情熱大陸を見て～医師・林章敏～

今回の情熱大陸を見て、医療格差を感じてしまったのは僕だけだろうか？
完全個室の病棟、患者さん１人に対し２０～３０分もかける回診。
患者さんの表情ががらっと変わってしまうペインコントロール。
少なからぬターミナルの方を看取ってきたが、このような形で看取れることが
羨ましく感じた。

「何かお困りの事はありますか？」という言葉が僕の心に響いた。

きちんとしたペインコントロールで患者さんの残りの人生を生かしてあげられる。


医師・林章敏、４４歳。聖路加国際病院・緩和ケア科医長を務める。
　「緩和ケア」とは、日本ではまだ新しい領域。
【ガン】などの病気から発生する激しい身体の痛みはもとより、
不安、恐怖、絶望…といった精神的苦痛をも和らげ、
患者やその家族に、次の段階の治療へとすすむ勇気と生きる希望を与えることを目的とするものだ。
林は、その「緩和ケア」に積極的に取り組む、いわば先駆者である。
番組では、患者のみならずその家族にまで及ぶ"痛み"に耳を傾ける林医師に２ヶ月間密着。
最先端医療の現場を紹介するとともに、
患者や家族の苦悩を取り去ることに挑戦し続ける医師・林の姿を追う。