今年のアカデミー賞外国語映画賞受賞作。
珍しいアルゼンチン作品ということでとても興味を持っていましたが、先日「おすぎのシネマトーク」で紹介され、もうダメ押し
ようやく見ることができました。(ネタバレです)
ストーリーはこちら↓
刑事裁判所を定年退職したベンハミンは、ずっと心の中のしこりとなっていた25年前の未解決殺人事件の真相を小説にしようと決意。腐敗した政治により釈放された犯人や、当時事件を一緒に追っていた同僚が殺された経緯を、自分の過去と向き合いながら思い出していく。 (goo映画より)
2時間ちょっとの間に、愛情や友情、そしてアルゼンチンの当時の情勢などなど盛り込みながら、過去と現実が交差する上質な大人のミステリードラマって感じで
今まで見てきたヨーロッパ系のものとも、アメリカのミニシアター系のものともまた違う、ジンワリ、ジンワリ感動が来る不思議な映画でした。
最初静かなスタートで実は若干眠かったんですがストーリー展開とともに映像も迫力が増して驚き
「哀愁」と「情熱」が両方感じられ、多分日本人好みの映画だなぁと
人間の思いの深さについて、改めて考えさせられた感じで…
おすぎさんが言ってたとおり、
出演者を誰も知らない
ので、純粋に見ることができたというのも一理
誰も知らないんですが、主人公役のリカルド・ダルドさんは国民的俳優なんだそうです。
ちょっと渋くて、でも熱くて、カッコよかったですね。はぎお好み
若い時と年配になってからが交差して描かれますが、その演じ分けもお見事で
その他の俳優陣もそれぞれ味があって、魅力的でした。
余談ですが、上司だった女優さんが、もう浅茅陽子さんに見えて仕方なくて。
ピアソラの曲を聞いて以来、タンゴが好きで、いつかアルゼンチンに行きたいと思っていました(未だに実現しませんけど)
ますます行きたくなりましたねぇ~
こんにちは。
さすがのおすぎさんも、アルゼンチンまでは目がいかなかったようで(^^ゞ
>ラブストーリーとミステリーの融合
ああそうです!そうなんですよね~♪
それがわざとらしくなく、すんなりと心に入ってくる…じわじわと心地よさがやってくる。そんな感じでした。
ラブストーリーとミステリーの融合が実に上手いですね。日本でもこの間『行きずりの街』なんて仲村トオルさんと小西真奈美さんの作品が公開されましたが、そちらもラブストーリーとミステリーの2本立て。でも比較の対象にすらならない作品でした^^;