北京日記

北京滞在中に観たこと、エピソードや感じたことなどを紹介し、中国との友好を深めたい。

エイズ検査をしたほうがいいでしょうか

2007年06月10日 18時32分36秒 | Weblog
 ショッキングな記事をまた見つけてしまいました。

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 回収紙をナプキンに、ようじ再使用も…中国紙報道

 【北京=佐伯聡士】食品の安全性に対する信頼が揺らいでいる中国で、レストランの紙ナプキン、つまようじなどに潜む様々な病原菌が健康を脅かしていることが分かった。

 中国の有力紙「南方週末」が、中国調理協会が2006年に行った調査結果などをもとに伝えた。

 同紙によると、規定では、紙ナプキンにはいかなる回収紙も使ってはならないが、実際には、低品質のナプキンに回収したゴミを漂白したものが流用されていた。製紙工場に10年勤めた男性は、「原料の中には、使用済みの生理用ナプキンや病院が廃棄したガーゼもある」と証言。恐ろしいのは色つきの紙ナプキンで、漂白剤すら使わず、ゴミを着色してごまかしただけのものがあり、大腸菌や結核菌、肝炎ウイルスなどが検出されたという。

 低価格のつまようじも、状況は同じ。海南省海口市で昨年、広東省から購入した大量の「回収ようじ」が見つかった。レストランやゴミ捨て場から回収したようじを水につけてよごれを落とし、包装し直しただけで、この種のようじからは大腸菌や結核菌以外にエイズウイルスまで検出されたという。これらの紙ナプキン、ようじが輸出されていたかどうかは不明。また、使い捨てのプラスチックのはしやスプーンなどの食器を、不十分な消毒を施しただけで繰り返し使うレストランもあるという。

(2007年6月10日3時3分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070610i501.htm

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 実は、以前中国人や中国に滞在していた人たち数人から、おぞましい噂を耳にしたことがあります。なんでも、中国では使用済みのトイレットペーパーを業者が回収し、漂白して新たなトイレットペーパーを作っているという事でした。だから、中国では安いトイレットペーパーを買わないほうがいいと数人に言われました。
確かに10元で30ロールくらい入った安いトイレットペーパーはなんだか臭いました。(特に路上に店を広げている露天で売られているトイレットペーパーはブランド品ではないし正規の品の半額くらいで売られているので、注意が必要。)安心できるトイレットペーパーは、やはり6ロールで20元くらいの物でしょうか。

 中国のトイレの排水管は細いので、トイレットペーパーを流すとトイレが詰まってしまう。だから、中国人はトイレに汚物入れを置き、その中に使用済みのナプキンやトイレットペーパーを入れ、まとめてゴミとして捨てるのです。ということは、ゴミ捨て場には使用済みトイレットペーパーやナプキンがまとめて入っているゴミ袋がたくさんあるわけです。中国にはよくゴミを漁っている人がいるので、彼らの中にはこのような汚物を専門に集めている人がいるのでしょう。リサイクルされた紙ナプキンやティッシュ、ガーゼには、女性の生理時に出る血液だけではなく、糞尿もついているということになりますね。リサイクルしてもいいけれど、最低でも殺菌消毒くらいはして欲しいものです。

 もし上に書かれていることが事実なら、私は正直エイズ検査を受けたいです。不衛生な紙ナプキンを使用したせいでエイズに感染したとなったら、とてもやりきれない。

 中国にいる外国人は、自分の健康は自分で守らなければならない。Watsonsなどの美容品店ではよくジェル状の殺菌消毒用品が売られている。レストランで食事をする時は、これで自分の使用する食器を消毒してから食事をしたほうがいいかも知れない。
 
 意外にアメリカやアフリカ出身の方の中には食後につまようじを使用する人が多い。(アメリカやオーストラリア、タイなどでは、確かつまようじは一般的ではない。皆中国に来てからつまようじを使用しはじめる。)北京オリンピックに参加する選手がもし不衛生なつまようじを使用したことでエイズに感染したとすれば、中国の評判は落ちますね。 

 日本人からすると相当ショッキングな記事ですが、中国人にとっては現実問題として切実な問題でしょう。中国のみなさんも、健康を第一に考えるのなら、名誉のためにもこのような問題をなくすよう努力をしたほうがいいのではないですか?


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