はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

原石の発掘、育てる、見守る 。

2021-09-26 10:17:00 | 気になる:テレビ番組

相変わらずの巣ごもり生活
BSやCSの懐かしテレビばかり見ています。

 

久しぶりに、まだ若かりし頃の原田龍二さんが主演した

「南町奉行事件帖 怒れ!求馬」

 

を見ています。
率直に言えば、上手さはないけど(スミマセン)、粗削りだけど勢いがあって、初々しくて、ドラマの主人公と同化して、見ていて清々しい。
それには、祖父のお奉行役田村高廣さんをはじめ、大ベテランや個性派ががっちり脇を固めてくれていたからこそ、思いっきりやれた、というようなことをご本人も語ってらっしゃいました。今思えば、すごくいい経験されたんだろうな~と。

 

放送は、月曜8時。その当時のTBSといえば、「ナショナル劇場」と銘打って、

「水戸黄門」「大岡越前」「江戸を斬る」

などなど、長期シリーズが人気の枠。

放送開始当時、正直申し訳ないけど「原田龍二って誰?」という印象でした。
でも、関係者の先見の明があったのか、上にも書いたように、ついつい引き込まれている自分がいました。

最近、こういう「新人大抜擢」みたいな番組、なくなりましたよね。
冒険しないというか。

 
新人発掘の代名詞だった「朝ドラ」でさえ、今はある程度の経験者を選ぶようになりました。というか、「この人ありき」のドラマ作りみたいな。
安心感はあるけど、「成長過程」を見る楽しみはなくなったかな。
「科捜研」でおなじみ、今や大ベテランの沢口靖子さんの出世作も朝ドラ。正直、お上手ではなかったけど、それこそ初々しくて新鮮でしたよね(といって、あまり見てないけど)
 
 
大河ドラマ「独眼竜政宗」の渡辺謙さんは、当時まそこまで有名でもなかったにもかかわらず、いろんな要因がありますが、結果、未だに視聴率が抜けないほどの忘れられない作品になりました。
(今の「青天を衝け」の吉沢亮さんも、年配の方にしてみたら、知られざる存在だったかもですけど)
 
 
物心ついたころは当たり前のように見ていた「暴れん坊将軍」の松平健さんも、開始当初はそれこそ「誰?」みたいな存在だったとか。
 
 
 
まぁ、今は若手でもみんな「芝居巧者」な人が多くて、抜擢しても上手く演じられるのでしょうけど。
確かに、主演でなくても、脇でも巧い人たくさんいますねぇ。そう、最初から巧いの。それは素晴らしいことだけど・・・
おばちゃんとしては、原石のような、「このキラキラした人、誰?」みたいな人が成長するような番組が見たいのです。
今はやりの恋愛ドラマではなくて、大衆的な娯楽作とかで。
 
 
そういえば、昔は映画でも「主演の相手役オーディション」みたいなの、よくありましたよね。
角川映画とか。
それで、芸能界に入った人もたくさんいらっしゃる。

今、登竜門的なものは、「特撮ヒーロー番組」だけなのかな?


舞台でも、蜷川さん演出の「身毒丸」で、藤原竜也さんが衝撃的デビューを飾ったこともありました。

 
もう今は、上手くないと叩かれるとか、一から育てる余裕がないのかな。
見る側の「度量」「心の広さ」もなくなってるのかもしれませんが。
 
 
そういう意味では、宝塚の「新人公演」って素敵なシステムですよね。
7年目までの生徒だけで行う公演。これを何十年も前からやってるってすごいことだと、つくづく思います。
 
ある程度「この人路線かな」みたいな人が選ばれていくのですが、時々「これは誰?」みたいな人が抜擢されるとワクワクしますね。最初、勢いだけで演じきったその人がだんだんと成長していく姿は、母のような気持ちで見てしまっています。
 
でもそれも最近は、みんな技術があるというか、本公演に負けず劣らずみたいな公演が増えてきました。
それはそれで頼もしくて素晴らしいんですが、ちょっと優等生というか。粗削りだけど、勢いやガッツあふれる人を発掘してほしいですね。
天海祐希さんなんて、その最たる人でしたねぇ。さすがに最初の新公は見てないけど、それはそれは話題になったとか。
最近?だと早霧せいなさん、紅ゆずるさん、珠城りょうさん・・・「未完の大器」だけど、インパクトは残りました。
結果として、皆さんトップになりましたけど、そういう「発掘」楽しいですよね。
 
 
 
いろいろ書きましたが、要は、ハラハラしながらも、「新鮮さ」「初々しさ」の発見を楽しみたいということで

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