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ぴっころ日記

伊豆でダイビングのガイドをしているちびっこインストラクター
「ぴっころ三浦」の気まぐれな独り言です。

やっと、スナビクニン!

2011-07-11 | 海の生物


今日も晴れ爽やかな風が吹き
日影は涼しく過ごしやすい一日となりました。

そんな中、午前中は草むしりで汗をかき
午後からその汗を流しにひとっ風呂浴びて・・・
じゃなくて、1ダイブして来ました。


ここ2週間ほど前から八幡野で話題のスナビクニン。
海藻の中に隠れてる魚です。
季節的にもダンゴウオと人気を二分する存在の
知る人ぞ知るレアな人気物。

見つけるには、根気よく海藻をめくること。
その根気がない私は、見つける人ってスゴイなぁと思います。
で、今日は目印として置かれた石の近くの海藻をめくってみました。

『おっいた



と思ったら、ウバウオだし
でもウバウオも愛嬌ありますよね。



で、その後ようやく発見



まるまってる感じが、オレンジの水玉おたまじゃくし?
っていうかウーパールーパーみたいな感じ?
でもよく見ると目がネコ目。
この子は、大きさは3cmくらい。
腹ビレが吸盤のようになって、吸い付いているとのこと。
これもダンゴウオと似てますね。


いろんな色や柄があるんです。
こちらは先日、通りがかりの人に見せてもらった個体

ちょっとピンボケですが・・・

そのほかシマシマのストライプ模様の個体もいます。
でも、探すの苦手なんで、リクエストは勘弁
みんなで一緒に探しましょう


クッキングパパ?!

2011-07-09 | 海の生物


こんにちは~
今日も良い天気でしたね~

やっぱり梅雨明けしたからか
カラッとした暑さになりましたね。

八幡野の海のエントリー口付近には
海水浴の子供達が水着で遊んでました。

今日の海の中は、多少白っぽい感じがしますが
冷たい潮も入って、とっても気持ちよかったです

  

最近はクロホシイシモチ、ネンブツダイ、
オオスジイシモチ達が口内保育をしています。


わかります?
オスの口の中に卵がいっぱい詰まっていて
膨らんだアゴが四角くっぽくなってますよね。



クロホシイシモチ




ネンブツダイ

ゲストのeriさん曰く「クッキングパパ」です。

オスが10日程、口の中で卵を護ります。
その間、絶食です。
でも卵を食べてしまうオスもいるとか。

たまに口から卵を出して咥えなおしたりします。
新鮮な水を取り入れる為に、口をパクパクしているので
口の中の卵が見えたりします。

いつか口の中の卵から稚魚がハッチアウトする瞬間見たいなぁ・・・



八幡野ビーチ 南西 32℃

透明度:8~12m
水温:18~22℃

サカタザメ、ミノカサゴ幼魚、テンスモドキ
ホオジロゴマウミヘビ、タツノイトコ、ヤマドリ
アオリイカ、イワシやアジの群れ、
ウツボの捕食シーン、アオヤガラの幼魚
ニシキウミウシ、オルトマンワラエビ・・・


ネズミ男

2011-07-06 | 海の生物


こんにちは~。
今日も暑い1日となりました

私がお休みを頂いていた昨日は、
八幡野の海もお休みしてだったようで(クローズ)
1日ぶりのダイビングとなりました。

昨日は川からの雨水によりドロドロだった海も見事に回復。
全体的に白っぽさはありますが6m前後は見えています。
深い方はとってもキレイ
水深20mから下は、スコーンと抜けていて20m近く見えていました


そこで見つけたのがコチラ



サカタザメです。
サメとついていますが、本当はエイの仲間で
身体の下側にエラがあります。
体長70cm位の小さな個体でした。

私はサカタザメを見ると
ゲゲゲの鬼太郎に出てくるネズミ男にしか見えないんですが、
見えませんかね~?



八幡野ビーチ30℃

透明度:6~20m
水温:18~22℃

サカタザメ、ネコザメ、ヒラメ、テンスの成魚・幼魚、
タツノイトコ、ミノカサゴ成魚・幼魚、ホオジロゴマウミヘビ
ハナアナゴ、アカホシカクレエビ、クマノミ
クロホシイシモチの口内保育・・・






うふっ!

2011-07-04 | 海の生物


こんにちは
今日も暑かったですね~
けっこう風は吹いていたのですが、
陸上勤務で海に入っていない私は、
いつもより余計に暑く感じます。

なので、首に氷をはさんだ手ぬぐいを巻き
せっせとタンクチャージ頑張りました。

だからって、暑さでおかしくなった訳でもないんですよ。
だって、この写真どう見ても「うふっって感じですよね。



ナイトダイビングで撮影したマルソデカラッパ
ご覧の通り、カニの仲間です。

この大きなハサミで砂を掘って潜ります。
昼間は砂に潜って目だけ出している方が多いかな。
手で口元を隠すような仕草が超カワイイ



もうひとつオマケに「うふふっ



あれ?この柄は?
トラフじゃないし・・・
と、調べてみたらこちらもマルソデカラッパでした。
たしかに甲羅のはじっこが丸くなってます。
いろんな色や柄があるもんだ
やっぱりカワイイなぁこの仕草。
私もぶりっ子して真似してみようかしら
うふっ



他にも、ダイバーに囲まれパニックなネコザメ、
そこらじゅうにイセエビいっぱい、カスザメ、シビレエイ、
スナビクニン、タツノイトコ、ミノカサゴ、ウミサボテン、イタチウオ
鉛筆みたいに細いハナアナゴの赤ちゃん、などなど
夜の海、メチャクチャ楽しかったです。


そんな夜行性の生物達が観察出来るナイトダイブ
次回は8/20(土)です 
お見逃し無く


透明度が・・・

2011-06-17 | 海の生物


こんにちは~。
今日はお店番です。
朝は冷たい雨でトレーナーを着込んでましたが、
昼頃から雨もやみ、幾分暖かくなった伊豆高原でした。


昨日から何やら透明度が落ちてしまったらしく、
どれどれ・・・と、ちょっくら下見に行ってきました。


海の中は緑色。
きっと深くなればキレイな潮が・・・と信じて突き進むも、
水深20mくらいで、緑色が薄まる感じはしますが・・・
水中ライトが必須の透明度ですね。


変わりやすいものの例えとして、
『女心と秋の空』と言いますが、
ダイバーなら『女心と海の中』ってことで
明日は良くなっていることを期待しましょう




この写真は、ここ最近観察出来ている
ベニカエルアンコウ

黄色に赤い丸がカワイイ子です。
今日は撮影中に何度もアクビをしてました。
でもその瞬間は写真におさめられず・・・でした


透明度:3~4m
水温:20℃

ベニカエルアンコウ、ハナアナゴ、タツノイトコ、ミノカサゴ、
大きなマダイ、ヒラメ、アカホシカクレエビ、カザリイソギンチャクエビ、
ニシキウミウシ、ボウズコウイカ、クロホシイシモチのペアリング
クマノミ、シマウミスズメなど


オキノスジエビ

2011-06-14 | 海の生物


昨日は大雨による濁りのためクローズだった八幡野。
(ちなみに私はお休みでした)
その濁りもなくなり、今日は問題なく潜ることが出来ました。


つい先日深場で見つかったオキノスジエビの群れ。
今日もお客様と一緒に見に行くというショップさんに
くっついて行って見せてもらいました。

12Lタンクを背負い、どんどんドンドン深場へ泳いで行くと・・・


いました
岩を覆いつくすように群れてます。
白いヒゲが絡まりそう・・・




私も見たのはお初で感動でした~




透明度:6~12m
水温:18~20℃

オキノスジエビの群れ(←しか見てません
ネコザメを発見したチームもいたとか。


明日は八幡野クリーンアップ作戦。
ゴミ拾い頑張るぞ


スパイダーマン

2011-06-12 | 海の生物


こんにちは
今日は午前中は時折太陽が顔を出したりと
比較的、良い天気となりました。

海の方も、昨日のうねりもだいぶ納まり
今日は通常オープン
フォト派のお客様と一緒にのんびり潜ってきました。

気温は25℃あるし・・・
準備するのに汗かくかなぁ
潜る前、悩みに悩みました。
今シーズン初のウエットスーツデビューをしようかと。

でも、深場のバルスイバラモエビを見に行くことになったので、
結局はドライスーツで潜りました。
歳と共に寒がりになるんですよね

水深20mを超えると、ちょっと冷たいけど、
青くてキレイな世界が広がっていて
とっても気持ちよかったです

バルスちゃんも元気にしていました。

下の写真は、オルトマンワラエビ


脚の長いクモみたいですね。
だから私はいつも「スパイダーマン」と紹介してます

トゲトゲトサカなどのソフトコーラルにくっついています。
探してみてください。
自分で見つけられると楽しいですよ



透明度:8~20m
水温:18~20℃

バルスイバラモエビ、オルトマンワラエビ、ゼブラガニ
アカホシカクレエビ、ミノカサゴ、ジボガウミウシ、ヒラタエイ
ハナアナゴ、ホオジロゴマウミヘビ、ヤマドリ♂
クロホシイシモチやシマアジ、ムツの群れなどなど


ミスガイ

2011-05-15 | 海の生物


今日はガイドで八幡野のビーチで2本潜ってきました。
天気は上々、風も弱くベストコンディション
と思ったら、海の中が・・・
1本目の透明度は5m程度。
深く行ってみてもほぼ変わらず

2本目はアジ根付近から冷たい潮が入ってきていて
透明度が15mは見えていました
水温は14℃代と冷たかったケドね。

ミスガイ


ウミウシは、簡単に言うと「貝殻を持たない貝の仲間」ですよね。
進化の過程で貝殻を退化させたと言われています。

そして、このミスガイは、ウミウシの仲間です。
『貝殻持ってるじゃん
と、突っ込まないで下さい

貝→ミスガイ→アメフラシ→ウミウシというのが進化の過程で
ミスガイは、ウミウシの中でも原始的な種類ってことなんですね。

フリルのような身体がキレイで、その前方の中央に目があります。
ゴマみたいな点2つがそうです。寄り目ですね
このカワイイ目は、あまり効かないらしく、
自分のお目当ての相手を探すときは、
通過した後の粘液を追うとのことです。

昼間は砂に潜っていることが多く、夜に活動します。
                               
ちなみに、今度の土曜日5/21(土)は 
ナイトダイブの日です   


透明度 1本目:5m 2本目:5~15m
水温 1本目:16℃ 2本目:14~15℃

ヒラタエイ、ミスガイ、タツノイトコ、テンスの幼魚、
イロカエルアンコウ×3、ベニカエルアンコウ×4、オオウチワエビ
ホタテウミヘビ、ホオジロゴマウミヘビ、ハナアナゴ、
アオリイカ、メバルの子、ナヌカザメの死体・・・


シビレエイ

2011-05-13 | 海の生物


こんにちは
昨日一昨日と2連休。
せっかくの連休だったのに2日とも雨
そして、今日は快晴
う~なんだかなぁと思いつつ
そんな恨めしい五月晴れの中、下見で1本潜って来ました。


気になる透明度は、浅場ではちょっと浮遊物が多く8m位
水深20mくらいから深場はスコーンと抜けていて20m近く見えてました。

あまりにキレイで、思わず
もっと深いところへどんどん行ってしまいたくなりました。
(窒素酔い


最近よく見かけるシビレエイ


近づいて来た小魚に向ってジャンプして放電し、
痙攣して動けなくなったところを食べるらしい。
私も一度痺れてみたいなぁ~



透明度:8~20m
14~15℃
シビレエイ、タツノイトコ、マルコブカラッパ、
イロカエルアンコウ(オレンジ、ブラック)、ベニカエルアンコウ
ミノカサゴ、ミナミハコフグの幼魚、メバル幼魚、ドロメの幼魚・・・



ひらひらヒラタエイ

2011-05-04 | 海の生物

こんにちは
今日は天気も良く、風も弱く
気温も暑すぎず、快適なダイビング日和の中、ビーチで潜って来ました~

気になる透明度は・・・1本目は浅場は8m前後、
水深20mよりも深場では15mとキレイだったのですが、
午後になるにつれ・・・だんだんと緑っぽくなり、5~7mってとこでしょうか。
やはり春って感じです
水温は気持ち上がって16℃でした



今日は、ヒラタエイ、ハナアナゴ、ホオジロゴマウミヘビ、ミノカサゴ、
イロカエルアンコウ×2、ベニカエルアンコウ×3、アカホシカクレエビ、
サラサウミウシ、テントウウミウシ、フタイロニシキウミウシ
ヒメギンポ、キタマクラの赤ちゃん、アオリイカの群れ・・・
などを観察し楽しんで来ました。

で、今日のワンシーンはこちら。


動画撮影の得意なたこさんより頂きました。
有難うございます

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