
今年は、春めいてきてからも不安定なお天気が続いて、冷え込む日も多いように感じます。
冷え込む日が続くと...沈丁花の花が長持ちしているように見えて、そのことは嬉しい出来事です♪
2日に1度くらいのペースで、玄関ポーチの沈丁花を切って...
リビングルームの出窓に飾っています。
室内にほどよく優しい香りが漂って.。.:*・゜
桜が開花する頃には、多分我が家の沈丁花は散ってしまうのでしょうね...
今日ご紹介するのは、沈丁花を活けている小さな壺のお話です。
素焼きのようにも見えますが、中はきちんと防水の処理がされていて丈夫です。
「Miel de Romarin」と手描きで書かれているのは、フランス語でローズマリーのはちみつ、という意味です。
素朴な雰囲気の中に、ほんの少しフランスらしい洗練された気配が漂って...私のお気に入りなのです。
他にも、ラベンダーと菩提樹があったのですが、使い続けているのはローズマリーのもの...
はちみつを食べ終わった後も、大切に使い続けていますよ...
![]() | ![]() 沈丁花の小枝を活けるのにぴったり....。.:*・゜ そう気付いたときの嬉しかった気持ち、何年経っても よく覚えています。 もう少し正確に言うと...30年くらいですね... |
![]() 蓋を閉めるための、くぼみや溝などが無いところも 壺の美しさを引き立てているように感じます。 | ![]() |
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![]() 優しい笑顔を思い出します....。.:*・゜ 蜜蜂をこよなく愛し続けて、いつでも愛おしそうに いろいろと、お話をして下さいました。 フランス語初心者の私でも、何の遠慮?もなく... 話し続ける様子から、あぁこの方は蜜蜂を心から愛して はちみつを大切に大切にしているのね... いつもそう感じていました。 この壺に入っていたはちみつは、滑らかなクリーム状で 風味豊かなものでした。 美しくておいしいはちみつの思い出です♪ 小さなスプーンで、何種類もお味見をさせてくださり 私が「C’est très bon !」と言うと、目を輝かせて あれもこれもと次々とご自慢のはちみつのお味見を 勧めてくださいました。 お陰で... C’est délicieux. C’est excellent. C’est divin.などなど 「おいしい」のバリエーションを覚えることができました。 はちみつ屋さんのご主人のお気に入りの褒め言葉は C’est divin! でしたっけ... この言葉は、日常1番使わない「おいしい」でした... けれどね。 | ![]() |
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桜の開花を待ちながら...はちみつのことに思いを馳せたりする私でした...
はちみつ屋さんのご主人は、今の私と同じくらいの年齢だったような気もします。
生涯をはちみつとともに...そんな方でした。
「フランス人は意地悪...」そう言う方々もいますが、わたしはいつもそうかしら???と
不思議な気持ちで「意地悪」の言葉を聞き流していたような気がします。
私がたくさんのはちみつの中から、1番のお気に入りは「クリーミーなMiel de Romarin」と
お話してからは...いつの間にか私のことを「Madame Romarin」と呼びかけてくださるようになりました。
そうそう、ご主人は「日本のはちみつも素晴らしい、おいしい。」そう度々言ってくれていました。
桜のはちみつがお気に入りだとか....。.:*・゜



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