小難しい話が続いたので、息抜きにフードのお話。
レパシーのゲルフードが好評です。
(有)ピクタのスーさん曰く、代謝の良い三角尾びれのグッピーにはスポーン&グローが良く、
代謝の落ちるワイルドフォーム系のグッピーには、ソイレントグリーンがオススメのようです。
◆作り方は1:3程で熱湯をかけてグルグルとよくかき混ぜ、うちは冷蔵庫に入れているのですが、
常温下で固まり、プラスチックスプーンで取り分けて給餌します。
※熱湯は本当に熱い方が良く、少し温度が下がってくると固まりはするものの、練餌みたいになってしまいますのでご注意を!
◆レパシー社のゲルフードはピクタさんで購入できます。
そして、その成分が気になったので、レパシー社のHPで確認してみました。
主成分はイカミール、オキアミミール、フィッシュミール、シゾキトリウム属の藻類(油??)など。
粗蛋白 | 粗脂肪 | 粗繊維 | 粗灰分 | 水分 | カルシウム |
45.0% | 14.0% | 5.0% | 9.0% | 8.0% |
不明 |
脂質の高さは特筆すべきものがあります。
シゾキトリウム属の藻類からとれる油は魚油と比較してオメガ 3 脂肪が非常に豊富です。
どちらかというと脂肪分が高いため、幼魚や痩せてしまった個体の回復系と位置付けられています。
スピルリナ藻類、藻類ミール(クロレラ)、オキアミミール、エンドウマメタンパク質濃縮物、イカミール、ライスタンパク質濃縮物、魚類、アルファルファリーフミールなど。
粗蛋白 | 粗脂肪 | 粗繊維 | 粗灰分 | 水分 | カルシウム |
40.0% | 8.0% | 8.0% | 9.0% | 8.0% |
不明 |
スポ&グローとの比較ではタンパク質と脂質を減らし、繊維質を3%増やしています。
原料もスピルリナなどの植物性とオキアミミールなどの動物性タンパクを適度に混ぜており、アダルト~シニアフードとしても良さそうです。
昆虫ミール、ドライシーウィードミール、ココナッツミール、米ぬかなど。
粗蛋白 | 粗脂肪 | 粗繊維 | 粗灰分 | 水分 | カルシウム |
40.0% | 12.0% | 15.0% | 12.0% | 10.0% |
1.5% |
こちらは配合割合で75%の昆虫成分が入っているため、繊維が高くスポ&グロとソイレントグリーンの中間的な組成です。
◆参考までにその他の飼料成分
・アカムシ
粗蛋白 | 粗脂肪 | 粗繊維 | 粗灰分 | 水分 | リ ン |
6.3% | 0.8% | 0.3% | 不明 | 89.7% | 不明 |
ほぼ水分でアカムシは構成されています。
・おとひめ
魚粉、オキアミミール(75%)、小麦粉、馬鈴薯でんぷんなどで(16%)、その他魚油や飼料添加物(10%)など。
粗蛋白 | 粗脂肪 | 粗繊維 | 粗灰分 | カルシウム | リ ン |
50.0% | 10.0% | 3.0% | 16.0% | 2.3% | 1.5% |
という構成です。
・ウナギの粉餌
粗蛋白 | 粗脂肪 | 粗繊維 | 粗灰分 | 水分 | カルシウム |
48.0% | 4.0% | 1.3% | 17.0% | 不明 |
2.3% |
以外と低い脂肪分ででした。
◆幼魚期は高タンパク・高脂質のもので、しっかりと腹を膨らませることが肝要だと思いますし、成魚の特に♂になれば、タンパク質の要求量も下がるため、繊維成分が高めなタンパク質、脂質を落としたものを給餌したいです。
あたゲルフードを作る際にはかなり高温でなければならないので、もう少し低い温度でゲル化するものを是非お願いしますm(__)m
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