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実在のオーストリア皇后エリザベートと黄泉の国の皇帝トート。その二人を軸に暗殺者が狂言回しとなり物語が進む。宝塚では初めて?の全編歌のミュージカル。恐らくこの当時歌唱力では劇団一だった雪組が初演だった。
エリザベート役が本来の主役らしいが、今回はサヨナラ公演を迎えたトップ一路真輝がトートとなり、正統派のイメージを覆す妖艶な死神を大熱演だった。
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他のメンバーも、初演、しかもすべて歌というプレッシャーを自分たちの実力ではねのけ、最近の宝塚で観客動員数ナンバー1の公演に押し上げた。
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明るく軽快な外国ミュージカルを公演してきた宝塚が始めて取り組んだウイーンの作品。華やかな王宮が舞台のはずなのに、薄暗く黒っぽい雰囲気。豪華な衣装にシンプルなセット。今まで見たことのないねっとり感に、劇場で鳥肌が立った。これが日本の宝塚で受けたのかもしれない。
「グランドホテル」「エリザベート」。宝塚のイメージとはかけ離れた、シンプルなセットとドラマ性の高い作品のおかげで、逆に宝塚にはまっちまいました。
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'96.3.11観劇