
教えても「???」っていうお客様が多いです。
それぐらい擬態上手。



イソコンペイトウガニ


背中のイボイボが金平糖みたいだから、イソコンペイトウガニ。
ちょっと名前はカワイイですね。

しかし、今はあまり見かけなくなった金平糖。
最近は、非常食の乾パンの中に氷砂糖と共に入ってるのもあるらしい。
カラフルなカワイイ形がストレス軽減の効果も期待してるんだって。
今度、買ってみようっと。


ミアミラウミウシ

2010-12-24 | 海の生物


今日は風が強いですねぇ~

ヤボ用で海には潜れそうもないので、
先日撮った写真を紹介します。


これは先日の宇佐美で撮影したミアミラウミウシ



あまりウミウシは得意でない私でも
キレイだからちゃんと名前を覚えてる種類。

ニシキウミウシとちょっと似てるけど、
背中のボコボコしてるとこが違うから見分けられますね。


こちらはニシキウミウシの頭
                     




今週末、寒波が押し寄せ寒くなるとか・・・
皆さん風邪引かないように気をつけましょうね。

では、メリークリスマス
私も元にもサンタさん来ますように


オキゴンベの赤ちゃん

2010-12-12 | 海の生物


 小さいと何でもカワイイんですよね~。
これはオキゴンベの赤ちゃん。
3cmくらいかな。



  カメラ:olympus μ1030 
ストロボ:ION S-2000


このトゲトゲトサカには2匹が生息していて
チョロチョロしています。

本当は、その2匹を一緒に撮りたかったけど、
それはかなりムズカシイのであきらめました。

私の大好きなクダゴンベも現れないかなぁ~と思いつつ、
ソフトコーラルをチェックする日々が続きます。
いつか・・・きっと・・・ね


クマドリ発見!

2010-12-06 | 海の生物


こんばんは~。
今日もいい海でしたよ~、八幡野。
ベテランのカメラ派のお客様と水中撮影合戦、楽しんで来ました。


で、見つけちゃいました
クマドリ。
アジ根の亀裂の間にいたんです。
「アッ!」と思って慌てて一枚撮ったら
サッっと亀裂の中に隠れてしまい、その後姿は見えず終い。
私、伊豆で初めて見ました。





「クマドリってクマドリカエルアンコウじゃないの

「サッと動く

「伊豆で初めて見た

って思いますよね~。





今日見つけたクマドリはこちら
                      



カワハギの仲間の「クマドリ」です。
まだ幼魚で大きさは10cm弱。
南方系の生物で、黒潮に乗って流れてきたようです。

伊豆の生物図鑑にも載ってないし、
やっぱ珍しいんだぁ~。
クマドリカエルアンコウよりも貴重かも、な~んて


明日こそ、クマドリカエルアンコウ見つけるぞ~


ベニカエルアンコウ

2010-11-26 | 海の生物


ここ最近、イロカエルアンコウやオオモンカエルアンコウなど
カエルアンコウブーム(ちと大げさ)が来ている八幡野。

って言っても、昨日はオオモンカエルアンコウが行方不明だったり
同じ岩にいてくれるイロカエルアンコウがいたり・・・
宝物探しのようで毎日楽しい海です。

このベニカエルアンコウは、ここ最近ずっと同じ岩にいます。



前は横向きだったけど、ここ2日間はこのポーズ。
夜は動き回ってるはずだから、
昼になるとこのポーズに戻ってるんだよね。
長~い「だるまさんが転んだ」をやってる感じかな

ダイバーに人気のカエルアンコウ。
その理由は、このブサカワイイ感じの顔か、
手のように伸ばすヒレのポーズか、
はたまた写真を撮るのに動かなくて撮りやすいからか。
理由はともかくアイドルの座は不動ですね。


ハタタテハゼ

2010-11-13 | 海の生物


海に潜っていると、いろんな生物との出逢いや
新しい発見がいっぱいです。

私のこの仕事のスタートは沖縄の海でした。
なので、南方系の生物達を伊豆で見かけると
古い友達に偶然バッタリ出逢ったような
懐かしく嬉しい気持ちになります。



ハタタテハゼ

『伊豆の海』の図鑑に載ってますが、
れっきとした南方系の魚。
伊豆で見ることは稀。



「あれ~。やだ~。どうしたのビックリ
『うん。黒潮に乗って来ちゃった~』
「そうなんだ~。じゃまた会えるね~。
これから寒くなるから風邪ひかないでね」
『うん。ありがとう』
ってこんな感じ


私も伊豆で見たのは初めて。
体長4cmくらいで、
八幡野のビーチ、水深20mにいます。
円らな瞳が超カワイイ


今日は会いに行ってないけど、
頑張っていつまでもいてほしいなぁ


極小ガーデンイール?!

2010-11-11 | 海の生物


秋も深まり、少しずつ木々が紅葉をして色づき始めましたね。
見頃はまだまだですが・・・

今日、久しぶりに潜ってきました。
台風、そしてツアーがあったりで約2週間ぶりの八幡野の海。
潜るのが楽しみで、ドキドキワクワク
「あぁ~お客さんはいつもこんな感じなんだろうなぁ」
と思いつつエントリーし、写真を撮ろうと思ったら
ストロボの電源が入らない・・・
ったく、どこまでお客さん気分なんだ
と自己嫌悪しつつ潜ってきた海の中は、
ちょっと白っぽい感じはしたけれど、
ミツボシクロスズメダイが一回り成長していたり
なんだか新鮮な気持ちでした。



私が小笠原に言っている間、
この夏9回目の産卵をしたクマノミちゃん。
いったいいつまで卵を産むんでしょう。
ひと夏のクマノミの産卵回数のギネス級ではないでしょうか?
このペアが産んだ卵から孵ったクマノミではないと思いますが、
今は赤ちゃんも一緒に住んでいます。

ま、そんなことはさておき
その9回目の卵を頑張って撮ってみました。


2ミリほどの卵がびっしり


始めはオレンジのツブツブも次第に透明になり、
今は金色の目が見えています。

もっと寄って見ると


目の上(頭?)に黒い点もあって
なんだか極小ガーデンイールに見えません?



もうすぐふ化でしょう。
八幡野の海にもっといっぱい増えるといいな。
ガーデンイール、じゃなくてクマノミ


そうそう、ストロボ
エギジット後に開けてみたら、電池が1本逆さまになってました
いつもはちゃんと電源入るか確認するのになぁ。
ま、水没じゃなくて良かった良かった


葉っぱのふり ~ナンヨウツバメウオ~

2010-10-26 | 海の生物


昨日のダイビングでのこと。
そろそろ浮上しようと水面を見上げたら
葉っぱが一枚、漂ってい・・・た?



ん???
もしや・・・と、近寄ってみるとちゃんと顔があって
ナンヨウツバメウオの幼魚でした。



コレくらい寄れば、魚って分かりますよね?

一緒のお客様には「よく分かりましたね」
って言われましたが、形で魚を探しているので、
ただの葉っぱがナンヨウツバメウオに見えたり、
タテに浮いてる海草がカミソリウオに見えたり、
これも一種の職業病っていうのでしょうか・・・。

しばらくいてくれるといいなぁ。


葉っぱのふり ~カミソリウオ~

2010-10-21 | 海の生物


昨日、ガイド中に見つけたカミソリウオ。
「よ~し、写真を撮るぞ
と、今日はカメラを持って勇んで潜りに。
すると、アレ見つからない・・・
ちぎれて漂っている海草が全部カミソリウオに見えてくる

「そんなもんだよなぁ~」
なんて思ってると、いました、いました
うねりで揺られながら海草の陰に隠れてました。



私の人差し指の第二関節位なので4cmくらい。
カワイイ子です。
ずっといてくれるといいなぁ。
っていうか、明日も見つけられるといいなぁ。
頑張ります