北京日記

北京滞在中に観たこと、エピソードや感じたことなどを紹介し、中国との友好を深めたい。

もっと紳士的に涼んでください。

2007年06月30日 21時47分33秒 | Weblog
北京の夏の風物詩、年に約一月だけ、8月の最も暑い日にだけお目にかかれるものがある。この時期、30パーセント以上の中国人男性はある特殊な格好をする。

 夏は暑い。スーツや厚手の服を着たら暑くて死にそうになる。暑いのならシャツを着ればいい。シャツは汗を吸い込むし、シャツを着ても我慢ならないほど暑くなる事はない。だが、中国人男性にとって暑い夏にはシャツを着ることすら我慢ならないらしい。多くの男性はシャツを中途半端に脱いで町を闊歩している。

 シャツを完全に脱ぐとシャツは荷物になる。シャツをいちいち持ち歩くのは面倒だ。そのため、男性達はシャツを半分だけ脱ぐ。(脇の所までシャツをあげる。そして脇の所でシャツを止める。おへそと胸のあたりまで露出した状態で、胸から上はシャツを着ている。)

 あまりにも中途半端な形で上半身半裸になる男性が多いため不思議だった。男性達は他人の目を全く気にしていないのか。紳士ならシャツくらい着てもいいと思うが。若くてたくましい男性が上半身半裸になっているのなら絵になるが、腹の出た中年男性やひょろひょろした少年が汗だくで中途半端な半裸になっている姿は見るに耐えない。

 中国在住のアメリカ人女性にこの事を話したら、彼女はただ「中国人は面白いね。」と笑っていた。 

Compassion for Migrant children (CMC)

2007年06月29日 11時48分09秒 | Weblog

 Compassion for Migrant children (CMC)
 http://www.cmc-china.org/volunteer.html

 貧困から北京に出稼ぎにやってくる外地人(出稼ぎの人)は、北京で必ずしもいい仕事を得られるわけではない。中国では人間の移動は制限されているため、外地からくる労働者やその子ども達は北京の戸籍をなかなか手に入れられない。そのため教育や仕事探しの面で出稼ぎ労働者達は多大な苦労をしている。

 北京の市街地から離れた場所には出稼ぎ労働者の子どもを主に受け入れている小学校が多い。CMC(Compassion for Migrant children)は、そんな貧困にあえいでいる出稼ぎ労働者の子ども達を愛そうと立ち上がった外国人(主に英語圏出身の外人)がメインになって活動をしている団体だ。

 CMCのメンバーは週末などに学校を訪問し、子ども達に美術、英語、音楽などを教えている。外人たちは可愛い子どもと遊びながら子供達を教育し、出稼ぎ労働者の子どもが豊かな北京出身の子どもとできるだけ同じくらいの教育を受けられるように努力している。

 出稼ぎ労働者の子どもを受け入れている学校で働く教師の月給はとても低い。聞いてみたら、ある先生の月給は1000元(日本円で約一万五千円)くらいだと言う。承徳などの北京から車で二時間くらい離れた小都市の平均月給は500元くらいだと言われているが、北京の平均月収は約1500元以上だ。1000元と言うと大卒中国人学生が北京の会社で働く際の試用期間に払われる給料とほぼ同額だが、先生と違って大卒の労働者の給料は試用期間を過ぎると一気に上がる。先生の給料が低いと言う事は、親たちが小学校に払っているお金もそう多くはないということだろう。

 外国人の中には小学校にトランポリンなどをプレゼントする優しい人もいる。ものをプレゼントしたり食料品を送る場合、ボランティアがお金を出し合う。


 

少数民族ですか?

2007年06月27日 15時51分18秒 | Weblog
 中華人民講和国のマジョリティは漢民族だ。内モンゴルにいるモンゴル族などのように中国にはマイノリティの民族がたくさんあるが、漢民族の人数に比べればマイノリティの人数はとても少ない。

 アメリカでは、以前黒人が大変な差別を受けていた。そこで今では大学入学試験などにおいて黒人はかなり優遇されている。たとえば募集する新入生の一定の割合を黒人枠としてキープして黒人が入学しやすくしたり、黒人が試験を受ける際に何点かハンデを与えるという。白人の中はこの黒人優遇を「逆差別」だと言う人もいる。確か大学受験に落ちたアメリカ人の中には大学を逆差別で訴えた人もいたと思う。(この訴訟については大学在籍時にアメリカ人の弁護士から聞いた。)

 中国でもこの種の逆差別は行われていると言っていた。中国人から聞いた話だと、高校や大学の入学試験において、少数民族は少し優遇されているらしい。漢民族の生徒はモンゴル族などの人をうらやましがっていた。

 中国人の面白いのは、中国に住みついた朝鮮人を「朝鮮族」と呼んでいることだ。朝鮮族と呼んでいるということは、中国人は中国に移住した朝鮮人たちをあまり他人のように感じていないということだ。(朝鮮族と呼ぶということは、中国人は中国に住みついた朝鮮人を中国の少数民族のひとつととらえているという事だ・・・と思う。)日本では日本に移住した韓国人は「在日」と呼ばれている。例えばある外国人が数百年前に日本に住みつき、彼らの子孫が日本でずっと暮らしてきたとしても、日本では外人の子孫たちはいつまでも外人扱いされている気がする。

 日本人を良く知っている中国人なら私が話す中国語を聞けば私が日本人だと分かる。日本人の中国語には独特な発音がある。だが、日本人とあまりあったことのない中国人は私のことを中国人だと誤解する。この間ある北京の人に「あんたどこの少数民族の人ですか?」と真顔で聞かれた。私の聞きなれない中国語を聞いて「こいつは誰だろう?」と疑問に思ったようだ。

 たまに「あなた(中国の)南方出身でしょう?」とも聞かれる。日本人が話す中国語は南方訛りに似ているらしい。そう言えば上海出身の人は、日本語と上海語は発音か文法が良く似ていると言っていた。 

 日本で中国人相手に中国語で話すと、なぜか中国人は私のことを「あんた大陸から来たの?中国人でしょ?」と聞いてくる。中国人に中国人だと間違われるとなんだかちょっと嬉しい。中国語のレベルが上がったかな。
 

 

パン屋を開いた獣医師志望の大学院生

2007年06月26日 15時07分23秒 | Weblog

 北京である大学院生に会った。彼女は中国農業大学の大学院で獣医になるべく毎日勉学に励んでいる。よく分からないのだが、中国でも獣医になるには国家試験のようなものに受かる必要があるらしい。彼女は大学内にある動物病院で獣医師見習いとして研修をしている。手術もいくつかこなしているらしい。

 ある日突然、彼女はパン屋を開いたと言い出した。彼女は大学院生で専門は獣医学だし、彼女は冗談を言っているのだと思った。だが、彼女は本当にパン屋を開いていた。聞いてみると、彼女はもともとパンが好きだった。だからパン屋を開いたのだと言う。

 彼女のパン屋に行ってみた。立地はまあまあで、大学の敷地内にあった。客も入っていた。料理学校を卒業したシェフと見習い二人の三人を雇っていた。パン屋は同大学のロースクール在籍の女子生徒と共同で運営しているらしい。経営者二人(獣医学を学んでいる生徒と法律を学んでいる生徒)は、毎日交代で店番をしていた。レジなどは経営者がまず行い、店が軌道に乗ったら店長を雇うつもりらしい。(経営者は二人とも大学院生だ。まず勉強が第一なので、いつまでも一日おきに店番をするわけには行かない。)

 店で働いている見習い料理人は、中卒だ。彼らは料理学校で料理を学んでいないらしい。面白いことに、見習いのうち一人はパン屋の共同経営者であるロースクール生の弟らしい。お姉さんは大学院まで進学したが、弟は中卒だ。見習い二人は狭い店内で寝泊りしているという。行く行くは見習いをアパートに住まわせるつもりだが、今は彼らを住まわせる寮がないようだ。

 友人のパン屋ではケーキも作っていた。北京のほとんどのパン屋はケーキも販売している。しかもケーキは店内で作っている。(店内にガラス張りになった部屋があり、そこで客から見える場所でケーキを作っている。)

 友人は店内でケーキを作るだけではなく、お菓子会社と契約し、菓子を回してもらっていた。将来は店とは他に専門的に菓子やパンを作る工房を作り、店の厨房をなくしてパンを売るスペースを広くしようと思っているらしい。厨房がなくなればパンはもっとたくさん売れる。

 私が友人の店を尋ねたのは1月ごろだった。そこで、私は「2月にはバレンタイン向けにチョコレートでも売ったらどうですか?」とアドバイスをした。中国でもバレンタインにはチョコレートを送る習慣があるようなので、チョコレートを売れば売り上げは伸びるだろう。

 

(凶悪な)寄生虫フリー

2007年06月24日 23時31分49秒 | Weblog
   


 まず「寄生虫の薦めhttp://blog.goo.ne.jp/pekin55-ok/e/010ce9b600159231276bc851414203fa」を読んでください。
 
 中国にいた際不衛生な環境で食事を採っていたため、(確証はないものの)中国滞在中に自分は間違いなく寄生虫に感染したものと思っています。そこで、念のために先月コンバントリン(ぎょう虫、回虫駆除薬)を飲んだ。幸い、薬を飲んだ後、私が気がついた限りでは寄生虫は出てこなかった。

 コンバントリンで寄生虫の全てを駆除できるか不安になったため(コンバントリンはぎょう虫や回虫に有効なため、それ以外の寄生虫や原虫に有効かどうかは分からない。)、かかりつけの医者に意見を求めた。医師の言うことには、寄生虫に寄生されたかどうか確認するためにはテープを使用するほかはないらしい。朝起きたらすぐテープをお尻にくっつけ、そのテープを病院に持って行く。そして医師に顕微鏡でテープに寄生虫や寄生虫の卵がついていないかを確認してもらうのだ。

 流石にこの年になってテープをおけつに張り、それを他人に見てもらうのは生理的にいやだった。そこで、それとなく医師に「コンバントリンを飲んだし、このまま何もせず放っておいてもいいでしょうか。」と聞いた。すると、先生は「大丈夫なんじゃないですか?寄生虫に感染しそうな食べ物を食べてから数ヶ月経っても体に異常が出たり、栄養を寄生虫にとられて急に痩せたり、お尻の周りが痒くなったりしなければ、感染していないと思いますよ。」と言った。私には今のところ全くその種の症状はないのだから、このまま様子を見てみることにした。ただちょっと不安なので、念のため明日もう一度コンバントリンを飲んでみようと思う。

 寄生虫はとても恐ろしい。下手をすれば寄生虫は脳や眼球、心臓や肺などに進入し、人間に激痛を与え、時には宿主を死に至らしめる。十分に注意するに越した事はない。日本においても生野菜や生肉・生魚などを通して寄生虫に十分に感染しうる。みなさんも食事を採るときは十分に気をつけてください。

コンバントリン(ぎょう虫、回虫駆除薬)http://www.rakuten.co.jp/hourenso/473306/550823/

寄生虫減少はスギ花粉症の原因ではない
http://www.geocities.com/HotSprings/4347/paras2.htm
(「寄生虫は体によい」と言う仮説を批判。寄生虫の恐ろしさを説いている。)

恐怖の寄生虫
http://www.lifence.ac.jp/vinst/seminor1/arizono5.html
(日本においても生の食べ物には要注意。寄生虫が脳などに寄生したら大変です。)

ナマの魚に寄生虫「アニサキス」汚染の恐怖
http://www.yukan-fuji.com/archives/2006/02/post_4975.html

日立ハイテク
第3回サイエンス広告 
寄生虫感染者にアレルギー疾患はない。
インドネシアの住民が教えてくれた共生の意味。
http://www.hitachi-hitec.com/about/library/science/ad03.html

寄生虫の駆除によってアトピーや花粉症が登場
http://eco.goo.ne.jp/business/csr/lesson/aug00-3.html




純白のウエディングドレスが3000円ぽっきり

2007年06月22日 10時46分58秒 | Weblog
 中国のSuZhouと言う地方は、服飾工場が多いことで有名だそうだ。ここでは服が他の地方よりも安く購入できると言う。中国人の友人数名によると、SuZhou地方では、洋式のウエディングドレスが200元から300元ほどで売られることもあると言う。1元を15円と換算しても、200元のウエディングドレスは日本円で3000円ほどしかしない。

 友人は、SuZhouの服飾工場からウエディングドレスをまとめて何着か通信販売で購入し、北京でウエディングドレスのネットショップを開くことを検討していた。200元のウエディングドレスは、北京在住の人から見ても安いのだ。

 ざっと上海にあるウエディングドレスのショップのホームページを見て見たら、中々手頃な値段で美しいドレスが出てきた。http://www.bridalgown100.com/htm_cn/HS/HEK01.htmを見ていただければ分かるが、上海の(おそらく)有名店では一着日本円で2万五5千円くらいから、立派なドレスを購入できるようだ。値段が高いからには、おそらく200元くらいのドレスと比べて品質に多少の差があるのだろう。

 http://shop33900803.taobao.com/を見ていただきたい。このサイトにはとってもお手頃価格のウエディングドレスがたくさん紹介されている。これによると、ネット上では約200元から400元くらいのドレスが取引されているようだ。

 http://blog.hot88.cn/index.php?action/viewspace/itemid/1977これは中国人新婦の書いたブログですね。これによると、上海では現在一日150元から300元くらいでウエディングドレスをレンタルできるようです。希望すればレンタル会社がウエディングドレスを殺菌消毒してくれるようですが、他人の着たドレスを着まわしたくない、もしくはレンタルと同じ値段でSuZhouでは新しく流行スタイルのドレスを購入できる。そのため、女性の中にはわざわざSuZhouにまで出かけて行ってドレスを買う方もいるようです。

http://zhidao.baidu.com/question/3967841.htmlによると、SuZhouでは100元くらいからウエディングドレスが売られているそうです。口コミによるとドレスの品質も大変よく、丁寧に作られているそうです。ただ、市場などでドレスを買う場合、店主はふっかけてくるのでかならずドレスを値切らなければいけないと書かれています。

http://www.bride100.net/ここにもウエディングドレス等の値段が書かれています。画像つきです。

http://zhidao.baidu.com/question/23079777.html
http://life.bbs.bokee.com/ThreadTree.previous.122.114491.html
これらはSuZhouにあるウエディングドレスを専門に扱っている市場に関する記事です。中国人の皆さんは、より安くよい品を買うため、この市場に行く前にきちんと適正価格等を調べるようですね。(ちなみに、このマーケットの名前はこの記事の上部の黄色い画像をご覧下さい。文字化けしてしまうので、Gooブログ本文にはマーケットの名を書けません。)

日本にいるようなでかいカラスは意外と珍しい

2007年06月15日 14時33分14秒 | Weblog


 鳩について言えば、世界各国にいる鳩はほぼ同じ外見をしている。だが、カラスについては世界中に多種多様なものがいるようだ。

 中国の北京やオーストラリアのシドニーにもカラスっぽい鳥はいたが、日本にいるカラスよりも体格が小さく、黒一色ではなかった。シドニーにいるカラスっぽい鳥はMagpieと呼ばれている。おそらく北京で見たあの野鳥も、Magpieの一種なのだろうと思う。(Magpieの画像は http://www.sydneynature.com/birds/magpie.htmlにあります。)

 数年前は東京のそこら中でカラスを見たが、最近はめっきり見ない。ここ一ヶ月くらい東京にいるが、カラスは飛んでいないようだ。カラスがゴミを漁るから、多くのゴミ置き場のゴミにはゴミネットがかけられている。このため、餌が減りカラスが減ったのでしょうか。

 なんにしても、日本にいるような大きくてある意味立派なカラスはちょっと珍しい。カラスは渡り鳥ではないようだし、きっと、日本のカラスは日本で長い時間をかけて巨大に進化したのでしょう。

参考:鴉 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B4%89

(写真はhttp://www.sydneynature.com/birds/magpie.htmlとhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B4%89
より引用。)

エイズ検査をしたほうがいいでしょうか

2007年06月10日 18時32分36秒 | Weblog
 ショッキングな記事をまた見つけてしまいました。

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 回収紙をナプキンに、ようじ再使用も…中国紙報道

 【北京=佐伯聡士】食品の安全性に対する信頼が揺らいでいる中国で、レストランの紙ナプキン、つまようじなどに潜む様々な病原菌が健康を脅かしていることが分かった。

 中国の有力紙「南方週末」が、中国調理協会が2006年に行った調査結果などをもとに伝えた。

 同紙によると、規定では、紙ナプキンにはいかなる回収紙も使ってはならないが、実際には、低品質のナプキンに回収したゴミを漂白したものが流用されていた。製紙工場に10年勤めた男性は、「原料の中には、使用済みの生理用ナプキンや病院が廃棄したガーゼもある」と証言。恐ろしいのは色つきの紙ナプキンで、漂白剤すら使わず、ゴミを着色してごまかしただけのものがあり、大腸菌や結核菌、肝炎ウイルスなどが検出されたという。

 低価格のつまようじも、状況は同じ。海南省海口市で昨年、広東省から購入した大量の「回収ようじ」が見つかった。レストランやゴミ捨て場から回収したようじを水につけてよごれを落とし、包装し直しただけで、この種のようじからは大腸菌や結核菌以外にエイズウイルスまで検出されたという。これらの紙ナプキン、ようじが輸出されていたかどうかは不明。また、使い捨てのプラスチックのはしやスプーンなどの食器を、不十分な消毒を施しただけで繰り返し使うレストランもあるという。

(2007年6月10日3時3分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070610i501.htm

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 実は、以前中国人や中国に滞在していた人たち数人から、おぞましい噂を耳にしたことがあります。なんでも、中国では使用済みのトイレットペーパーを業者が回収し、漂白して新たなトイレットペーパーを作っているという事でした。だから、中国では安いトイレットペーパーを買わないほうがいいと数人に言われました。
確かに10元で30ロールくらい入った安いトイレットペーパーはなんだか臭いました。(特に路上に店を広げている露天で売られているトイレットペーパーはブランド品ではないし正規の品の半額くらいで売られているので、注意が必要。)安心できるトイレットペーパーは、やはり6ロールで20元くらいの物でしょうか。

 中国のトイレの排水管は細いので、トイレットペーパーを流すとトイレが詰まってしまう。だから、中国人はトイレに汚物入れを置き、その中に使用済みのナプキンやトイレットペーパーを入れ、まとめてゴミとして捨てるのです。ということは、ゴミ捨て場には使用済みトイレットペーパーやナプキンがまとめて入っているゴミ袋がたくさんあるわけです。中国にはよくゴミを漁っている人がいるので、彼らの中にはこのような汚物を専門に集めている人がいるのでしょう。リサイクルされた紙ナプキンやティッシュ、ガーゼには、女性の生理時に出る血液だけではなく、糞尿もついているということになりますね。リサイクルしてもいいけれど、最低でも殺菌消毒くらいはして欲しいものです。

 もし上に書かれていることが事実なら、私は正直エイズ検査を受けたいです。不衛生な紙ナプキンを使用したせいでエイズに感染したとなったら、とてもやりきれない。

 中国にいる外国人は、自分の健康は自分で守らなければならない。Watsonsなどの美容品店ではよくジェル状の殺菌消毒用品が売られている。レストランで食事をする時は、これで自分の使用する食器を消毒してから食事をしたほうがいいかも知れない。
 
 意外にアメリカやアフリカ出身の方の中には食後につまようじを使用する人が多い。(アメリカやオーストラリア、タイなどでは、確かつまようじは一般的ではない。皆中国に来てからつまようじを使用しはじめる。)北京オリンピックに参加する選手がもし不衛生なつまようじを使用したことでエイズに感染したとすれば、中国の評判は落ちますね。 

 日本人からすると相当ショッキングな記事ですが、中国人にとっては現実問題として切実な問題でしょう。中国のみなさんも、健康を第一に考えるのなら、名誉のためにもこのような問題をなくすよう努力をしたほうがいいのではないですか?


レストランで

2007年06月03日 10時02分00秒 | Weblog
 中国のレストランでは、基本的に席でお会計を済ませます。(混んでいる場合、例外として客は自らレジに行って会計を済ませる。)

 ウェイトレスが食事料金を請求する時、必ず食べた料理と金額が書かれたレシートを客に見せる。客はこのレシートに間違いがないか確認して、はじめて料金を払う。たまに注文していない料理がレシートに書かれていたり、合計金額が間違っていたりするので、金を払う前にレシートを確認する事は必要だ。

 中には、客が食事をしている最中にお会計を済ませるように請求してくるレストランもある。

 レストランでチップは不要だ。空港のレストランにはチップボックスがあるが、あの箱は別に無視して構わない。ただ、大きなホテルのレストランなどでは、会計の際に15%のサービス料金が加算される場合が多い。

美女と蛇

2007年06月01日 12時31分34秒 | Weblog
 チンタオにある動物園に行った。動物園で特記すべき事項二つに出くわした。

 事項一:
 動物園の正門の脇で、ある中国人の親が子供を肩車し、子供をフェンスの中(動物園内)に入れていた。入場料金をケチるため、親が子供を動物園に不法侵入させていたのだ。北京の動物園はガードが厳しいのでフェンスを越えることができないようだが、チンタオの動物園ならフェンス越えができるらしい。
 親は間違っても違法なことを子供に教えてはいけない。親が小さい頃から違法行為を子供にしつけていれば、子供は大きくなっても平気で犯罪を犯すような大人になる。

 事項二:
 動物園内に、爬虫類館兼水族館のようなものがあった。建物に入るのは有料だった。ここで2006年5月当時、「美女と毒蛇の生活展」と言う興味をそそる展示があった。建物の外のチケット売り場のあたりには、水着姿の美女が蛇まみれになっている姿の写真が貼ってあった。あの写真につられて入場券を買った客は多かったはずだ。
 珍しかったので、私はその展示を見ることにした。
 「美女と毒蛇の生活」展はたいしたことはなかった。特に美しくもない女性が、だぼだぼの作業服のような汚らしい服を着て、蛇数匹のいる小さな飼育小屋に寝転がっているだけだった。(動物園の爬虫類館に行くと、蛇は壁に埋め込まれたガラスケージに入っていますね。蛇と女性はこのガラスケージの中に入っていた。)女性はやることがなくつまらないようで、ガラスケージの中でだらだらしていました。写真とのギャップが大きかったので、拍子抜けした。
 ふと思ったのは、万が一女性が蛇から寄生虫や毒をもらった場合、動物園は女性に補償をするのかという事です。おそらく女性はアルバイトで、時給も一時間8元(日本円で130円位)くらいでしょう。動物園は蛇の歯から毒の出る部位を取り除いているはずですが、蛇小屋は薄暗く汚かったし、不衛生でした。