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Passy with ひな & Coco

思いつくままに綴るPassyの日々
春と秋の薔薇園めぐり
四季折々の花々
(=^・^=)(=^;^=)との暮らし

名残りの沈丁花.。.:*・゜そして...はちみつのお話.。.:*・゜

2024-03-26 | 心に花を



今年は、春めいてきてからも不安定なお天気が続いて、冷え込む日も多いように感じます。
冷え込む日が続くと...沈丁花の花が長持ちしているように見えて、そのことは嬉しい出来事です♪
2日に1度くらいのペースで、玄関ポーチの沈丁花を切って...
リビングルームの出窓に飾っています。
室内にほどよく優しい香りが漂って.。.:*・゜
桜が開花する頃には、多分我が家の沈丁花は散ってしまうのでしょうね...
今日ご紹介するのは、沈丁花を活けている小さな壺のお話です。
素焼きのようにも見えますが、中はきちんと防水の処理がされていて丈夫です。
「Miel de Romarin」と手描きで書かれているのは、フランス語でローズマリーのはちみつ、という意味です。
素朴な雰囲気の中に、ほんの少しフランスらしい洗練された気配が漂って...私のお気に入りなのです。
他にも、ラベンダーと菩提樹があったのですが、使い続けているのはローズマリーのもの...
はちみつを食べ終わった後も、大切に使い続けていますよ...



本帰国の時にも、しっかりと持ち帰り...
 沈丁花の小枝を活けるのにぴったり....。.:*・゜
 そう気付いたときの嬉しかった気持ち、何年経っても
 よく覚えています。
 もう少し正確に言うと...30年くらいですね...

壺の口は、蝋で封印されていたので
 蓋を閉めるための、くぼみや溝などが無いところも
 壺の美しさを引き立てているように感じます。


おなじみだったはちみつやさんのご主人の
 優しい笑顔を思い出します....。.:*・゜
 蜜蜂をこよなく愛し続けて、いつでも愛おしそうに
 いろいろと、お話をして下さいました。
 フランス語初心者の私でも、何の遠慮?もなく...
 話し続ける様子から、あぁこの方は蜜蜂を心から愛して
 はちみつを大切に大切にしているのね...
 いつもそう感じていました。
 この壺に入っていたはちみつは、滑らかなクリーム状で
 風味豊かなものでした。
 美しくておいしいはちみつの思い出です♪
 小さなスプーンで、何種類もお味見をさせてくださり
 私が「C’est très bon !」と言うと、目を輝かせて
 あれもこれもと次々とご自慢のはちみつのお味見を
 勧めてくださいました。
 お陰で...
 C’est délicieux. C’est excellent. C’est divin.などなど
 「おいしい」のバリエーションを覚えることができました。
 はちみつ屋さんのご主人のお気に入りの褒め言葉は
 C’est divin! でしたっけ...
 この言葉は、日常1番使わない「おいしい」でした...
 けれどね。





桜の開花を待ちながら...はちみつのことに思いを馳せたりする私でした...
はちみつ屋さんのご主人は、今の私と同じくらいの年齢だったような気もします。
生涯をはちみつとともに...そんな方でした。
「フランス人は意地悪...」そう言う方々もいますが、わたしはいつもそうかしら???と
不思議な気持ちで「意地悪」の言葉を聞き流していたような気がします。
私がたくさんのはちみつの中から、1番のお気に入りは「クリーミーなMiel de Romarin」と
お話してからは...いつの間にか私のことを「Madame Romarin」と呼びかけてくださるようになりました。

そうそう、ご主人は「日本のはちみつも素晴らしい、おいしい。」そう度々言ってくれていました。
桜のはちみつがお気に入りだとか....。.:*・゜

 雨の1日になりそうです...






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