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初心者向け音質改善プロジェクト その2

2015-06-01 09:00:23 | 修理・技術
前回に引き続き堀田がお送りしております、こちらの初心者向け音質改善プロジェクト。
さて、前回音質改善にはどの拡張子を利用するのかが重要というお話を致しました。

『mp3』は音質が悪い。
それはなぜなのかといえば、データ容量を軽くするためにデータを圧縮しているから。
データが軽くなるならいいじゃん?
と、思いがちですが、そのために音質を低下させているわけですね。
データが軽い=データを圧縮=音質低下
つまり、音質を改善させるためには、CDのデータを圧縮せずに取り込むのが理想です。

おすすめなのは以下の2つの拡張子。

『wav』
ウェーブ(もしくはウェブ)と読む、Windowsの標準音楽ファイル形式です。
非圧縮でデータを取り出した時などに使用されます。
圧縮されないので、CDとほぼ同じ音質になるので、
高音質な状態になるわけですね。
デメリットとしてはやはり容量の大きさ。
mp3と比べると容量はがっつり大きくなってしまいます。
また、アーティスト情報などのタグ情報が入れられません。

もうひとつが『FLAC』
フラック、と読みます。拡張子表記は.flac
こちらは非圧縮ではなく「可逆圧縮音源」というものです。
え?圧縮するなら音質が落ちるんじゃないの?
と、思いがちですが全く違います。
可逆圧縮音源とは、「展開・伸張をすると圧縮前の状態と完全に等しくなる圧縮方法」で圧縮された音源のこと。
簡単にいうと、ぎゅっと圧縮したデータが傷一つなく全く同じ状態で元に戻るようにしてある音源です。
mp3などは圧縮したデータを元に戻そうとすると傷だらけなので音質劣化、と思っていただくと、
違いがよくわかりますね。
メリットはwavよりも容量をわずかに下げることができること。
また、タグ情報が入れられること。
デメリットは、iTunesを代表する、Apple系音楽ソフトはflac非対応なこと。
なかなか大きいデメリットですね…iPhoneなどをご利用の方は、flac対応のソフトを使用していただいたりすることで対応できますが、iPodだとなかなかそうも行かない…。
その場合は『ALAC』アップルロスレスを使用しましょう。

とはいえ、実はiPodはそのままではあまりスピーカーなどの性能は良くないので、
持ち運びが前提の場合ALACでも十分なほどなのですが…。

拡張子ですが、インポートを行うときに選択します。
つまりもう既にmp3で取り込んでしまったものなどは、再度取り込み直さないといけません。
非常に手間では有りますが、音楽が好きならそれを行うだけの価値があるでしょう。
是非、お試しいただきたいものです。


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