湘南発♪

音楽などなど。

夏の終わりに。。

2013-09-01 20:59:16 | コンサート
夏休みの最後の日、高校の同級、同門・佐久間龍也君の演奏会があり、同じく同級の友人たちとサントリーへ。


サルヴェ・レジーナ グレゴリオ聖歌
スターバト・マーテル ペルゴレージ
音楽劇「勇敢な婦人」より シュタウト
アヴェ・マリア カッチーニ
Sop.豊田喜代美、Bar.加賀清孝、Counterten.増田勇人、Ten.田中健晴、Ten.園山正孝、Piano.佐久間龍也

グレゴリオ聖歌を聴くのはたぶん何十年ぶり。
大昔、高校の音楽史の授業が頭をよぎる。
目をつぶって聴いていると、「今」から解放されてぽーんと遠くへ飛べたような気分になる。
これはCDを買っておこう!豊田さんの声もとても素敵。

お次のスターバト・マーテルも同じく音楽史の授業。
岡部守弘先生のものすごく中身の濃い音楽史の授業を思い出す。
でも曲を全曲まともに聴いたのは初めて。
薄暗い中でプログラムノートを読みながら味わうと、これがまたなかなか良い。
特に、今回はアルトの部分をカウンターテナーの増田勇人さんが歌ったのだけど、彼はまだ沖縄県芸大3年生、現役の学生だけどとってもじょうず!

休憩をはさんで、本日のメインプログラム。
勇敢な婦人とは、あの細川ガラシャのこと。
明智光秀の娘で、この時代の女性がほとんどそうであったように政略結婚に利用され、挙句の果てには父・光秀の本能寺の変により「逆賊の娘」という立場になってしまい婚家での立場も悪くなり、そんな中ひそかに洗礼を受けてクリスチャンになったものの時代は秀吉がバテレン追放令を発した頃。最後は石田三成軍に攻め込まれ自害。

ガラシャの辞世の歌
「散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」

そんなガラシャ夫人を没後98年(1698年)にウィーンのイエズス会が讃えて音楽劇として初演し、その後315年ぶりに沖縄県芸で蘇演されたそうです。今回はその音楽部分のみの演奏会でした。
佐久間君はもともとピアノ科だけど、音楽能力全般にすごく優秀で、ウィーンでは指揮科にも籍をおき、ともかくいろんな事の出来る天才的な人で今回も出版されていた数種類の版から自分なりのものを校訂して、なおかつ出演直前の舞台袖でもまだ音を直していたとのこと。
☆全体にとても質の高い演奏会でした。

終了後は同行の友人たちとひさびさおしゃべり大会(笑)
インターコンチのアフタヌーンティでも、、と言っていたのに、ランチのボリュームがあり過ぎて、みんなまだお腹がいっぱいなので、スタバに入ろうとしたら、ここはWi-Hiがあるせいかノートを広げて寛ぐ若者で満席∑( ̄Д ̄;)回転悪くて赤坂の一等地のスタバ、大丈夫なんだろうか?


で、落ち着いた先は同じ1Fのオーガニックハウス。すごく空いてて居心地良かったです。
アイスコーヒーとピスタチオのジェラート、450円!安っ♪


夏休み最後の日がとっても楽しく快い一日で終われて幸せでした。
明日から、また頑張ろう!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿