トレース問題で活動休止中だった新田佑克さん。
今年7月(だっけ?)の「オトダマ」2巻に続き、いよいよ新田さんの代表作「春を抱いていた」の新刊が出版されました。
これまで13巻が刊行されていましたが、無数のトレースが発覚し、復刊しないままの14巻刊行という荒業。
トレースの数が多いので、常習的にやっていたことは推測がつきます。
復刊するとなると、トレースした部分を描き直さすか、もとの写真などの権利保持者に許可と取って、お金を払ったりして、権利関係をクリアにすればいいのですが、あれだけ数が多いと、どこに何をトレースしたのか作者本人すらわからないでしょう。
そうなるとトレースした部分だけの描き直しってのは事実上、不可能でしょう。 許可を取るとなると、基本的に使用料の支払いが必要だし、中には「ホモ漫画なんかに使われたくない」という人も居るだろうし、第一、許可を取ろうにも、どれだけトレースしたのかもわかりません・・・・・・ということになると、もはや、全部描き直す以外にないんじゃないのか?と思っていました。
リブレ、新田先生としては「春抱き」は人気作だし、続けたかったのでしょうけど、1~13巻がないまま、14巻以降を発行し続けるというのはさすがに無理だと判断したようです。そりゃそうですよね?新しい読者が絶対につかないってわかってるんだから、今は人気があっても、先細りでしかありません。
いざ14巻が出てみると、まさかの「最終巻」の文字。
終わるにしても、もうちょっと続けるだろうと思っていたので、この展開にはびっくりしてしまいました。
作者もこんなに早く終わると想定していなかったので、話を広げるだけ広げていて、単行本1冊という限られたページ数でどうケリをつけるんだろうと思っていたら、かなり強引にまとめていました。
なんと、大地震が東京を襲って・・・・・・。「空から隕石が降ってきて唐突に終了」「全ては夢だった」に等しい荒業じゃないですか。
アマゾンのレビューを見ると、「なんとかうまく話をまとめて」と好意的な評が多いですが、私は「安易な終わらせ方だな」と思いました。こういう終わり方か、もしくは、日常の二人を描いて「今後もこんなペースで二人はやってくのだろう」ちゃんちゃん、で終わらせる・・・・・・というのは打ち切りの漫画なんかにありがちな終わりなんじゃないかと。ま、実際、打ち切りに等しいんですけどね。
ファンの人はこれで納得してるんでしょうか?してないでしょうね。
あの作品が好きで、新田先生デザインのジュエリーとか買った人、ご愁傷様です。なんとあのペンダントのデザインもトレース(というか盗作)だったということでしたが、結局、購入者の皆さんにはちゃんと届けられたのでしょうか?
さすがに14巻は(特に描き下ろし部分は)トレースはしてないんでしょうけど、そのせいか、作画が酷かったです。背景はアシスタントさんが描いているんでしょうから、アシスタントさんのせいなのか、先生の指示が悪いのかわかりませんけど。トレースがなかったらこの程度の画力というのがバレてしまったように思います。
背景だけでなく、人物の絵もかなり酷かった。
活動休止で時間はあっただろうに、あの絵はないんじゃないかと。
まぁ、タレントの写真などから、構図をトレースしていたりしたみたいなんで、もともとヘタだったのが今になって露呈したってだけの話なのかもしれませんが。
BLを代表する漫画シリーズであることは間違いなかったわけで、作品は好きではなかったですが、こんなことになって残念です。
トレース騒動があっても、作品をまとめたことを賞賛する声は多いですが、私は新田先生は「春を抱いていた」という、流れていたストーリーをムリヤリせき止めて、強引に話を終わらせることでトレース騒動に終止符をうとうとしたように思えてなりません。その意味で、この時点でムリヤリ最終巻を出したことに対しては、「逃げたんですね」という気持ちしかもてませんでした。
今年7月(だっけ?)の「オトダマ」2巻に続き、いよいよ新田さんの代表作「春を抱いていた」の新刊が出版されました。
これまで13巻が刊行されていましたが、無数のトレースが発覚し、復刊しないままの14巻刊行という荒業。
トレースの数が多いので、常習的にやっていたことは推測がつきます。
復刊するとなると、トレースした部分を描き直さすか、もとの写真などの権利保持者に許可と取って、お金を払ったりして、権利関係をクリアにすればいいのですが、あれだけ数が多いと、どこに何をトレースしたのか作者本人すらわからないでしょう。
そうなるとトレースした部分だけの描き直しってのは事実上、不可能でしょう。 許可を取るとなると、基本的に使用料の支払いが必要だし、中には「ホモ漫画なんかに使われたくない」という人も居るだろうし、第一、許可を取ろうにも、どれだけトレースしたのかもわかりません・・・・・・ということになると、もはや、全部描き直す以外にないんじゃないのか?と思っていました。
リブレ、新田先生としては「春抱き」は人気作だし、続けたかったのでしょうけど、1~13巻がないまま、14巻以降を発行し続けるというのはさすがに無理だと判断したようです。そりゃそうですよね?新しい読者が絶対につかないってわかってるんだから、今は人気があっても、先細りでしかありません。
いざ14巻が出てみると、まさかの「最終巻」の文字。
終わるにしても、もうちょっと続けるだろうと思っていたので、この展開にはびっくりしてしまいました。
作者もこんなに早く終わると想定していなかったので、話を広げるだけ広げていて、単行本1冊という限られたページ数でどうケリをつけるんだろうと思っていたら、かなり強引にまとめていました。
なんと、大地震が東京を襲って・・・・・・。「空から隕石が降ってきて唐突に終了」「全ては夢だった」に等しい荒業じゃないですか。
アマゾンのレビューを見ると、「なんとかうまく話をまとめて」と好意的な評が多いですが、私は「安易な終わらせ方だな」と思いました。こういう終わり方か、もしくは、日常の二人を描いて「今後もこんなペースで二人はやってくのだろう」ちゃんちゃん、で終わらせる・・・・・・というのは打ち切りの漫画なんかにありがちな終わりなんじゃないかと。ま、実際、打ち切りに等しいんですけどね。
ファンの人はこれで納得してるんでしょうか?してないでしょうね。
あの作品が好きで、新田先生デザインのジュエリーとか買った人、ご愁傷様です。なんとあのペンダントのデザインもトレース(というか盗作)だったということでしたが、結局、購入者の皆さんにはちゃんと届けられたのでしょうか?
さすがに14巻は(特に描き下ろし部分は)トレースはしてないんでしょうけど、そのせいか、作画が酷かったです。背景はアシスタントさんが描いているんでしょうから、アシスタントさんのせいなのか、先生の指示が悪いのかわかりませんけど。トレースがなかったらこの程度の画力というのがバレてしまったように思います。
背景だけでなく、人物の絵もかなり酷かった。
活動休止で時間はあっただろうに、あの絵はないんじゃないかと。
まぁ、タレントの写真などから、構図をトレースしていたりしたみたいなんで、もともとヘタだったのが今になって露呈したってだけの話なのかもしれませんが。
BLを代表する漫画シリーズであることは間違いなかったわけで、作品は好きではなかったですが、こんなことになって残念です。
トレース騒動があっても、作品をまとめたことを賞賛する声は多いですが、私は新田先生は「春を抱いていた」という、流れていたストーリーをムリヤリせき止めて、強引に話を終わらせることでトレース騒動に終止符をうとうとしたように思えてなりません。その意味で、この時点でムリヤリ最終巻を出したことに対しては、「逃げたんですね」という気持ちしかもてませんでした。