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【連載:パソコン選び】第2回:CPUとメモリ

2011-10-23 | パソコン

これからパソコンを購入する方へ向けて、
パソコンを選ぶときには何を見ればいいの?
という疑問にお答えします。

今回は「CPU」と「メモリ」です。

まずは「CPU」(シー・ピー・ユー)です。
CPUは日本語にすると「中央演算処理装置」です。

つまり、パソコンの処理速度に一番関係する部分です。
処理速度と言っても、ピンとこない方もいらっしゃると思いますので、
これを料理に例えてみます。

例えば、10人分のシチューを作ることになったとしましょう。
手元には、一度に2人分作れる鍋と、5人分作れる鍋があったとします。
さて、どちらを使うと、より速く10人分のシチューが作れますか?
答えは、「5人分の鍋」ですよね!

ここでいう、「2人分の鍋」は、処理速度が遅いCPU、
「5人分の鍋」は、処理速度が速いCPU となります。
パソコンでは、電源を入れてからデスクトップ画面が表示されるまでの時間、
何かをクリックしてから、そのクリックしたものが表示されるまでの時間、
というものが、処理速度になるのです。
これは速い方がいいですよね!
遅いと待ち時間も長いですし、「未だかな?」と思って何度もクリックして
しまったりがあります。何度もクリックすると、その分余計に時間がかかります。


CPUを作っている会社は、主に2社あります。
「インテル」と「AMD」です。
このどちらからのCPUが、各メーカーのパソコンに搭載されています。
なので、どこのメーカーのパソコンを買っても、CPUを作っている会社は
同じなんですよ!

その中でも主に「インテル」のCPUを採用している機種が多いです。
※「AMD」のCPUを採用しているものは、価格重視の機種が多いです。
 激安なパソコンは、AMDが多いですね。

さて、「インテル」のCPUと言っても、その種類は様々です。
下の図を見てみましょう。



上の図は、2011年10月現在の、インテルの主なCPUの種類です。
今年に入った頃から「Core i3 / i5 / i7」という種類が主力ですが、
昨年までは「Pentium Dual-Core / Celeron Dual-Core」でした。

上の方が処理速度が速く、下の方が遅いです。

教室で行っている講座内容であれば、「Pentium Dual-Core」や「Core i3」といった
CPUで十分な処理速度です。
それより高性能なCPUは、たとえばパソコンでビデオ映像の処理をするといった、
より負荷がかかることをパソコンでしたい、と思えば、「Core i5」「Core i7」が良いでしょう。
ただ、高性能になればなるほど、パソコンの価格も高くなります。

ちなみに、教室に置いているパソコンは、「Core i3」というCPUのものになっています。

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次に、「メモリ」についてです。
「メモリ」は、パソコンの処理を一時的に記憶している装置です。

何のために必要かというと、パソコンを起動すると、画面にあらゆる情報が
表示されますが、その情報、実は「メモリ」に一時的に記憶しているから
表示されているのです!

このメモリの数が少ないと、一時的に記憶する場所も少ないので、
何かをしようとすると、その記憶している情報をいったん消して、
新たな情報を記憶して表示する、ということになってしまいます。

そうすると、消したり記憶したり、という処理の時間がかかりますので、
少なければ結果処理速度が遅く、多ければ速い、ということになります。

メモリは「2GB」や「4GB」というものであらわされています。
※「GB」は「ギガバイト」と読みます。

数字が多ければ多いほど良いのですが、「2GB」が標準ですね。
「4GB」あれば、余裕があって、より良いです。

ちなみに、教室のパソコンは「4GB」のメモリになっています。

このメモリについては、増設することが可能です。
※例)2GBを4GBにすることができます。

ただし、ビスタをセブンにしたパソコンは、増設はほとんどできません。
それは、そのパソコンが「2GBまで」という制限があったりするからです。
※機種ごとに異なるので、担当講師にご相談下さい。

このメモリもCPUと一緒で、作っている会社は数社ですので、
各メーカーは、どこかの会社から購入して、自社のパソコンに
取り付けています。

というわけで、今回は「CPU」と「メモリ」でした。

ここまでで気づいた方もいらっしゃると思いますが、
CPUとメモリは、パソコンのメーカーと関係ないんですよね!
なので、どこのメーカーのパソコンを買っても、中身は同じ、
ということになるのです。

次回は、「HDD(ハードディスク)」について学びましょう。




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すごい!! (水10・S)
2011-10-23 23:28:48
よーくわかる説明前回から楽しみにしています。
数年前に買い替える際「Core2duo」が良いという事で現在に至っていますが・・・。
どんどん早くなっているのですね。
まだ不自由は感じていないのですが・・・?
又次回も楽しみにしています。
水10・S 様へ (匠の技)
2011-10-25 00:26:09
CPUは、年々進化しています。
3~4年前には高性能だったものが、今や低速の状況です。

パソコンを買う時は”1年で3万円分使う”と思って買いましょう。

そうすると、3~4年で9~12万円になります。
その頃が替え時です。

高額なパソコンを買うより、そこそこの価格のパソコンを買って、
頻繁とまではいかないまでも、3~4年で買い替えた方が良いでしょうね!

パソコンも機械ものなので、故障もしますし・・・

リアルタイム。 (水10・S)
2011-10-25 00:40:07
丁度タイミングバッチリ。
パソコンがなくてはならない私にとっては、
先生がたよりですね・・・=^_^=
何かとお世話掛けますが長いお付き合いをよろしく・・・です。
今のところこのPCちゃんは優秀です。
きっと先生の魔法の手にカカッタ?せいだと。
御世話はこれからも続く事でしょうが見捨てないでくださいね・・この不真面目な夫婦ですが・・・(^_-)-☆
遠くでも (縞々)
2011-10-25 09:58:45
月謝なしで勉強できてうれしい~ また待ってます

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