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ぴっころ日記

伊豆でダイビングのガイドをしているちびっこインストラクター
「ぴっころ三浦」の気まぐれな独り言です。

鼻ちょうちん

2012-03-30 | 海の生物


冬から春にかけて、八幡野の砂地でよく見かけるコレ



かれこれ8年前くらいでしょうか。
水中で『鼻ちょうちん』と書いて紹介し
ログ付けで「貝のタマゴなんですよ」と言ったら
「ナニ貝?」とつっこまれ・・・
『調べておきます』と答えたものの、
いつしか時は流れ、その彼は結婚し、
育児に終われダイビングからは遠ざかってしまいました。


このタマゴの下の砂地をそっと掘ると、
産みの親の姿が現れることを、当時の私は知らなかった・・・



ヨコシマキセワタガイ
(ウミウシの仲間)

水中で、この鼻ちょうちんを見かけると彼のことを思い出します。
彼がダイビングに復帰した折には、キチンと紹介してあげたいと思います


注 タマゴの下に必ずいるわけではありません。
掘った後は、タマゴが流れていかないように元に戻すことをお忘れなく。


タツノイトコ

2012-02-15 | 海の生物

 

ここ最近、八幡野の砂地ではタツノイトコブームが続いています。
目が慣れてくるといるわ、いるわ・・・
不思議と海草もタツノイトコに見えてきます。

今日は8匹見つけました




タツノイトコって、変な名前ですが
実は、タツノハトコもいるんですよ。

この先、この手の新種が見つかったら
タツノミイトコ、タツノヨイトコ・・・になるのかしらん








この子が一番、竜っぽい!
頭の皮弁がかっこいいですね。



タツノイトコも、タツノオトシゴと同様に
オスのお腹に袋があり、そこでオスが子育てします。
流行のイクメンですね

イクメンのタツノイトコ見れるといいなぁ。



忍法!砂潜りの術

2012-02-04 | 海の生物


今日は立春!
暦の上ではもう春なんですねぇ。
今日は少し冷え込みが緩んだものの、来週はまた寒波が・・・。
北国の豪雪地帯の方も、またそうでない方も、皆さんホントにお気を付けください。


ここ数か月、八幡野の海で、ほぼ毎日観察出来ているカスザメ。
私が思うに、1m大の大きな個体が2匹と50cm位の小さな個体が1匹
ウロウロしているように思います。
いやもっとかも知れません。


で、普段は砂をかぶって寝ているカスザメ。
身体にかぶっている砂を払うと・・・ちゃんと自分で潜ります。
こんな感じ。


<!-- カスザメの砂潜り -->



なんかけなげというか、自分でちゃんと潜る姿カワイイですよね。
もう1回このシーンを見ようと何度も砂を払うと、3回目くらいには怒って?泳ぎだしてしまいます。

また、砂を払うときは、カスザメの顔の前で手をひらひらさせると噛まれます。
私も前に噛まれて、ホントビビりました
なので、よい子のダイバーの皆さんは真似せずに
ガイドが砂払うのを待ってた方が無難ですよ。




八幡野ビーチ 11℃

透明度:15m
水温:14~15℃

カスザメ、オオモンハタ、アカハタ、キンギョハナダイ
セナキルリスズメダイ、クマノミ、ベニカエルアンコウ
サビハゼ、アカホシカクレエビ、メバルいっぱい、マツバスズメダイ
ホソカマス、ミアミラウミウシ、ヒメギンポ、アオヤガラ・・・


Baby Face

2012-01-14 | 海の生物


昨日のガイド中のこと。
ふとトゲトゲトサカをのぞくと、何か糸のようなものが・・・と思ったら、
オルトマンワラエビの赤ちゃんでした~




私がこれまで見たオルトマンワラエビの中で一番小さいサイズ。
約3cm位かなぁ。
500円玉に乗っかるサイズです。


カメラに向かってピースサイン
じゃなくて、両ハサミを目いっぱい伸ばして威嚇のつもりでしょう。
やっぱり、赤ちゃんは何でもカワイイですねぇ


どこぞの母親からボヤキが聞こえそうです。
『あの子も赤ちゃんの時は可愛かったのに・・・』


ウソついたら・・・

2012-01-12 | 海の生物



こんにちは~
昨夜は、初雪で一瞬だけ真っ白な世界になった伊豆高原、
今日は、最高気温6℃と、この冬一番の冷え込みとなりました。

そんな中、元気に2ダイブしてきました。
水温はまだ16℃あるので、水中の方が温かいです
ドライスーツにウインターグローブ、フードでバッチリ快適なダイビングが楽しめます。

ここ数日よくみかけるのが
ハリセンボン


(画像提供:小町♀さん、有難うございます♪)

敵に襲われたりすると、水や空気を吸い込んで身体を大きく膨らませます。
よくお土産屋さんの軒先にぶら下がってますよね。
普段はこんな感じで針は折りたたんでいます。
ちなみに針の数は360本程度だそうです。
そうそう、嘘ついたら飲まされるのは、このフグではなく針1000本ですよね


八幡野ビーチ 6℃

透明度:10~15m
水温:16℃

カスザメ、ヘコアユ幼魚、セナキルリスズメダイ
ミツボシクロスズメダイ幼魚、クマノミ、ハリセンボン
コガネスズメダイ幼魚、ホシテンス幼魚、オビテンスモドキ幼魚
ツノダシ、マツカサウオ、フトスジイレズミハゼ、
アカホシカクレエビ、アカシマシラヒゲエビ、イソギンチャクエビ
トラフケボリ、ツマニケボリ、
アオリイカ、アオヤガラ、アオタナゴいっぱい・・・



セナキルリスズメダイ

2012-01-05 | 海の生物

こんにちは。
昨日、今日と冬型の気圧配置となり、
西風が吹き荒れています。

こういう時こそ東伊豆のベストシーズン。
透明度が上がり、遠くまでスコーンと見えちゃいます。

水温16℃と下がってきていますが・・・
まだまだ南方系の生物たち元気なんです。
頑張ってるなぁ・・・と感心しちゃいます。


こちらは、11月中旬から観察されているセナキルリスズメダイ


背中が黄色いからセナキ。
他にもお尻の黄色いシリキもいます。
名前の付け方が単純ですね。
伊豆で見られるのは珍しいです。



八幡野ビーチ 10℃

透明度:15~20m
水温:16~17℃

カスザメ、ヘコアユ幼魚、ホシテンス幼魚
ミツボシクロスズメダイ幼魚、クマノミ、ヨスジフエダイ
セナキルリスズメダイ、ツノダシ、ハナアナゴ、
アカホシカクレエビ、イソギンチャクエビ、
ゼブラガニ、ケラマハナダイ、オヤビッチャ・・・





シーマン、登場!

2011-12-15 | 海の生物


今日は、『今年の潜り納め』で
ご来店のお客様とマンツーマンで潜ってきました!

気温も上がり、太陽がポカポカ温かい♪
水温は下がったものの、透明度は15mとキレイに見えています。

1本目の帰り道、後ろを振り返りつつ泳いでいると
お客様がびっくりしたように前方を指さしています。

その方向を確認すると・・・
でた~コブダイ

体長1m弱の大きな個体です。



横顔は、シーマンそっくり

『なんだ、お前

あのふてぶてしい声が聞こえてきそう。
シーマン、もしかしていまどきの子は知らないのかなぁ?




八幡野ビーチ 15℃

透明度:10~15m
水温:17~18℃

カスザメ、コブダイ、巨大ヒラメ、
セナキルリスズメダイ、レンテンヤッコ幼魚、
ツユベラ幼魚、ヘコアユ幼魚、ツノダシ
ミツボシクロスズメダイ幼魚、ムレハタタテダイ幼魚
クマノミ、マツカサウオ、フトスジイレズミハゼ、
アカホシカクレエビ、クシノハカクレエビ
アオリイカ、カスミアジ、ホソカマス・・・


イクラの上に・・・?

2011-12-06 | 海の生物


こんにちは。
今日は天気予報が少し早まり、
お昼ごろから冷たい雨の一日となりました。
こういう日は、水中が特に温かく感じて
なんだか得した気分です

こちらは、アカホシカクレエビ
今年は特に多く、アチコチで見かけます。

で、この赤いイソギンチャク
良く見ると、イクラに見えません?
私がお腹すいてるからじゃないですよね?


透明度:15m
水温:19℃

セナキルリスズメダイ、ホウセキキントキ、ヘコアユ幼魚
オビテンスモドキ幼魚、ホシテンス幼魚、コロダイ幼魚
ミツボシクロスズメダイ幼魚、モンツキハギ幼魚
マツカサウオ、クリアクリーナーシュリンプ、ホソカマス、
アオリイカ、ホソカマス、スズキ、ブリ・・・


クリスマスデコレーション

2011-12-02 | 海の生物


12月の声を聞いたとたんに、冷え込みましたね~。
思わず、ニットキャップとフリースジャケット、レッグウォーマーと
寒さ対策バッチリで出勤して来ちゃいました。


こちらの写真は、ここ最近八幡野で人気の『ツマニケボリ



真っ赤なヤギに赤い水玉が、どことなくクリスマスちっくですよね。






そして、アジ根の亀裂には可愛いサンタさんが登場



サンタさんの前にまるで懺悔をしているかのようなウツボ。
良く見ると頭の上にクリアクリーナーシュリンプが乗ってました。

アジ根の周りには、他にもプチクリスマスツリーがあります。
全部でいくつあるか探してみて下さいね



レンテンヤッコ幼魚

2011-11-27 | 海の生物


11月最後の日曜日の今日、
とっても穏やかでのんびりムードの八幡野の海でした。

海の中も、絶好のコンディション
とってもクリアで青い海が広がっていました。

魚の群れを眺めながら、
中層を移動するのがとっても気持ちよかったです。




今日見つけたレンテンヤッコ幼魚
3cm位の小さな個体です。
ソラスズメダイの群れに交じって、岩の下をチョロチョロしてました。
青い模様がとってもキレイです。



八幡野ビーチ 17℃

透明度:15~20m
水温:20℃

ヘコアユ幼魚、カスザメ、アオブダイ、ワラサ、ヒラメいっぱい
レンテンヤッコ幼魚、マツカサウオ幼魚、キンチャクダイ幼魚
アオサハギ幼魚、オビテンスモドキ幼魚、カマスベラ
ナメラベラ幼魚、イトフエフキ幼魚、クマノミ、フトスジイレズミハゼ
ミツボシクロスズメダイ幼魚、ツノダシ、ツユベラ幼魚・・・


浅場にはイワシの群れを狙うアオヤガラが今日も群れています。
今まで追っかけているシーンだけで、
捕食に成功したシーンを見たことが無かったのですが、
今日初めて、口の中にイワシをふくんでいる状態が観察出来ました。
アゴが膨らんで、ペリカンみたいでした~。
アオヤガラもやる時はやりますね