はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

地上波で放送!「ローマの休日」

2022-05-16 10:05:00 | 記録:映画

名作 「ローマの休日」

吹替・字幕ともに、何度も見ている作品。
はぎおにとっては、なかなか珍しいことかも。


やってくれましたね、日テレ「金曜ロードショー」
地上波で唯一、映画枠を残してくれている、貴重な時間帯。
ずっと、「ジブリ」と「ジュラシック~」が続いていたけど、名作、しかも、クラシカルな作品を放送してくれるなんて!
後で知ったのですが、放映作品を募集していたのですね。
 
バラエティやクイズもいいけど、温故知新、そろそろ映画・名作を地上波で。
みんな気づいてきたんではないでしょうか。
コロナ禍で、よりそういう思いが強くなってきました。
 
作品名を知っていても、見たことがない・・・という方も多かったのでは?
私も大人になってから拝見した口で。
 
今回も見てしまったけど名場面を楽しみつつ、最近の声優さんを知る機会にもなりました。
アニメ声優推しの方は、アニメではない、洋画吹替での違った一面を感じながら、名作を楽しめる機会になったかもしれないし。
 
 
地上波で放送すると、CMがある分、休憩もできるし親子間、世代間の会話も増えそうですね。
(ネットはかなり盛り上がってたみたいだし)
放送時間の都合上、だいぶカットされていたようですが、私的には記憶にない部分が多くて、あまり気になりませんでした
ただ、シーン全てに意味があると思うので、せっかくであれば、ノーカットでお願いしたいですね。
 
 
改めて、「ザ・王道」でした。
余計な描写、盛り上げ音楽もない。
シンプルで、テンポも良く、笑いもあり、感動も、切なさもあり。
 
皆さんご存知と思いますが、忘備録としてストーリーを。
王宮生活に息苦しさを感じていた王女が、訪問先で街に繰り出す。
それを知った新聞記者がスクープ狙いで近づく・・・
(以下、金曜ロードショー放送画面をパチリ)
 
そんな二人が、短時間で急接近。互いに思いを寄せるように。
作り笑いしかできなかった王女のこんな楽しそうな顔。


新聞記者も、いつしか彼女の素の顔に惹かれていき・・・
2人とも本当に楽しそう
 
 
だけど・・・
ラストがとても切なくて、素敵なシーン。
それまでの「楽しい休日の思い出」から醒める、少し寂しい現実と、二人のそれぞれの想いと覚悟が伝わる、名場面だと思ってます。
  
他のシーンは忘れつつも、このラストだけは忘れられなくて。
 
 
  
王女として生きていく覚悟を決めたアンの顔と、切ない別れに思いをふけるジョー。
誰もいなくなった王宮から一人帰るジョーの足音が響くこのシーン。
過剰な音楽もなく、エンディング。
後日談もなく、これでいいのだと思います。
 
 
正直、見る前は、アメリカンな、もっと楽しい映画だと思ってました。なので、初めて見た時は、正直驚きでした。
とてもシンプルで、とても大人の映画だということに。
そして、歳を重ねるごとに、感じ方、印象が変わってくる。そんな映画です。名作ってそうなのかも。
 
その後、ハリウッドも日本映画も、ヒット作といえば過剰なBGMに派手な演出へと変わっていきます。
リアルの追求とか、最近流行りの伏線回収とか。
もちろんそれはそれで楽しいのですが、時には、こういう「王道」な映画で心の洗濯もいいかもしれませんね。
 
 
 
ここからは、新版吹替について
今までもキャストが変わると、まぁ世の中賛否両論ありましたが、あくまでも私個人の意見ですので、あしからず。
 
最初に見たキャストは
城達也さん・池田昌子さんのコンビに、カメラマンに山内雅人さんでした。
ジョーのグレゴリー・ペックもですが、アンのオードリー・ヘプバーンは池田さん!と強烈に印象付けられました。

その後、津嘉山正種さん・笠原弘子さん・大塚明夫さん版、小川真司さん・鈴鹿千春さん・山野史人さん版を見た記憶があります。
ジョーは低音ボイスの方・・という印象ですかね。ご本人もそうですし。アン役はあまり記憶になく(ゴメンナサイ
どちらももう一度見たいですねぇ~
 
カメラマンのアーヴィングも、いい脇役キャラですが、ワンポイントに出てくる美容師のマリオも、名優の「共演」で楽しかったなぁ。
何しろ最初が「アドリブの天才?」広川太一郎さんですから恐らく、台本通りではなかったでしょうね!
津嘉山さん版は安原義人さん、小川さん版は江原正士さん・・・山寺さんも演じられたとか。いや~マリオの部分だけでも聞き比べたい
 

前置きが長くなりましたが。。。今回です。
アン王女は早見沙織さん
正直初めてお聞きしたのですが、声のトーンも、テンポもとても良かった。池田昌子さんの吹き替えを聞いて声優という仕事を知ったとか。意識されてたのかな?アニメの方で人気だそうですが、今後もどんどん洋画吹替でのご活躍を期待します!
 
ジョー は浪川大輔さん。
実は、40年近く前「ネバーエンディングストーリー」の吹き替え版でお名前を存じていました。
それが今では、グレゴリー・ペックを演じるとは。時の流れを感じます。
もちろん芝居は上手いけど、声は…五右衛門もそうだけど、無理して低音出してるように感じて(個人的な意見です)
でも、ストーリーの邪魔になるではなく、そこはさすがです。
大塚明夫さんとか、津田健次郎さんで聞いてみたかったかな?
 
脇もがっちり。
アーヴィングに関智一さん、マリオに関俊彦さん。
かつてのアニメオタクからしたら、こういう方たちが脇を固める時代になったんだなぁと感慨深く
ジョーとアーヴィングの掛け合いは、とても良かったです(何目線??)
でも、個人的に、逆の配役で聞いて見たかったかも。。
 
 
以上。
何にせよ、名作は何度見ても素晴らしい。

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