五里夢中於札幌菊水 

野戦病院へ出向予定。
医療崩壊に対して国民全てと共闘を夢想。
北海道の医療崩壊をなんとか防ぎたい。

精神科医療

2007-04-13 22:58:56 | 医学
僕が医学部を目指したのは精神科医になるためでした。
兄が統合失調症で、よくしてあげたいと単純に思ったからです。

ポリクリ以外にも実習によく行きましたが、
徐々に自分の精神衛生が保たれないと感じ始め、断念しました。
(今でも精神科の教授とすれ違うと「おっす」と挨拶され、
僕のような一学生をよく覚えてるな~と関心させられます。)

ってなわけで、過去の記事にも書きましたが、
成果がはっきりわかり、病気を最後まで根治できる外科系が自分の性格にあっていると思ったっこと、
漠然と全身管理と救急疾患を診れるようになりたいと思っていたことから、
精神科とは180°違う脳外科へ入局しました。

Tai-chan先生の脳外科医たるべき器量という記事を見ると、
自分は5位のストレスをコントロールできる能力だけ突出しているな~と思います。
ということで、来月はコングレス(若手脳外科向けの教育的学会)に参加計画を立てています。
この学会若手向けなのですが、当の若手は土日、
病棟を死守しなければいけないのでなかなか困ったものです。
知りうる限り、行ってもいいよと声がかかるのは脳外科専門医受験生くらい。
実際はそうではないのかもしれないけど。

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カナダ脳外科学会会員にアンケート調査による脳外科医に必要な器量
1位 誠実
2位 やる気
3位 問題解決能力
4位 学習意欲
5位 ストレスをコントロールできる能力
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ここまではタイトルとは全く関係ないのですが、
こんな記事を見つけました。→http://blog.livedoor.jp/maimaiu/archives/50950079.html#comments
この春から米国Yaleでレジデントをされている女医さんのブログです。

「自殺率が異常に高い日本を何としてでも変えなければと、国家試験を経て私は考えた」

僕がお酒を飲んで時間を潰している間にも若者がどんどん成長しています。
自分の出来なかった仕事に取り組んでいる若者にエールを送りたいと思ったのでした。
そして自分も若者に負けていられない、頑張らねばと少し刺激になったのでした。

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