2016年10月12日(水)、今日は朝から良い天気なのでマイカーで外出しました。一関市大東町摺沢の国道343号線と国道456号線の交差点の内側にある民家の庭にバラ(薔薇)が沢山植栽されているのですが、今は少ししか花を咲かせていません。カンブンという名の食品店に立ち寄ったのですが、そこの駐車場から「バラ屋敷」を見たところ、黄色い中菊が花を沢山咲かせていました。
キク(菊)キク科 キク属 Chrysanthemum morifolium
日本にはキクの野生種が沢山あるが、栽培のキク(菊)については、中国から渡来したものであることに疑いはない。キクの祖先は中国の北部に自生するチョウセンノギクと、中部に自生するハイシマカンギクの交雑品から出発し、唐の時代には園芸品が存在したらしい。日本には奈良時代には伝えられたと考えられている。
キクの品種改良が急速に進んだのは江戸時代で、大小さまざまなタイプのキクの品種が生まれた。栽培ギク(家ギクとも呼ばれる)は頭花の大きさによって、大菊、中菊、小菊の3つに分けられている。(大菊=省略)
中菊は直径9㎝以上。一重や八重、千重のほか、一重の中心の筒状花が大形になった丁子咲きがあり、地方によって独特な花形が発展した。江戸では一度開花した花が折れ曲がったり、乱れを見せる江戸菊(狂い菊)ができ、京都では細い花が上へほうき状に立ち上がった嵯峨菊が生まれた。嵯峨菊が乱れて下方に垂れ下がったタイプが伊勢菊で、三重県松坂市を中心に育成された。熊本には一重で端正な花形の肥後菊がある。(小菊以下省略)[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]