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三次方程式の解の求め方

2011-01-06 22:22:00 | 方程式・因数分解
QNo.6360118 112233445
2x^3 + (3 + √3)x^2 + (5 + √3)x + 2√3 + 2 = 0 を解け。

三次方程式は因数定理を用いて, 一次式×二次式に因数分解すればよいのは分かるのですが, …
一次式の因数をどうみつければよいのかよろしくお願いします
投稿日時 - 2010-12-03 14:20:20

解答: ANo.2 mister_moonlight
方程式をばらすと,
(2x^3 + 3x^2 + 5x + 2) + (√3)*(x^2 + x + 2)
=(2x + 1)*(x^2 + x + 2) + (√3)*(x^2 + x + 2)
= (2x + 1 + √3)*(x^2 + x + 2)
= 0
と変形するだけ。
投稿日時 - 2010-12-03 14:38:39

複素数

2010-09-13 19:22:00 | 方程式・因数分解
QNo.6174295 112233445
α, β は複素数で, α の絶対値は 1, αβ' = β のとき,
z + αz' + β = 0
を満たす z が存在することを示せ。
(β', z' は共役複素数)

とりあえず, z + αz' + β と共役な z' + α'z + β との積
(z + αz' + β)(z' + α'z + β) を考えて, これが 0 になるような z があるといえばいいのかと思いましたが, 展開しただけで計算が進みません。
この考え方でいいのか, それとも別の考え方のほうがよいのか。
よろしくお願いします。

投稿日時 - 2010-09-11 12:35:34

解答:
ANo.1 nag0720
z + αz' + β = 0
β'z + αβ'z' + ββ' = 0
β'z + βz' + ββ' = 0
β'z + (β'z)' + ββ' = 0
よって、β'zの実部は -ββ'/2

z = (-ββ'/2)/β' = -β/2
とすれば,
z + αz' + β = -β/2 - αβ'/2 + β = -β/2-β/2 + β = 0.

投稿日時 - 2010-09-11 14:23:18

三次方程式

2010-09-07 19:29:00 | 方程式・因数分解
QNo.6164711 shortcake27

三次方程式の問題です

三次方程式 x3 + x + 10 = 0 の 3 つの解を α, β, γ とするとき, 1/α, 1/β, 1/γ を解とする三次方程式をつくれ。
という問題がわかりません。
解と係数の関係を使ってみたりしたのですが, どうもうまくいきません。
どうか, おねがいします。

投稿日時 - 2010-09-07 10:23:30

解答:
x =α, β, γ の何れかとする時, y = 1/x と置くと, y = 1/α, 1/β, 1/γ, respectively になる。
この時 x = 1/y だから代入して (1/y)3 + 1/y + 10 = 0.
両辺 y3 すれば 10y3 + y2 + 1 = 0.
通常のように y を x で置き換えれば 10x3 + x2 + 1 = 0.

以前はこの位の事は高校でもやったものであったが。
(勿論 link 先での回答者のように, 地道に解と係数の関係を使っても出来ることは出来る)

平方根

2010-08-30 23:15:00 | 方程式・因数分解
(1) θ = (√5) + (√7) のとき
√7 = (13*θ)/2 - θ3/4 を示せ。

(2)θ = (√2) + (√5) + (√7) のとき,
√7 を (1) のような表示をせよ。

解答:
(1) 一般に θ = (√a) + (√b), (a ≠ b, ab ≠ 0) とする時,
θ3 = (a + 3b)(√a) + (3a + b)(√b).
これらを連立させると
√a = ((3a + b)θ - θ3)/(2(a – b)),
√b = (θ3 - (a + 3b)θ)/(2(a – b))
特に a = 7, b = 3 とすれば, 最初の式から得られる。

(2) これは一般的にやると難しい。
θ3 = 38(√2) + 32(√5) + 28(√7) + 6(√70).
θ5 = 1664(√2) + 1160(√5) + 984(√7) + 280(√70).
θ7 = 68272(√2) + 44512(√5) + 37632(√7) + 11536(√70).
だから三乗の式から √70 = θ3/6 - (19(√2) + 16(√5) + 14(√7))/3.
これを五乗と七乗の式に代入して
328(√2) + 1000(√5) + 968(√7) = 140θ3 - 3θ5 … (a)
14268(√2) + 51040(√5) + 48608(√7) = 5768θ3 - 3θ7 … (b)
(√2) + (√5) + (√7) =θ … (c).
これらから先ず √2 を消去しよう。 (c) を用いて, (a), (b) から消すと
672(√5) + 640(√7) = 140θ3 - 3θ5 - 328θ … (d)
36772(√5) + 343340(√7) = 5768θ3 - 3θ7 - 14268θ … (e)
となる。 これらから更に √5 を消去すると (うちの最大公約数計算機君に掛けると最大公約数は 4 で, 168・4 = 672, 9193・4 = 36772 と出るので) 結局
√7 = (618280θ - 317996θ3 + 2757795 - 504θ7)/51797600
= 15457θ/1294940 - 79499θ3/12949400 + 275779θ5/51797600 - 63θ7/6474700.

この問題は平方根の特殊な性質に依存しているようである。
多分三乗根では成立しない。
もしかしたら 2n 乗根ならば使えるかもしれない。

カテゴリは, 体の拡大と関係がありそうなので 「方程式・因数分解」 に入れておいた。
もしかしたら 「代数」 というカテゴリを作った方が良かったかもしれない。

剰余

2010-08-21 20:34:00 | 方程式・因数分解
QNo.6120901 mosura-ya
以下の問題が解けません。

関数 (sic. 多項式だろう) f(x) を x - α で割ると余りが m であった。
また f(x) を x2 - β で割ると余りが px + q であった。
f(x) を (x - α)(x2 - β) で割ると余りはいくらか。

どうアプローチしていいかもよくわかりません・・・解説よろしくお願いします。

投稿日時 - 2010-08-19 17:57:36

解答:
多項式 f(x) を (x - α)(x2 - β) で割った時の商を Q(x) と置くと, 題意より
f(x) = (x - α)(x2 - β) + a(x2 - β) + px + q
と書ける。 題意より, 剰余定理から
f(α) = a(α2 - β) + pα+ q = m.
従って, α2 ≠ β の時は a = -(pα + q - m)/(α2 - β)なので, 求める余りは
-((pα + q - m)/(α2 - β))(x2 - β) + px + q.

α2 ≠ β とすると, f(x) = (x2 - β)Q1(x) + px + q と書け,
これから f(α) = pα + q = m となることは分かるが, これ以上は無理ではないか。