写真日記

季節の変化を感じさせてくれる 、小さな花、草、木、光…をきままに撮っています(^^)

韓国への旅・その5・<昌徳宮2>

2009年10月08日 | 韓国旅行


これは王様の執務室の屋根です。瓦は王様だけに使用が許された高価な「青瓦」で、昌徳宮ではこの建物しか使われていません。余談ですが、韓国の大統領の住まいも「青瓦台」ですね。





「大造殿」にあった「日時計」です。もしかして「大王世宗」に出てくるヨンシルが作ったとか?(^^)




こちらはオンドルの焚き口です。煙が出ないように炭で焚いていたようです。
そして排気の煙突がこちらです。建物から少し離れたところにありました。



ガイドツアーは煙突の横にある門を抜けて山の中へ入っていきます。
緑が多く空気もよく、そして木々にはリスが遊びに来ています。自然のリスが見れるなんて感激です。しかもソウルと言う都市で。それだけ自然保護が行き届いていると言う事でしょうね。

逆光です(^^;



上がった山道を下っていくと池と建物が見えてきます。ここが「芙蓉池」です。
「チャングム」をはじめ、様々な時代劇のロケで使われています。王様と王妃様などが散策しているシーンとか恋人同士が話をしながら散策しているとか…

この辺一体は王の休憩の場とされていたようで、今もツアーの休憩所となっています。お土産やさんもあり、ここで一旦休憩です(^^;商売上手!

奥に見える建物が「宙合樓」です。学問の研究をしたり、書や絵画を保管する図書館があったりしたそうです。2階建てになっています。




王様が釣りをしたという建物。これも時代劇によく出てきます。無事魚が釣れたら雅楽が流れたそうです。



そしてこちらが広場にある「英花堂」です。



この前には大きな広場があり、そこで王が立ち会う「科挙試験」(今で言う公務員試験のようなもの)が実施されたようです。
受験者は地面にゴザかムシロを敷いて試験を受け、建物の上から王様が立ち会ったと言う事です。
「ホジュン」のワンシーンが頭に浮かんだのは言うまでもありません(^^;
この広場にも「日時計」が置いてありました。



この「英花堂」の戸は折りたたみ式になっていてその時の暑さや寒さにより折り畳んだり、開いたりするそうです。


休憩を取った後は再び奥へ。
粛宗が作った東屋や池があります。粛宗といえば、「チャンヒビン」のエロ王です。実力俳優「チョン・グァンリョル」の名演技が思い出されます。これを粛宗が~と思うと胸がわくわくする私です。とことんミーハーです(笑)

その横に「金馬門」という門があり、ガイドさんが「どういった意味でしょう?」とクイズ。みなさん、「馬小屋」なんて答えると、実は王子様が利用する門でした(^^;
王子様は金の馬に乗るくらい偉いという事だそうです(^^;はい、大変失礼しました。
韓国(この当時は朝鮮ですが)身分制度が如何に重く置かれていたか、社会全てを支配していたかが、建物や建築物からも察しられます。

その横に「不老門」という一枚岩をくりぬいた門があり、見学者の中で一番のご年配らしきご老人が一番に通られました。「これ以上長生きせんでも良いけど~」なんて笑いながら。


とにかく回りには沢山の樹木があり、リスが木の上を走り回っているので、ついそっちを見てしまいがちです。

で、ガイドさんが
「みなさ~~ん、リスばかり見ないで私を見て下さいね~」とアピール。笑いを取っていました(^^)


そして「演慶堂」といわれる王様が息子や父親のために立てた屋敷を見て、更に山道を進み出口へ向かいます。
この「演慶堂」は王宮ではないので派手な五色の装飾もありませんし、建物も男性用と女性用に分かれていました。質素ながらもいい感じの建物でした。
画像はカメラの修理が返ってきてからアップします。